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第二新卒の私が選んだのは、アクセンチュアのITコンサルタントでした

アパレルメーカーの販売からITコンサルティングの世界へ

社会人としての第1歩をどこへ踏み出すべきか、多くの就活生は考え悩みます。ファーストキャリアがその後の人生に大きな影響を与えるのは確かです。しかし学生時代に下したひとつの結論が、これから待ち受ける未来を決めてしまうわけではありません。自分の気持ちに忠実であろうと思うなら、軌道修正はいつでもできるからです。今回紹介するMio F.もそうした経験を経て、アクセンチュアで成長の手応えをつかんだひとり。彼女のキャリアヒストリーを紐解いていきましょう。


<プロフィール>
アクセンチュア株式会社
インタラクティブ本部
ビジネス・テクノロジー コンサルタント
Mio F.

2014年、大学を卒業後アパレルメーカーに就職し、百貨店で販売職を経験。15年、アクセンチュアに転職し、テクノロジー コンサルティング本部所属のソリューション・エンジニアに。同本部で基幹業務システムの開発・運用、新旧システムの移行支援などのプロジェクトを経験後、18年からはインタラクティブ本部で小売業を対象としたデジタルトランスフォーメーションに従事している。


Mio F.が大学を卒業した2014年は、長らく続いた就職氷河期が終わり、企業の採用ニーズが戻りはじめたころ。とはいえ、内定が取れても1つか2つという学生も珍しくない状況。近年の状況と比べると、厳しい就活を強いられていました。

Mio F.:売り手市場とはほど遠い状況のなか、あるアパレル企業から内定をもらうことができました。海外発のファッションブランドを扱うアパレル企業です。外資系的なフラットでオープンな社風だと聞き、迷うことなく入社を決めました。

入社後、数年間は店舗スタッフとして販売経験を積み、実績を上げた社員を本社スタッフとして登用するというのがこの企業の方針と聞いていました。それは将来的に本社勤務を望む彼女にとって、大きなメリットだったといいます。なぜならアルバイトで培った接客経験を生かしすぐに実績を出せると考えたからです。

Mio F.:以前から接客は好きでしたから、むしろ店舗で販売職を経験できることを喜んだほどでした。

店舗で経験を積み実績を出せば、いずれ本社で活躍する道が開ける。そう信じて、百貨店内の直営店で働きはじめましたが、理想と現実のギャップにさいなまれるまで、それほど時間はかかりませんでした。

Mio F.:当時、店舗に配属された新人の仕事に、1店舗あたり数千枚にのぼる紙の顧客カードを整理する作業がありました。しばらくご来店実績のないお客様のカードと、新しく加わったお客様のカードと入れ替える作業です。毎週、何時間も時間をかけて行うこの作業に疑問を持った私は、上司も頷いてくれると信じて「うちもこの作業をIT化できたらいいですよね」と話しかけたことがありました。

とくに上司と議論したかったわけではありません。ただ、もしこの作業をシステムで効率化できれば、空いた時間を接客に費やすこともできるし、ひいては店舗の売上にも貢献できると思い発した言葉だったと彼女は振り返ります。しかし上司から返ってきたのは意外な反応でした。

Mio F.:「紙で管理したほうがお客様の温かみが伝わるから。この管理方法でいいんだ」と、真剣に取り合ってもらえなかったんです。

いまとなっては、彼女が入社1年目の新人だったからまともに取り合ってもらえなかったのか、ほかに理由があったのかはわかりません。しかしこうした発言は、少なくともこの会社では好まれないということだけはよくわかりました。この後も同じような経験を何度もしたからです。

Mio F.:私は疑問を感じると、口にせずにはいられない性格。ですから疑問が解消されない状態が続くと、どうしてもフラストレーションが溜まります。それで疑問が湧くたびに、指示の意図や目的を教えてほしいとお願いしましたが、納得できるような答えが返ってくることはほとんどありませんでした。仕方なく上司の意を汲もうとがんばるのですが、あくまでも想像に基づく努力なので、周囲の期待に添えないこともしばしばです。さすがに、厳しい就活を乗り越えるためとはいえ、企業が求める人物像に歩み寄り過ぎて、自分に合わない企業を選んでしまったと考えざるを得ませんでした。

彼女は、入社から1年半後、意を決して転職活動に踏み出します。彼女が次に選んだ企業こそ、第二新卒採用に積極的なアクセンチュアでした。


半年にわたる導入研修。必死にかじりついて知識を吸収

彼女とアクセンチュアの出会いは、ある転職サイトで見かけたお勧め記事のなかにあった「第二新卒可」という文字に目が留まったことがきっかけでした。

Mio F.:特定の業種や職種に狙いを定めた転職にはリスクを感じたので、当初は多様なお客様と接点を持つ人材業界や広告業界を中心に見ていました。当時、コンサルティング業界はまったく念頭になかったのですが、第二新卒も受け入れてくれると書いてあります。以前にも増して外資系企業のカルチャーに魅力を感じるようになっていたこともあり、あまり深く考えず軽い気持ちで挑戦してみることにしました。

書類応募後、ほどなくして彼女の手元にテクノロジー コンサルティング本部で選考を行うという返事が届きました。半信半疑で面接に足を運んだものの、彼女はすぐにアクセンチュアに自分が望む環境があると感じたといいます。

Mio F.:面接で業務内容を聞くうち、自分の性格に合った仕事だと強く感じました。その時点でお客様が抱える経営課題をITで解決するプロセスに、私自身がどう関わっていくかまで、イメージできたわけではありません。でも、問題の本質から目をそらさず、突き詰めていくことの大切さを教えられ、少なくとも、自分の気持ちを偽らず正しいと思えることに取り組めることはよく理解できました。心強いことに、プログラミングスキルもコンサルティング技術も新卒同様の手厚い導入研修で学べるといいます。面接官に「ぜひ挑戦したい」と気持ちを伝えてその日は帰りました。自分の可能性を信じようと思ったんです。

そんな彼女のもとに念願の内定通知が届いたのは約1カ月後のこと。この日を境に新たな挑戦がはじまりました。

Mio F.:急いで退職の算段を整え、アクセンチュアへの入社手続きを済ませた後、6カ月にわたる導入研修がはじまりました。同期は数十人。4、5人で1チームにわかれ、仲間たちとともにさまざまな課題に取り組みました。最初はわからないことだらけで、心が折れそうになったこともありましたが、私には諦めるという選択肢はありません。それは同期たちも同じだったようで、チームメンバーと助け合い、研修講師となった先輩社員のサポートのもと必死に食らい付き知識を蓄えていきました。

この導入研修で彼女は、ビジネスマナーから、業界知識やビジネス英語、ソフトウェア開発技法、個別アプリケーションの特性まで、幅広い知見を習得していきました。教えてもらうというよりは、自ら貪欲に吸収する姿勢が強く求められる研修でした。

Mio F.:いまにして振り返っても非常にタフな経験だったと思います。とはいえ、ビジネスや技術に関する知識だけでなく、同期との連帯感やこの世界でやっていくんだという覚悟もできました。いまでは、かけがえのない体験をさせてもらったと感じています。

研修を終え、最初に配属されたプロジェクトは、基幹業務システムSAPを活用した製造業の販売管理システムの運用でした。一般に座学の研修と現場での実践の間には、大なり小なり落差があるものですが、上司の的確なサポートもあってプロジェクトへの導入は比較的スムーズだったといいます。

Mio F.:最初の上司は私のレベルに合った開発を割り振ってくれたので、配属直後から研修で学んだことを生かすこともできましたし、やりがいと成長の実感を味わうことができました。上司の指示をまっとうできるようになると、徐々にタスクの目的を伝えられ、やり方は任せてもらう機会も増えていきます。途中、対処に苦慮することがあっても、助けを求めればチームメイトが手を差し伸べてくれますし、プロジェクトの外にはさまざまな相談に乗ってくれるキャリアカウンセラー(※アクセンチュアでは、社員一人ひとりに、業務上の上司とは別にキャリアカウンセラーがついて、社員のキャリア構築を支援します)がいる安心感もあります。だからこそ、前職で感じたような不安や不満を感じることなく成長することができました。

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