1
/
5

「なぜ、初のインターンシップ経由での新卒エンジニアとして採用されたのか?」Chatworkの2人の面接官に聞いてみた。

Chatworkに2021年4月に新卒入社した、阿部 稜です。エンジニア入社の同期が3名いますが、私たちChatworkでは「初のインターンシップ経由での新卒エンジニア」になります。Chatworkの新卒エンジニアの採用について、学生の皆さんにより知ってもらうために、「なぜ、私が採用されたのか」を面接官2名に聞いてみることにしました。実は、僕自身は、他の会社と結構迷ってたんです。。。。

■プロフィール
内田 良子:
2019年1月、Chatworkに「人事専任の第1号」としてジョイン。現在はピープル&ブランド本部副本部長として、採用ブランディングや制度設計や育成など、組織開発を行っている。

藤井 善隆:2018年9月にChatworkに中途入社。エンジニアリングマネージャーとして、Web系のアプリケーション開発に従事しながら、新卒採用にも関わる。

阿部 稜:筑波大学大学院 システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 修了。大学では、超小型人工衛星の開発や遠隔医療に関する研究を行った。2021年4月、インターンシップを経由して、Chatworkにサーバーサイドエンジニアとして入社。

事業が多角化する中で、新卒社員に重要なポジションを任せたい

阿部:そもそも、なぜ、新卒採用を始めたのですか?

内田:当時は、Chatworkが「ビジネスチャットを提供する企業」から、「中小企業に様々なDXを推進するソリューション企業」として拡大を始めたタイミングで、事業が多角化する中で、ゆくゆく重要なポジションを新卒社員に任せることで、中長期での事業成長を実現したいと考えてました。

藤井:Chatworkで使用している主な言語は、ScalaとPHPなんだけど、今後はPHPでつくっている部分もScala化していこうと。そのために必要なエンジニアを中途だけだと採用しきれない。だから新卒で採用して、会社全体で育てていく。そういう背景もあったんだよね。

内田:そこで、チーム開発に必要なエンジニアの素養を持っていて、自社でより自己成長できそうな人材を採用するために、最初に立ち上げたのが「夏のインターンシップ」。阿部さんも参加してくれたけど、初回だったので、私たちはかなり力を入れて開催しました。

藤井:Chatworkをベースとしたプロダクトを、15日間かけてチームで開発してもらったよね。まさに、つい先日にリリースした「ブックマーク」機能(https://corp.chatwork.com/ja/news/2021/05/chatwork-15.html)を模擬的につくってもらったけど、かなりハードな内容だったと思う。課題から、実装まで完遂したので。

▼2019年「夏のインターンシップ」の記事はこちら

インターンで解決したい自分自身の課題を、明確に認識していた

内田:阿部さんはどうしてChatworkのインターンを受けてくれたの?

阿部:チームでの開発が魅力的でした。他社のインターンは、個人で取り組むものが多かったので新鮮に映りました。また、Go言語でサーバーサイドの開発を行うものが多かった中、新しい言語である国内ではあまり採用されていない言語であるScalaを使ったインターンは珍しかったのです。僕はRustという言語を勉強していて、Scalaに文法が近いんですね。だから、もともと興味は持っていました。ただ、面接を受けたときには驚きましたね。

藤井:何が驚いた??

阿部:リモートでの面接だったのですが、藤井さんがTシャツと短パン姿で現れたのは、ビックリしましたね(笑)。こんなラフな面接を想像していなくて。大学院では医療工学に近い分野を専攻していたので、ソフトウエア業界はこういう働き方が一般的なのかなと思ったぐらいです。

藤井:業界の全体がそうではないです!でも、確かにChatworkはその中でもユルいもしれない(笑)。阿部さんは、面接での受け答えはしっかりしてたよね。「Scalaの開発経験はありません」と明言していたし、「アイデアを出すのは苦手ですが、議論をまとめるのが得意だから、チームの運営で貢献したい」とはっきり言ってくれたのは覚えてる。

内田:私も面接に同席しました。そこでチェックしていたのは、インターシップを就活の中でどういう位置づけに置いているのか。「会社の雰囲気を感じたい」「開発現場を見てみたい」といった抽象的な動機だけではなく、「このインターンシップを通じて、Scalaのスキルを身につけて成長したい」と確固たる意志を阿部さんは持っていました。自分自身の課題をきちんと認識していて、具体的にどうやって成長させようとしているのかをイメージできていたのはプラス評価でしたね。

藤井:そうですね。自分に足りないことがある中で、周囲にどう貢献するのか。その点も阿部さんはイメージできていたと思う。指示待ちの人だと、Chatworkのインターンはこなせないんだよね。

内田:一方で、私は、藤井さんの面接を見ていて凄いな、と思いました。何気ない受け答えの中から、「この人はエンジニアリングマネジャーに向いている」とか、「いや、スペシャリストっぽい気質だ」とか、そこまで見ているじゃないですか。

藤井:チームも生ものだと思っていて、その瞬間に集まった人たちの個性が混ざっていくので、似たような人ばかりにするよりも、多様性があった方が良いですよね。いろいろな視座からいろいろな観点が入る方が、開発が進みやすいので。阿部さんはスペシャリストよりは、マネジャータイプだと面接では判断しました。

阿部:自分が評価されたと思っていたこととは微妙にズレていますが、無事に参加できて良かったです。でも、そこまで見られていたのですね(笑)。

他社のインターンにも参加したが、ここまでオープンにしてくれる会社は無かった

阿部:インターンの現場での僕の印象はどうでした?

藤井:「アイデアを出すのは苦手」と言っていましたが、そんなことはなかったです。「意見をまとめるのは得意」と言いながら、めっちゃ自分からアイデアを出しているなと(笑)。思っていた以上に楽しそうにワークしていたよね。みんなでモブでワークしているときでも、積極的に発言していましたし。作成物をまとめるフェーズになっても、リードしてくれていたのが印象に残っています。

阿部:インターンをやったことによって一番良かったことは、人となりというか、会社の雰囲気を感じられたことなんですよ。Chatworkのサービス構成も、裏でどのように動いているのかも、手を動かしながら把握できたのが大きかったです。他社のインターンにも参加しましたが、ここまでオープンにしている会社はなかったですね。

藤井:要求書を作っておいて、その要求に基づいてプロダクトをつくってもらったんだけど、僕らが実際に仕事で進めていることをそのままやってもらったから。あとは、社員全員がガチだった。 満足度を上げるために、社を挙げて全力を出し切ったのよ(笑)。FeedBackもガンガンするし、今のCTOの春日は1on1を全員とやってたし。
Chatworkのエンジニア組織は、若手がブイブイ言わせているというよりは、30〜40代のベテラン層がワイワイやっているような感じ。有名な職人たちが集まる、まさに「宮大工」のような世界。その雰囲気を感じてもらえたのなら、頑張った甲斐があったよ。

社長面接で「何も面接対策をしてこなかったんですけど、大丈夫でしょうか?」

阿部:そして、本選考に進んだのですが、面接には社長も出席していましたよね?

内田:そう。インターン参加者は、社長も同席する役員面接の一発勝負です。いかに普段からいろんなことに好奇心を持ち思考したり行動したりしているかを中心に見ました。ただ、選考基準はインターンシップ選考も本選考も変わらないよ。

藤井:エンジニアとして見るべきポイントも変わっていない。その時点での技術力をチェックしていて、ジョインするチームでワークできるかどうかを判断していた。インターンのときもそうだったけど、素の自分で面接に臨んでいたよね?

阿部:確かに準備はしていませんでした(笑)。下手にウソを混ぜて墓穴を掘るとマズいと思っていたので。「ぶっちゃけてそのまま臨もう」と思ったのが功を奏したのかなと。

内田:テンプレみたいな言葉が一切なく、自然に話してたね。普段から考えていることをそのまま出してくれたのも良かったと思う。

阿部:たぶん一番ナチュラルに話せたのが、Chatworkの面接だったんですよ。面接の雰囲気が会話に近い感じがあるんです。

藤井:「最後に何か質問ある?」という話になったときに、「面接対策をしてこなかったんですけど、大丈夫でしょうか?」と言ってたのを覚えてる(笑)。それくらい素だった。確か、面接が終わってすぐに合格を出したと思う。

内定は全部で5社。かなり迷った。メガベンチャーとtoCサービス大手、Chatworkで

内田:阿部君は他に内定をもらっていたと聞いていたんだけど、どこと迷っていたの?

阿部:Chatwork以外で、内定をいただいたのは4社です。最終的に迷ったのは、広告や動画配信サービスを展開しているメガベンチャーのA社と、数千万人の会員を抱えるtoCサービスを運営しているB社ですね。4月末に内定が出揃って、5月のGW明けにChatworkに決めました。今だから言いますが、かなり迷ったのが正直なところです。

藤井:具体的に迷ったポイントは、どの辺りだった?

阿部:A社は、新しい事業をどんどん立ち上げて、新卒にも新たなプロダクト開発を任せる会社です。僕は大規模な開発をやりたかったので、A社の動画配信や広告に関するプロダクトを志望していました。動画配信に関しては、自分が重視したポイントを満たしていたのですが、技術的にはやや特殊な分野なんですよ。中長期で取り組めるのかが、少し不安に感じてしまって。一方で、広告事業においては、分散化の技術が発達していて、使われている言語にも興味があった。志望度は高かったのですが、ユーザーに直接サービスを届けられないのが、少し引っかかってしまったんです。
B社は、大規模サービスを少人数で回していました。デザイナーとの距離も近くて、協働でものづくりをやっている感覚を持てそうではありました。ただ、Chatworkのように、リアルタイムでのトラフィックが多いサービスではないので、そこまで技術的にワクワクするものを感じられなかった。ただし、会社のカルチャーはすごく自分には合っていたので、迷いましたね。

インターンで感じたオープンな雰囲気が、入社の決め手になった

内田:Chatworkには、どんな魅力を感じていたの?

阿部:メインの言語がScalaで、大規模な分散型システムを運営しているので、僕にとっては技術的なチャレンジができるだろうと。ビジネスチャットを軸に、様々なプロジェクトに携われるのも魅力的でした。また、ユーザーとのコミュニケーションを扱うプロダクトで、使ってくれている人も多いので、自分がやったことの成果が感じやすい。そして最後は、インターンの時に感じた雰囲気が、自分に合っていたことに尽きると思います。うまく言えないのですが、この雰囲気の中でものづくりをしたかったんです。

藤井:まあ、ここまでChatworkのことを好きになってくれたのはありがたいですが、断わられてもおかしくはなかったと(笑)。

内田:もちろん、阿部さんが他社に行ってしまう懸念は持っていました。ただ、人事としてはやれることはやった実感があった。これで辞退されても仕方がないですし、仮にChatworkで理想のキャリアを詰めないと思って、他社を選んだのであれば応援する気持ちでいました。阿部さんに「今、A社を受けています」って言われたときには、「合格できるように頑張ってね」と伝えていました。新卒で入社する会社は、本人のキャリアにとって非常に大きな意味を持つので、応援してあげたかったから。経験積んでキャリア採用でウチに戻ってきてもらってもいいですし。

阿部:確かにそれは感じていました。無理に誘われると、僕は引いてしまうタイプなので、お2人のスタンスはありがたかったです。悩んでいたときも、定期的に相談に乗ってもらえてもいましたし、結果として、納得した上でChatworkを選べましたから。

今、このタイミングのChatworkが、面白い

内田:入社して数ヶ月が経ちましたが、仕事は順調?

阿部:今は、5人のチームで既存システムのアップデートを担当しています。その5人には、インターンの同期と1年上の先輩がいるので、年齢層が近くてコミュニケーションが取りやすいですね。先輩と一緒に作業をする中で、Chatworkのシステムに関する知識をキャッチアップしたり、一人での作業もそれなりにあるので、それはそれで進めています。
小さな問題、たとえば、ソフトウェアのリファクタリングを進める際にも、工夫が必要なんですよ。バージョンの改定でライブラリを1個挙げるのにも、複雑に依存したりしていて、簡単にはできない。そういうところが面白いですね。自分の頭で考えて問題が解けたときの楽しさは、定期的に味わえていますね。

藤井:今の状況で、僕が勝手ながら阿部さんに期待して良いのであれば、2021新卒4名の中で誰が最初に目立つのかが気になっています。Chatworkはまだまだベンチャー企業ですので、もっとアグレッシブに攻めてもいい。「自分だったらこうしたい」と思うところがあれば、遠慮しないでやってみて、その上で学んで行けばいいんじゃないかな。

内田:これから数年で入ってくる新卒のみんなは、Chatworkの新卒文化をつくっていく人材になるので、頑張って欲しいですね!

藤井:今、この会社に入社するのは面白いと個人的にも感じています。Chatworkというサービス自体が10周年で、事業全体も伸び続けていて次のステージに向かおうとしている。会社自体が大きな転換点にあるんですよ。エンジニアリング的にもチャレンジできるフェーズにあるし、さらに10年後を見越して、新たに創造していくべきこともたくさんあります。
今、阿部さんは必死に業務をキャッチアップしてくれていますが、プロダクトや開発手法が全く違う方向性に進む可能性もある。だからこそ、「As is」ではなく「To be」を大切にして欲しいし、自由にやれるタイミングなのです。ぜひ、リスクを恐れずに、チャレンジして欲しいですね。

阿部:歴史のある会社であれば、過去を継承するだけでも仕事は回っていくかもしれませんが、僕は新しい何かを見つけたいという想いがあります。完全に出来上がっていない環境の方が、ワクワクする性分なんで。プロダクトを想像もできないような方向に進化させていく。これから入ってくる後輩たちと、新しいものづくりをしていきたいですね。

Chatwork株式会社's job postings
10 Likes
10 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
If this story triggered your interest, go ahead and visit them to learn more