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子供のPTA活動は顧客のリアルな感覚に触れられる場。見たもの経験したこと全てを仕事に生かして顧客目線でマーケティングをディレクションする北澤麻衣の仕事術

こんにちは!アーキタイプの採用担当米原です。
インタビュー第5弾はアーキタイプLead Business Architect北澤麻衣さんに
アーキタイプに入社したきっかけや今後の展望についてインタビューしました!

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Profile
北澤麻衣(きたざわ・まい)

1996年編集プロダクションのビッグベン入社。ビジネス書の執筆・編集業務に携わる。
1998年電通テック入社。新たに開設されたプロモーショナル・マーケティング部配属となり、顧客データ分析やCRMに出会う。電通インターネット・ビジネス局に出向し、電通のインターネットビジネス、ダイレクトビジネス関連部門にアナリストとして従事。
2004年電通イーマーケティングワン設立時から参画。2007年からは営業本部長、執行役員として、現場とマネジメントを経験。グループ会社であるインターロジックスでも常務として経営とシステム領域に携わる。
2013年 アーキタイプ入社。大企業の新領域開発を支援している。

——本日はよろしくお願いします!まず麻衣さんの今までの経歴についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

新卒から2年間は編集プロダクションで本を書いていました。当時は本当に二徹三徹が当たり前の働き方をしていたので、将来、結婚、出産となった時にこの働き方を続けるのは難しそうだなと思って、父の勧めもあり電通のグループ会社を受けてみることにしたんです。

編集プロダクションでマーケティングの本を担当したことがあり、また当時まだ珍しいCRMに携わっていたので、合併して出来たばかりの電通テックで、新設のマーケティング部署に配属されました。とはいえ、今では考えられないと思いますが、当時はまだ一人1台パソコンがない時代で、かつ消費者のデータも郵送のアンケート調査が主でした。行動データ集め、さらにはFAXで送られてきたデータのエクセルへの打ち込み直しなど、そんな地道な作業もやっていましたね。

それが2000年を超えて、外資系や金融のお客さまを中心に、顧客の行動データを取り扱うようになって。そんな中、私は小売り流通、消費財等のデータに触れることも多くて、この時の経験が自身のUSP(ユニーク・セリング・ プロポジション)になっていると思っています。

その後、データオリエンテッド/デジタルなアプローチが注目されるようになって、電通イーマーケティングワンができるわけですが、ここでもオンラインマーケティングを専門にやっていました。途中インターロジックスというグループのシステム会社に出向して常務をやったりしながら、電通イーマーケティングワンには2004年から2013年の間在籍していましたね。アーキタイプには2013年の9月から入社しました。


——アーキタイプのことは昔から知っていたんですか?

アーキタイプとは2つの接点があって、1つはアーキタイプ代表の中嶋が、私が電通インターネット・ビジネス局にいた時の先輩だったんですよ。そして、もう1つ、電通イーマーケティングワン時代にアーキタイプと一緒に開発事業もやりました。

(中嶋)淳さんとはインターネット・ビジネス局時代から半年に1回くらい飲みに連れていってもらって、色々と悩みを聞いてもらってました。その後、体調を崩したのを契機に、「電通イーマーケティングワンを辞めて少し休みたいと思っているんです」って話を淳さんにしたら、「長期で休むと仕事の勘が狂うだろうから、ちょっとの間うちにおいでよ」って言っていただいて、ちょっとのはずがそのまま7年います(笑)。


——実際にアーキタイプに移ってからはどうですか?

アーキタイプでは、現場での仕事が多いので、楽しいですね。
電通イーマーケティングワンにいた頃は、マネジメントの仕事が年々多くなって、現場に出る機会が減っていました。マネジメントの仕事って憧れがあるかもしれないけど、当時まだ若かったので、怒ること、謝ることがすごく多くて精神的に負担がかかっていました。今はそれがないのがすごい楽です(笑)。

あ、それと電通イーマーケティングワンは女子が多かったんですけど、アーキタイプに入った当時、現場の女子は私1人だったので、それはすごい違和感でした。なんかもう、そもそも朝行ったときの景色が全然違うなって思いながら生活していました(笑)。


——景色(笑)。たしかに女性は少ないですよね。アーキタイプのメンバーに麻衣さんのことを聞くと「相手の懐に入り込む力がすごい!」と絶賛の声をよく聞くんですが、その力はどこで培ってきたんですか?

もともとコミュニケーションは得意なのと、多くの場合チームに女性が私1人しかいないから、クライアントに確実に顔と名前を覚えてもらえていたことがあるかなと思います。

あと、電通時代の上司から言われてずっと心にあるのが「プロジェクトのキーマンである年上の人だけでなく、自分と同世代の人達と密にコミュニケーションをとるようにしなさい。自分と同世代の人たちが将来重要なクライアントになるよ」という言葉。

キーマンだけが大事なんじゃなくて、同世代の方達とコミュニケーションをしっかりとっておくとそのプロジェクトが円滑に進むだけでなくて、中長期にわたってそのクライアントさんとお付き合いする可能性が高まるのはその通りでした。

このアドバイスはずっと大事にしていて、大人になった今は後輩の子に、同じように伝えています。


——ずっとCRMの業務を担当されてきていて、どうですか?やっぱり、編集プロダクションで執筆していた頃と実務では全然違いましたか?

そうですね、実際にやってみると本を作っていた時の知識とは全然違いましたね。
初期の頃は行動データが世の中に流布してない時代だったので、環境的にも周辺理解も整わないことが多かったですし。
だから、世の中にCRMが定着して、分析がエクセルからSASになり、さらに多量のデータをAIでと対象データやツールが変わりやれることが増えていって、今「あの時望んでいたこと」が普通にできるようになったなぁと思ったりします。


——CRM業務を行う上でこれは大事だな〜と感じていることってありますか?

出てきたデータから得られたファクトをどう人に転換させていくかってことがすごく大事だと思っています。その感覚を研ぎ澄ませるために会社の人だけでなく、社外の人とも積極的に話すように心がけています。

例えば娘は今、中学生ですが、幼稚園や小学校時代はPTAに参加して、何にも知らない顔で娘のお母さんとして座っていると、仕事場では出会えないような人たちから色んな話を聞けてすごく興味深かったです(笑)。

やっぱり私たちがクライアントを通じて相対する顧客って、こうしたことを仕事にして常に最新事例に触れている人たちではなく、まさにPTAに参加しているような一般の方たちなので。「タブレット入力とかIT活用とかがみんなにとって普通じゃないよ?」という顧客側の感覚は常に持っていないと、施策が空回りするな、というのは今までの経験から感じています。


——私生活でも仕事に役立つ情報がないか、常にアンテナを張っていらっしゃるんですね。そうなると、オンオフの切り替えがなくて全然休めてないんじゃないですか?

電通とかアーキタイプの仕事って、日頃から新しくワクワクすることを純粋に溜め込んでいった方が、デスクで一生懸命考えるより良い発想につながるように思います。だから自分がすごい楽しいと思うことを具現化するためにはどうしたらいいんだろうって、常に考える。

アーキタイプに入ってから、それがさらにオープンイノベーションの現場だったら、技術的にもこう変えられるじゃない?と新しい扉を開けた気がします。アンテナを張るのは苦なく面白がってやっていますね。


——麻衣さんはキャリアをガッツリ築きながら、子育ても全力なところがすごいなと思いました。どのように両立されていたんですか?

当時は35を過ぎると高齢出産と言われていたので、33歳の時に「多分ここで産まなかったらもう一生産まないな」と思って出産を決意しました。
産んだ後大変だったかと言われると、大変は大変なんですけど、私は仕事でつらいことがあると子どもで息抜きができたし、育児で切羽詰まると仕事で息抜きができたから、2つの場所を持てたという点はすごい良かったなと思っています。

ただ、イーマーケティングワン時代は役員としての業務が多くて、時間的にはいっぱいいっぱいの中で子供の行事も欠かさず行っていたので、実際やってはいるんだけど、記憶としては覚えきれていなくて、子供の成長過程としてすごく勿体なかったなと思っています。
なので、小さいお子さんを持つお父さん、お母さんにはその時間はもうどうやっても巻き戻せないから、子どもとの時間はしっかり取った方が良いよと伝えたいです。


——出産後はすぐにお仕事に復帰されたんですか?

クライアントから、「僕は電通イーマーケティングワンにお金を払っているんじゃなくて、北澤さんにお金を払っているから、担当は北澤さんじゃなきゃ払わない」と言われて、育休取らずに産休だけで戻ったんですよね。評価していただいたことは個人的には嬉しく思っているんですけど、会社的には個人に偏りすぎていて良くなかったよなぁとか。育休とらずに復帰してしまったので後輩の女の子にも迷惑かけてしまったなあとか、もし時間を巻き戻せるならしっかり休めばよかったとちょっと後悔しています。
でも、その頃のクライアントさんからは時折「北澤さん、今どこにいるの〜?」とお仕事いただいたりしてるので、その時の私の頑張りは個人的にはちゃんと報われている気がします。


——クライアントとの深い繋がりや信頼関係って、どのように築いていったんですか?

1つはシンプルにクライアント側から見た成果・結果をきちんと残すことだと思っています。繰り返しお仕事をご依頼いただくのにはここは欠かせません。

もう1つは、そのプロジェクトの成果はクライアントのものであると心から思っています。自分のパフォーマンスで自分がどう見られるかということより、電通育ちだからですかね、黒子として、常にクライアントファーストで働いています。


——大企業である電通グループの中の人としてやるお仕事と、アーキタイプの人としてやるお仕事って結構見られ方だったり仕事進め方とかも変わったりしましたか?

変わりますね。やっぱり今は電通って看板がない分、私自身をどう紹介したらいいんだろうというのは考えますね。新しいクライアントさんは、アーキタイプの名前を知らないことも多いし、もちろん私のことも知らないので、「この人で安心」って思ってもらうために、プロジェクトのスタートは気が張ります。

領域的に横文字やカタカナが多くて、その内容をお互いがどこまで共有できているかも測りにくいので、いかにそれをみんなが共有しやすい、わかりやすい言葉に変換して説明できるかということに、最初は特に気を使います。単純だけど、この人の話はわかる、と思って聞いていただけて初めてスタートですから。
AIとかスマートシティとか。実際にどういう生活シーンに置き換えるとわかるんだろうってことを考えながら、その人にとって身近な例に引き寄せて話すようにしています。ドラマとかわかりやすそうなものはいくつかネタとしてストックしてますよ。


——では最後に、これから麻衣さんがアーキタイプでやっていきたいことや、今後の目標・展望を教えてください!

これから先って、よっぽど頑張らないと明るい未来が築けそうもない気がしていて。
私には世の中を変えるまでの力はないけれど、それを担うクライアントをどうサポートしたらいいんだろうという気持ちを持って、各プロジェクトに携わっていきたいです。自分に子どもがいることもあって、彼女たちが大人になったときに楽しく生活できるような社会を作り出せる一助になれればいいなって思っています。

淳さんも話していた気がしますが、人々がより暮らしやすくなるために、今ある技術、新しい技術がきちんと生活に落とし込まれるような仕事の仕方をしていきたいですね。
例えば百貨店とか、小売流通ってちょっと今閉塞気味だったりしますけど、コロナ渦を経て人ってやっぱり買い物は好きなんだな、と感じていて。だとしたらその文脈を小売りさんとどう具現化できるかな、と。そこにはやはり新しいイノベーションが必要だと思うので、それを作り出してくれるスタートアップの人たちと手を組んで、クライアントに新しい未来を創る、みたいなことができるといいなと思っています。

仕事は楽しんでやる、というのが信条なので、これからも楽しみながら企(たくら)んでいきますよ。


麻衣さんありがとうございました!

アーキタイプでは大手企業の新規事業創出支援をはじめ、多様なキャリアを描ける環境をご用意しています。

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