今回は、2019年2月にブリーチにジョインし、わずか1年でバックオフィス全般の管理を任された的山敦宏さんをインタビュー!法曹志望からファイナンスへの挑戦や今後のキャリアビジョンについて語ってもらいました。
的山敦宏(Atuhiro Matoyama)/管理部
早稲田大学法学部卒業。大学在学中は裁判官になることを目指し、司法試験に向けて勉強。大学卒業後も地元に戻り司法試験に向けて勉強を続けていたが、夢に見切りをつけて就職することを決意。2019年2月に株式会社ブリーチに入社後、バックオフィス全体の業務を管理。現在はIPOの準備に注力している。
裁判官を志してから10年間、熱中し続けたからこそできた最良の選択
ーー的さん、今日はよろしくお願いします!早速ですが、的さんってどんな人なのか教えてください!
よろしくお願いします!
よく周りの人からも言われるんですが、僕は”これだ!”と思った事に迷わず飛び込んで、とことん熱中するタイプなんですよ。そんな中で一番真剣に取り組んだ事が、司法試験に向けた勉強なんです。実は裁判官になることが夢でした。
ーー裁判官!?ブリーチっていろんな人がいますね...、目指したきっかけってなんだったんですか?
これはよく聞かれる質問です笑
中学2年生のときに”尊属殺重罰規定違憲判決”を社会の資料集で知って、裁判官という職業に興味を持ち始めたのがきっかけなんです。
どんな判決なのかはここでは省略しますが強く興味・関心が湧いてきて、僕の性格上とことん熱中するタイプなので、もう中学2年生の段階で自分は法学部にいき法律を学ぶぞ!と決意してました。
高校の時には裁判所に見学なんかも行っていて、法律に関することに積極的に参加してました。
ーーさすがとことん熱中するタイプですね!大学卒業後、さらに1年間司法試験に向けて勉強していたと聞きいたんですが、周りの人が就職活動をする中で、もう1年頑張ることに不安はなかったですか?
全く不安がなかったといえば嘘になりますが、今もその当時も最善の選択をしたと思っています。
卒業したばかりの時は、大学1年から司法試験に向けた勉強に取り組んでいたにも関わらず学生の間に結果を出せなかった悔しさと、まだまだやり切れていないという気持ちが強かったです。
だから卒業後の1年間、学生の時よりさらに勉強漬けの毎日を送っていました。結果は伴わなかったものの、ここで自分が納得いくまでやりきることができたので、これまでの夢を諦めることも、新しい道を選択することにも迷いはなかったです。
これは憶測になりますが、大学卒業してそのまま就職していたら結果を出せなかった自分にしっかりと向き合うことなく、将来に対するビジョンももやもやした状態で働いていたと思うので、最良の選択だったと思っています。
「何も決まっていないからこそ、なんでもできる。」未経験からファイナンスへの挑戦
ーー新しい道を選択する決意をした時の、就職活動の軸ってなんでしたか?
就職活動をする際、夢は諦めたとはいえ”自分の能力で社会に活かせるものは何なのか”と考えたときに、結局法律の勉強をひたすらやってきたのでその知識しかなかったんです。実際、法務のような職種は未経験での募集っていうのがほとんど無くて、学んだものを活かせる場所を探すのに苦労しました。
だから、「だったらどんな職種であっても自分が一番興味がある企業を探そう!」と思い立って、多方面への就職活動をすることにしたんです。
ーー学んだことを活かせる場を探すのはなかなか難しいですよね。多方面での就職活動をしていた中で、なぜブリーチを選んだのか教えてください!
いろんな会社を見てきましたが、ブリーチに惹かれたのは、まずメンバーの優秀さでした。ブリーチには様々なことを学んできたメンバーがいて、自分にもいい刺激になると思い興味を持ったんです。
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ビジネスモデルも革新的で、シェアリング型統合マーケティング事業だからこそ身に付けられるマーケティング力にも惹かれました。だから、実はもともとグロースハッカーで面接を受けに行ったんですよ笑
でも面接時に経歴を見てくれて、管理部に興味ないかと言ってくれたんです。正直「興味」という軸で就職活動をしていたけど、可能ならば学んだことを活かせる職種に就きたいと心のどこかで思っていました。だから応募とは違う職種だけど、僕にとっての最善の提案をしてくれたブリーチに感謝しています。
ーー管理部配属が決まって初めは経理の仕事をしていたんですよね。ファイナンスへの挑戦のきっかけってなんでしたか?
先にも述べたように、これまで本当に法律の勉強しかしてこなかったから、就職活動をはじめた段階で”何をしたい”とか、”将来こうなっていたい”ってものがなかったんです。
ただ、僕はその状況に対してどちらかといえばポジティブなとらえ方をしていて、何も決まっていないなら、何でもできるなって笑
そんな中で一番魅力を感じた職種がファイナンスに携わることだったんです。お金の流れの管理を行うということは経営者と同じ視点を経験することができるので、将来「起業したい」とか、これがやりたいって事が明確になった時に必要であろう経験を、若いうちに身に着けたいと思ったのがきっかけです。
IPOの準備から見えてくる”会社創り”
ーー実際にどんな仕事をしているのか教えてください!
ブリーチにおける経理・財務として、簡単にいうと会社のお金のすべてを管理しています。
現金の管理から始まり、請求書の対応、仕訳の入力、銀行とのやり取りとか・・・
大手の会社では経理の業務が数年間現金管理のみの場合もあったり、知識や経験がなければ携わることの出来ない専門性が高い職種と思われがちなんですが、僕はそんな事はないと思うんです。必要なことは事業を理解できているかどうかで、きちんとそこを理解することができれば未経験でも十分挑戦できる仕事だと僕は思います。
だから、僕の感覚的には細かいタスクは違えど、そんなに事業部と違うことをしているわけではないと思っていて、ただ会社を成長させるための方法が「広告運用」か、「お金の流れの管理」かというだけ。僕は「お金の流れの管理」をして会社の成長に貢献しています。
ーー仕事のやりがい・魅力ってなんですか?
僕は入社から1年で経理業務の大部分を任せてもらえていることに、責任感とやりがいを感じています。この仕事をしているからこそ業務を通して会社全体の動きを数値を持って把握することができるので、会社の成長を一番身近に感じられる環境ではないかと思っています。
会社全体の数値が動くということは何かしらの要因があるので、その要因を知りたいから自然と市場調査をしたりするんです。それこそ事業を立ち上げたい人にとっては一番知っておかなきゃいけない部分だと思っていて、ブリーチでは任せてもらえる仕事がたくさんあるからこそ、業務を通して自然と学ぶことができるのが魅力的だと思います。
ーー上場を目指すブリーチですが、IPOの準備って具体的にどんなことをしているんですか?
具体的なところでいうと、経理業務を1円の誤差も無くこなすことのできるフローの作成だったり、承認フローを確立することだったり、意外と地味な業務が多いです笑
自分もIPOに関してはまだまだ勉強のまっただ中だからたいしたことは言えないけど、IPOは社外の人々に自社の拡大だったり、ひいては経済の拡大に参画してもらうことが重要なんです。ブリーチも現在の事業をスタートしてから圧倒的なスピードで成長を遂げていますが、今後さらに「世界を照らす」偉大な企業へと成長を続けていくためには、自分たちの力のみでは必ず足りない部分が出てくると思います。
そんなブリーチに対して是非とも協力したい!と思っていただけるような”会社創り”を進めていて、IPOの準備は全てがここにつながっているんです。
会社とともに成長していくために、今挑戦していくこと
ーーIPOの準備含め、会社全体を見ている的さんからみて、ブリーチにはどんな人が多いと思いますか?
ブリーチには自走できる人が多いと感じていています。任された仕事を思考すること無くこなしていく人がいない印象で、みんな常に何かに挑戦しているように思います。
これは僕が所属する管理部であってもそうで、ブリーチは自分のやりたいことや将来のビジョンに対して真剣に向き合ってくれて、さらに学ぶ環境を用意してくれるからメンバーがやり切れるんじゃないかなって思うんです。
自分が未経験ながら一年で経理・財務の大部分を任せていただいているのも、会社が学びの環境を用意してくれたからで、ただ、その環境を活かすも殺すも自分次第になってしまうので、自ずと自走できる人が集まっているんだと思います。
ーー最後に、今後のキャリアビジョンについて教えてください!
現状の目標は自分が責任者としてファイナンスに携われるような人材となることです。
創業期のブリーチの中で、会社の成長に必要なものやIPOに必要なものを考えながら働いていけば近い場所までいける想像はできています。ただ世の中のファイナンス部門に携わる人は会計の専門家である公認会計士が多く、圧倒的に知識の面で追いつくことができないと感じています。
ブリーチの現在の事業に関する経理・財務としては最低限活躍できているけど、その他の新しい領域で働くときに活かせる能力・知識が足りないと感じていています。今後ブリーチが新規事業といった新たな領域に進んでいったとしても関与していけるように、公認会計士を目指して勉強していきます。
株式会社ブリーチでは、「世界を照らす」という理念をもとに10年後の大企業へ進化しております。「Bleach Member」はその軌跡を記すアルバムとして作成しております。