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誰のためにデザインをするのか?〜UIデザイナーから見たCREWの魅力〜


酒井亮太(リードデザイナー)

2012年NHN JAPANに新卒入社。HANGAMEのデザインを経験後、マンガアプリcomicoのUIデザインを最初期から行う。2018年9月にAzitに参画し、CREWという社会的意義の大きいプロダクトでリードデザイナーを担当している。

吉澤 華蓮(デザイナー)

帝京大学経済学部観光経営学科在学中。 最強のデザイナーを目指し、Azitと学生とフリーランスの三足のわらじで奮闘中。


はじめに

こんにちは、Azitでリードデザイナーをしている酒井です。

先月末に開催した「駆け出しデザイナーMeet up!Design&Collaboration」というイベントの中で、プロダクトの魅力や、Azitのデザイナーとして働く魅力を紹介する機会を頂きました。

このイベントをきっかけに、さらに1人でも多くの方に魅力を知って頂きたいと感じ、イベントでお話した内容をベースに、私達デザイナーの考えや想いを記事にしました。

私達が今やっていること

Azitのデザインチームは2名体制です。このチームで、Azitのコーポレートに関わるデザインとドライブシェアアプリのCREWのデザインの両方の領域を管掌しています。今回はその中でもCREWのデザインにおける3つの特長をご紹介させてください。

- UIデザイン
- 地方創生
- コミュニティ

UIデザイン

Azitでは、トップダウンでデザインの依頼が降りてくるような縦割りで進める形ではありません。
デザイナーもアジャイル開発に取り組んでおり、エンジニアとスクラムを組んで1チームでアプリを作っています。

関係部署を集めてユーザーに向き合うので、意見交換が可能で、様々な意見を取り入れることができます。デザイナーとしてその意見を取捨選択し、上流からデザインを作れることが魅力です。

CREWは、デザイナーだけでUXについて考えるのではなく、社員全員でUXに対しての意識を持っています。前提として、CREWはアプリだけで完結する体験というものが少ないため、UXをUIデザイナーだけで担保するのは難しいです。

実際にユーザーと触れ合うスペシャリストが4部門ほどあり、プロダクトチーム含む全員が、CREWで提供できるUXに向き合う状態が良いと感じています。

みんなで、『CREWってどんなことを実現したいサービスなんだっけ?』について考えることを、当たり前としている姿勢や、入社する前からこうした考え方が土壌にあるのは、Azitらしいなと思います。

地方創生

CREWはさまざまな地方において、移動手段の不足を補完するために、地域特性に合わせたサービスを展開しており、地方創生という部門が存在しています。

直近では、鹿児島県の与論島や、栃木県の那須塩原市・那須町などで実証実験を行っており、その際に利用するポスターやチラシの作成依頼を地方創生チームから頂き、以下のようなものを作成しました。


コミュニティ

アーリーフェーズのスタートアップにコミュニティチームが存在することは少ないですが、弊社には存在しており、それが私達デザイナーにとっても大きな魅力だと感じています。

ユーザーと頻繁にコミュニケーションをとっているため、たくさんの情報をいただけますし、コミュニティチームの協力のもと、制作物を早い段階からユーザーの方に実際に使ってもらい、反応を見ることができます。

CREWのデザインをする上で、なくてはならない存在です。
例えば、コミュニティチームと連携して車内に掲示するポスターを作成しました。ドライバーが気持ちよくドライブできるようになることが目的です。

その一例が、吉澤の作成した以下のポスターです。

吉澤からの補足

(左:過去のデザイン/右:現在利用中)

当初のデザインは、CREWのテーマカラーを利用して全体的に淡めの色を配置していましたが、以下の3点の理由から新たなデザインのポスターを制作することになりました。

・暗い車内では、文字が全体的にぼやけて見える
・黄色いアンダーラインやイラストの肌色が見えづらい
・推奨される行動と、非推奨の行動を比較して並べたが、結果としてイラスト数が増えてしまい、逆に分かりづらくなってしまった。

その後作り変えたポスターのデザインが右側になります。具体的に変更を加えた点は以下の3点です。

・テキストは黒字のみに変更
・リード文を目立たせるための下線は青に変更
・イラストは肌色を利用せず、暗い車内でも見えるような想定の配色に変更


前提、リニューアル前のデザインに問題があった訳ではありません。
都内では夜の時間帯にサービスを提供しているため、暗い車内を想定すると、その状況に合わせたポスターのほうが汎用性が高い且つ、見ていただきやすいというメリットがありました。


実際に暗い会議室の中で貼ってみて比較するなど、誰のためのデザインか何度も確認しながら今回のポスターを作成しました。

CREWでデザインをする魅力

私が感じるCREWでデザインをする魅力は、大きく3つあると考えています。

- 熱いユーザー
- 優秀なメンバー
- チャレンジ

熱いユーザー

冒頭で少し触れたコミュニティチームに紐づきますが、彼ら主導で、運営の私達とユーザーの方で定期的に座談会を開催しています。

こうした場で様々なお話をする機会があり、熱量の高いユーザーの方が非常に多いことを実感しています。

私達が作っているプロダクトに対して『もっとこうしたほうがいい!』という意見を積極的に頂いており、中には私達に伝えたいことをまとめ、提案書のような資料をくださる方もいらっしゃいました。
それほどの熱量で、私達のプロダクトに向き合ってくださるユーザーの方の存在は非常に大きいです。

デザイナーとして、『この人達のためにデザインをつくるんだ』と強く感じることができる、大きな魅力ポイントだと感じています。

優秀なメンバー

Azitはまだ小さい会社ながら、非常に優秀なメンバーが集まっています。

大手やミドルベンチャーで、事業部の責任者を担っていたり、マネージャーとして活躍していたり、組織づくりを経験していたり、それぞれの領域から信頼の置ける心強いメンバーが入社しています。

そういった部門のスペシャリストと意見を交換しながら、一緒にデザインをつくることができるのは、デザイナーとして成長できる環境だと感じています。

チャレンジ

CREWのような謝礼モデルのサービスは世界を見渡しても類似するものがほとんどありません。

デザイナーとして、日本でそういった文化を作るところから関わることが出来るのは、難易度は高いですが、やりがいは大きいと感じます。

誰のためにデザインをするのか

基本的にユーザーのためです。

過去、代表の吉兼に『このデザインどう思いますか?』と意見をもらいにいった事がありました。
その際、自分ではなくユーザーから直接意見を得た方が良い、という回答をもらいました。

それはつまり、会社として1次情報を取りに行くことを重要視する考えがあります。

また、コミュニティをつくるチームが、このフェーズの会社に存在していること自体珍しく、
そこをデザイナーが活用させて頂けることが何よりありがたいです。
こうした機会があることで、誰のためにデザインをしているのかを見失わないようにしています。

アプリデザインの中で意識すべきUXとは

CREWにおけるコアなUXはアプリから離れたリアルなドライブ体験の中で生まれます。アプリはその体験を阻害せず、ドライブに集中できるようにする必要があります。そのためには、アプリは「透明」である必要があると考えています。

私たちがユーザーに届けたいのはアプリの使い勝手ではなく、CREWで得られる体験です。

例えばアプリの挙動が遅かったり、混乱するUIがあると、体験ではなくアプリに意識を取られてしまいます。

体験の中で、そうした違和感が発生しないよう、自然に使えて、自然と終わる、という体験を実現できればCREWが提供したいUXに集中することができると考えています。
実際はまだまだ実現できていない部分が多いですが、チーム一丸となって改善に取り組んでいます。

もちろんアプリ自体が魅力的なデザインである必要もあると思っています。ただ、デザイナーとしてそこは当たり前に考えるところだと思っているので、私としては上記のような意識を持つように心がけています。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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