1
/
5

バイオインフォマティクス×Society 5.0研究のDX(デジタルトランスフォーメーション)とは【役員対談】

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

取締役COO 金:前回は、生命科学とデータサイエンスの融合がつくり出すバイオエコノミー市場について、会話しましたね。”Bio is the new digital”と期待が膨らむ一方で、それ以前の問題として日本はDXが遅れていると指摘されています。

代表 山口:DXは2004年に提唱された「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という考え方です。2018年に経済産業省が「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」を発表しました。そこには、多くの日本企業が老朽化し複雑化したITシステムを抱えていて、2025年までにシステム刷新を推進しないと、2025年以降に最大12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

出典:経済産業省ウェブサイト(https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_01.pdf

取締役COO 金:経済産業省のHPにも「文書や手続きの単なる電子化から脱却」と掲げられていて、「手続きを圧倒的に簡単・便利にし生産性を抜本的に向上させる」としていますね。具体的に、補助金でイメージしてみると、「申請者が申込書に記入し郵送し、申請受付担当者が押印しスキャンし審査へ回し記録をPDFに変換して保管する」は単なる電子化ですね。申請自体をオンラインで行えるシステムが整い、さらには、審査や効果検証のスピードが向上し、助成金のあり方自体がブラッシュアップされていくのがDXですね。

代表 山口:ポストコロナで目指すべき社会を考えると、あらゆる業界が当てはまります。アメリエフの社名の由来である「研究の効率を上げる」という概念と通じるところもあります。まずは、人の手による作業を自動化するなど「業務の最適化」を行い、次に、蓄積したデータを活用した未来予測による価値創造を実現することで、全体として「研究成果を社会実装する効率を上げる」イメージです。

研究開発のDX

代表 山口:生命科学研究の現場では、実験機器から紙に印刷されて出てくる測定データをノートに転記していた時代から、電子情報として記録されるようになり、機器付属のシステムでデータ解析もできるようになりました。さらにバイオインフォマティクス技術によって、世界中の研究成果が蓄積・公開されるようになったことで、単なる電子化から、徐々にDXが進んできています。

取締役COO 金:大きな企業では、SIerに基幹システムを構築・保守してもらうのが一般的だと思いますが、ベンチャーでは、チャットツールのSlack、メールとカレンダーと文書処理のG Suite、会計システムのマネーフォワードなど、SaaS(Software as a Service)を使うのが当たり前になっていますね。アメリエフでも、SaaSを利用しない業務はほとんどありません。

代表 山口:研究現場では、コミュニケーションや文書管理にSaaSが利用されていますが、研究自体でSaaSが利用されている例はまだ少ないのが現状です。DXを阻む具体的な要因として、扱う情報の機密性、大容量のデータサイズ、測定情報の多様性、そして、それらの複数の研究結果を統合的に分析する難しさがあると思います。

生命医療データが起こす革新

取締役COO 金:一方で、近年新しいタイプの生命医療データがどんどん生みだされています。シーケンス技術を利用し得られた網羅的分子データ、国家規模の前向きコホートのデータ、センシング技術を利用し得られたモバイルヘルスデータ、どれも大容量かつ多様で正確なデータと言えます。

代表 山口:アメリエフは「生命医療のビックデータ」が、医学や創薬、ヘルスケアや農林水産業を、根底から変革していくと確信していますし、そのような未来では、研究開発のDXは必須です。バイオインフォマティクス技術とR&Dシステム開発技術をベースに、ビックデータによる価値創造を実現する技術開発に取り組み、研究開発のDXにチャレンジし続けたいと思います。

アメリエフ株式会社's job postings
2 Likes
2 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
If this story triggered your interest, go ahead and visit them to learn more