もつ鍋会を経てAzit初デザイナーとしてやって来た、僕の入社ストーリー【Azit Members Story】

はじめまして。今年9月からAzitのデザイナーをやっている酒井と申します。
前回の人事のあみさんにはじまり、第2回目は僕がつとめることになりました。
この記事を通して、もっとAzitのことを知ってもらえればいいなと思います。


小学生時代の、強烈なマーチングの記憶

僕は子供の頃から身体が弱く、小学校低学年ぐらいまで病院通いの生活を送っていました。ですが、体が弱いなりに普通の生活を送っており、おはスタやポケモンが好きな何の変哲も無い子供だったと思います。

僕の通っていた小学校では3年生の終わりに「課外活動」という名の部活に必ず入らなければいけない制度があり、大抵の子が陸上部(帰宅部)に入部していました。僕も例に漏れずそうするつもりでいたのですが、当時一番仲の良かった友達がこんなことを言いだします。

「俺はマーチングをやるよ」

マーチング???と思いながらも僕はとにかくその子と一緒に居たかったので、よくわかっていない状態で入部を決断します。これが僕の幼少期を決定づける選択になろうとは思ってもみませんでした。

そもそもマーチングってなに?という方に説明をすると、楽器を吹きながらマスゲームのように動き回り、曲や動きの完成度を競うハードな芸術競技です。

これがものすごくヤバイ。
休日もおはようからおやすみまで練習し、全国大会を目指すガチ部活だったのです。よくテレビで流れている厳しい部活動そのもので、先生が「帰れッ!」と言うと生徒が泣きながら「やらせてくださいッ!」と食い下がるような世界観です。

なぜこんなに厳しいのかというと、とにかく時間が無いんです。春から動き出して、夏の大会までに約8分間の曲と数百枚のドリル(自分が何をしながらどこに動くか)を実践できるようにしなければいけません。そもそも最初は楽器を吹けるようにならないといけない。炎上案件のイカれたスケジュール感です…

練習では、頭でどうこうする時間の余裕はないので、体に叩き込みます。楽譜は歌って覚えて、ドリルは景色で覚えます。チームでの一体感が重要なため、自分だけではなく周りも見なければいけません。

僕はこの経験から、まずは体を動かすところからはじめることが得意で、あれこれ考えるよりもまずやってみることで気づくことが多いです。そして、みんなで一体感を持って何かをすることが好きです。音楽や団体競技をやっている方なら経験があると思うのですが、全体が一つになって調和する瞬間があります。それがとても好きです

終わってみれば全国大会に3年連続で出場し、良い賞をいただくことができました。なんだかんだ楽しかった思い出ですが、未だにドリルを覚えきれずに大会本番を迎える夢を見ることがあります。トラウマです。そのせいか中学では楽器をやめてテニスをはじめます(笑)


大学受験に失敗、そしてオンラインゲームとの出会い

中学までは真面目に勉学に励んでいたのですが、希望していた高校に入学すると勉強を全くしなくなり、テニスと学校行事に全力を注ぎます。注ぎすぎて3年生の秋に部活動と学校行事が終わると、勉強ができない僕だけが残りました。胸にすっぽりと穴が空いてしまった感覚で、今さら勉強をする気持ちも湧かず、周りが勉強をしている中でただボーッとしていました。

そんな時、仲の良かった友達がこんなことを言ってきます。

「最近オンラインゲームにハマってるんだけどお前もやらない?」

オンラインゲーム???と思いながらも、とにかくやることもなかったので「やるやる!」と言っていました。これが僕の今後の人生を変える選択になろうとは思ってもみませんでした。

僕がこの時出会ったのは「リネージュⅡ」というゲームです。このゲーム、界隈では実生活に支障を来すほどハマってしまうと有名で、やり込むにはかなりの時間を要します。当時ほとんどの教科で赤点を記録している状態だったにもかかわらず、さらにゲームにハマってしまったので、受験では志望した4つの大学全てから不合格通知が届きます。適当に選んだ受かりそうな大学だったにも関わらず全部落ちたので当時は絶望しましたが、まぁ当たり前ですよね。

書いていてひどいヤツだなとは思うのですが、落ちたからといって働く意思も全くなく、浪人(ネトゲ)生活に突入します。浪人生活中は4畳の自室に引きこもり、朝から翌朝までゲームをする生活を送っていました。お金がなかったので「リネージュⅡ(月額3,000円)」は卒業し、この時は「FEZ(月額無料) 」という別のゲームにハマっていました。ゲームの中で友人ができてしまうと、さらにのめり込むようになります。

ゲーム内には本当に多様な人が存在します。実生活では学生だったり主婦だったり社会人だったり…素性が本当かどうかはわかりませんが、そこには確かに人が存在していて、実生活に居場所がなかった僕にはとても心地が良い空間でした。正直ゲームのおかげで正気を保っていられたと思います。

ある日、ゲーム内のチャットで僕が浪人生であることを告げると、ゲーム仲間の一人がこんなことを言ったんです。

「良いなぁ若いって。なんでもできるじゃん。俺は後悔しかないわ」

その方は当時30代後半で、普段はサラリーマンとして働いていました。全く興味のない領域で仕事をしていることがとても辛いとボヤいていたのを覚えています。「お前は好きなことやれよ」と言われて「働けてるだけ良いじゃん、こちとらクズやぞ」とも思ったのですが、ネット上のハンドルネームしか知らない友人の言葉には他の大人とは違う不思議なリアリティがあって、初めて真剣に人生について考えようと思いました。

やりたいことを真剣に考えた時、そもそも諦めてるけど「憧れの仕事」って何だろうと思いました。もう殆ど詰んでいる人生なんだし、逆に夢を見ても良いのでは?

「もし、いろいろなハードルがないのであれば結局僕は何になりたいんだろう」

そこで思いついたのが「デザイナー」という職業です。


デザイナーってめちゃカッコイイな…!

デザイナーってカッコイイですよね。未だにデザイナーの方に会うとカッコイイなぁと思います。自分の作ったもので誰かを幸せにできる憧れの職業です。デザイナーになるにはどうしたらいいんだろう?

僕は絵が全く描けない。けどデザイナーにはなりたい。そして今できなくても学校に入りさえすればやれる謎の自信ならある。そうだ!入試にデッサンがない大学に行こう!そうして入学したのが名古屋学芸大学 映像メディア学科です。この学科は写真・映画・CG・サウンドなど映像に関わる全てのものを学習でき、中にはデザインの授業も存在していたため、何かしら学べそうだと選んだ学校です。なにより入試にデッサンがない(重要)。

結果論ですが大学で学んだことはデザイナーになった今、本当に生きてきていると思います。デザインをそのまま勉強していたらわからなかっただろうことを学べ、それが僕の強みになっていると思います。大学4年間では写真を基礎から学んだり、映画の撮影やシナリオを書く勉強をしたり、アニメーションを制作したり、全然知らない酒井家の墓を勝手に掃除したりしました。大切な思い出です。

大学4年の12月。ポートフォリオは完成したものの、大学で学んでいたことが楽しくて、就職というより大学院に進もうかなと思っていました。そんな時、ある会社が学校にWEBデザイナーを探して集団面接を行いに来ます。それが僕が新卒で入社するNHN JAPAN株式会社でした。

今でこそLINE株式会社として有名になっていますが、当時はHANGAMEというオンラインゲームをメインに扱うゲーム会社で、まさに僕のためにあるような会社でした。周りはデザイン科の学生ばかりで、映像科から受けているのは僕だけでしたが、オンラインゲームへの愛を伝えると、なぜか内定が出ます。僕は気づくと大好きなオンラインゲームの会社で夢だったデザイナーになっていたのです。タイミングと運が良すぎてこのとき全ての運を使ったんじゃないかと思いました。


全く通用しなかった1年目からcomicoのUIデザイナーになるまで

会社に入社したのは良かったものの、当然ながらデザイナーとして全く通用しませんでした。

自分の作りたいものしか作ってこなかったので、デザインのことを何もわかっておらずボコボコにされます。さらに周りは中途入社のデザイナーばかりだったので、自分の作ったものを隣に並べられるたびに死にそうになりました。初めてもらったWEBデザインの仕事は、できなさすぎてほとんどを優しい先輩デザイナーに作ってもらい、泣きそうになったのを覚えています。正直トラウマです。

この事件の後しばらくデザインの仕事がもらえず、会社の公式Facebookページの中の人のサポートをする仕事をしていました。なんだよそれ。そんな中でも腐らずデザインに向き合えたのは大好きなゲームの会社で憧れのデザイナーになれたからだと思います。この頃は業務が終わった後に先輩が作ったデータをこっそり見て技術を盗み、いろいろなデザインを作れるように勉強していました。とにかく不甲斐ない状態から早く抜け出したくて必死でした。

2年目になると、毎日仕事をくださいと上司に言い続けていたためか、少しずつデザインの仕事をもらえるようになります。そんな中、社内で立ち上がったのが「comico」という漫画サービスです。現在は大きなサービスになりましたが、立ち上げ当初は縦読みの漫画をアプリで読む文化は無く、代表が社内向けに漫画を紹介しながらサービスの説明をしている時のなんとも言えない雰囲気は未だに記憶に残っています。当時はまだ数人しかメンバーがおらず、専属のデザイナーがいない状態で、グロースするにはデザイナーが1人欲しいと言われていたようです。そこに固定の仕事がなくヒマだった僕が入ることになります。立ち上げ2ヶ月後のことです。

ここからcomicoのデザイナーを約5年間務めました。本当にあっという間でした。最初は好きなゲームの仕事ではなかったり、うまくいかないこともあって苦しいことも多かったです。でもサービスが大きくなっていって世の中に影響を与えることができたこと、知らない人が電車やカフェで自分が作ったものを触っているところを見られたこと、チーム一丸となってサービスを作ってその中でデザイナーとして頼ってもらえたこと、何よりユーザーと一緒になってサービスを作ることができたことが嬉しかったです。

デザイナーという肩書きでしたが作家さんと組んで漫画を作ったり、書店に営業に行ったり、本当にいろいろなことをさせてもらいました。サービスを作る楽しさを教えてもらったと思います。特にアプリのUIはiOS・Android共に1人でデザインをしていたので、エンジニアの方達とも深くやり取りをさせてもらい、得難い経験をさせてもらいました。量もかなりこなしていたのでタフになったと思います。

ただ、本当にいろいろなことを経験させてもらった分、この5年間で僕の中ではやりきった感がとても強くなっていました。業務も運用がメインになり、なんとなく安定した環境で目標を失って危機感を感じていました。

Azitと出会った、「モツ鍋の会」

2017年の年末に参加したデザイナー向けのミートアップで、たまたま隣に座っていた肌の綺麗な男がAzitでPMを務める小田でした。緊張で黙りこんでいた僕に気さくに話しかけてきてくれ、帰り際に「デザイナーを集めてモツ鍋を食べる会をやっているので誘いますね」と言ってきます。なんだそれはと思いながらも参加したことがAzitとの出会いです。

当時Azitは六本木のマンションの一室のようなオフィスに入っていて、ザ・スタートアップという感じでした。comicoは社内発でしたので、この時初めて本物のスタートアップに触れて驚いたことを覚えています。オフィスの生活感が凄かった笑 これが会社?という感じです。

ですがモツ鍋を食べた帰り、初めてCREWを使ってみて単純にすごいと思いました。若くて少ないメンバーでしっかりとサービスを提供していたし、品質も高かった。ドライバーさんに話を聞いてみても、とても愛されていて良いサービスだと思いました。オフィスとのギャップがすごくて好印象でしたね。それからも何度か小田が社員と会う機会をくれ、話を聞いているうちに僕も協力したいという気持ちになりました。

最終的にAzit入社の決め手となった、3つの理由。

まずは人
僕を認めて誘ってくれた小田、デザインに理解があってビジョンに共感できた代表の吉兼、とにかく力強いオーラを放っていたCOOの須藤(笑) 他にも驚くほど優秀な社員が全力で働いていて、とても一体感がありました。ただただ楽しそうで、僕も仲間に入れて欲しいと思えたことが1つ目の理由です。

そしてサービス
CREWはとても素敵なサービスで、掲げる世界観に共感しました。持っている課題も他では聞いたことがない特殊なもので難易度も高い。もし僕のデザインがその課題を解決する力になって、CREWの目指す世界を作る一助になれれば最高だと思いました。それが僕の新しい目標になったからです。

最後は直感
頭では一応迷っていたのですが、誘われた後はマーチングやオンラインゲームの時のように、気づいたら「やります」と言っていました。この選択に間違いはないんじゃないかと勝手に思っています

また、これは入社してからわかったのですが、人を非常に大切にする社風なので、家族の体調が悪い場合などがあれば家族を優先することができます。僕のような既婚者でも安心して過ごすことができる点も非常に良いところだと思います。


Azitでやっていることと、今後やりたいこと

AzitではCREWのアプリUIデザインを主にやっていますが、CREWに関するデザインであればなんでもやっています。例えばリファラルアンバサダー企画やアプリストアのスクリーンショットの画像制作、イベント用のパネルやチラシ制作、AndroidアプリやドライバーアプリのUI改善など。リリースの関係で現状出せないものが多く、残念です。

※AppStore向け画像 (ダウンロードはこちらから)

今後はアプリのデザイン改善に注力し、ライダー・ドライバーのUXを最大化していきたいです。そのために優秀なエンジニアと意見交換をしながら、1つのチームになって一緒にアプリを作っていきたいと考えています


こんな人と働きたい

" 一体感を持ってCREWを良くしていける人と働きたいです "

僕は良いサービスは良いチームから生まれると思っています。お互いに良い部分は褒め、改善できる部分は指摘し、一緒に働くことを楽しめる誠実な人と一緒に働きたいと思っています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
少しでもAzitやCREWに興味を持っていただけましたら、ぜひ気軽にオフィスに遊びに来てください。
お待ちしております。

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『すべてのクルマで移動できるとしたら、な未来を目指して』 Azitはモビリティプラットフォーム「CREW」を開発するスタートアップです。 CREWは、クルマを社会全体で所有する時代に向けて、「信頼関係が育まれるコミュニティ」と「最適な需給バランス」を提供する、モビリティプラットフォームです。 ▼代表吉兼のインタビュー記事 運賃は自由に決める。平成生まれベンチャーが進める「モビリティ革命」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56473 ▼メディア露出 〈日経新聞〉配車サービスのAzit、9億円調達 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34904780T00C18A9000000/ 〈bouncy〉新しい移動の形? 誰かのマイカーを呼び出せるスマート送迎アプリ「CREW(クルー)」 https://bouncy.news/38305 〈日経X TREND〉「C2Cのピュアな関係」が支える“相乗り”サービスのCREW https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/casestudy/00009/00010/?i_cid=nbpnxr_index
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