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事業会社経験ゼロで監査法人から飛び出し、ベンチャー企業の監査役になった話

皆さま、こんにちは!広報・採用を担当している大曽根です。

今回は弊社監査役の片井の、これまでの経歴を振り返るとともに、監査法人とベンチャー企業での監査業務の違い・ベンチャー企業の監査として大切にしていることや心掛けていること、について語っていただきました。

#プロフィール

片井ふみ 監査役
KPMGを経て、2012年にフリークアウト 常勤監査役就任、同社の東証マザーズ上場後も監査役を歴任。 2018年当社監査役に就任。

▼目次
1.「就活せずに卒業」から再スタートした公認会計士の資格試験
2.初めて飛び込むベンチャー業界の監査役
3.ベンチャー企業の監査役にとって大切な「知ろうとする努力」
4.ライフステージに合わせて働き方を変えられるのがベンチャー企業

「就活せずに卒業」から再スタートした公認会計士の資格試験

ー 公認会計士を目指そうと思ったきっかけを教えて下さい。

実は大学在学中、エントリーシートを書くことからつまづいてしまって、就活をしないまま卒業しました(笑)。商学部でしたので、在学中に資格を取って士業を目指す人が多かったのですが、私は「人生なんとかなるだろう」と、手ぶらで卒業してしまいました。

地元に戻って今後のことを考えている時、公認会計士の試験制度が変更されて合格しやすいということを知り「私でもチャンスがあるかも!?」と思ってチャレンジしました。

ー 公認会計士の仕事をするには、公認会計士試験に合格した後、2年間の実務経験を積むことが要件とされています。片井さんも大手監査法人に入所されていますね。

私は有限責任あずさ監査法人に入所しました。大学が東京でしたので、「また東京で暮らしたい」という気持ちがありました。久しぶりの東京、しかも大手の監査法人でやっていけるのか内心ドキドキしながら上京しました。

私が配属されたのは金融事業部です。先輩も同期も大変優秀で勉強熱心な方ばかり。お話を聞いているだけでも学びになりました。計画的でロジカルな方が多く、金融工学の話などが飛び交う中、私はちょっと異色キャラだったと思います。夏休みの宿題を最終日にやるタイプでしたので(笑)。

監査業務では財務諸表を読み解きながら会社のお金の流れを分析していくのですが、資格取得の勉強と違って実践的で、体験して初めて知ることだらけ。仕訳一つとっても、その仕訳が派生して会社間を横断していくのが印象的でした。監査業務という切り口から、会社の動きを俯瞰的にとらえたり、お金の流れを関連づけて把握する視点はとても勉強になりました。

覚えること、学ばなければいけないことだらけで、それは目まぐるしい日々でした。でも周りの皆さんがとても良い方ばかりで、特に同期とは今でも仲良くしてもらっています。

初めて飛び込むベンチャー業界の監査役

ー その後、ベンチャー企業の監査役に就任していますね。

やれることが増えるにつれ、今後のキャリアを考えるようになりました。

そんな時、とあるベンチャー企業の監査役だった同期から「常勤監査役を探している知り合いのベンチャー企業があるので、やってみませんか?」とお誘いいただいたのです。

そこが株式会社フリークアウト(現 株式会社フリークアウト・ホールディングス)でした。

ー 広義の監査業務という仕事は同じですが、大手監査法人とベンチャー企業ではどんな違いがありますか?

監査法人時代は大企業がクライアントでしたので、毎日スーツを着て仕事をしていました。ベンチャー企業の場合、面接のような場でもTシャツ姿の経営者が多いですよね。ラフで壁がない感じが印象的でした。

また、大手監査法人の若手スタッフがコミュニケーションをとるのは、クライアントの担当部署がメインで、経営層と話す機会はありません。重要な議題に関しても、監査法人とクライアント双方のトップ層が話をするので、そういったミーティングに若手スタッフは参加しないカルチャーです。

ところがベンチャー企業の監査役は、経営者と一対一で直接話すことになります。監査法人時代のように上司はおらず、自分が責任者で当事者です。自分の知識と判断で対応しなければならない環境ですが「こういう世界もあるんだ、風通しがいいな、フラットだな」と感じました。

2012年に常勤監査役に就任したフリークアウトは、その2年後に東証マザーズに上場しました。上場後は非常勤監査役として数年関わりました。

妊娠・出産を経験するなかで、しばらくの間は子どもと過ごす時間を大切にしたいと思い、監査業務とは離れていました。しかし、仕事で監査業務に関わっていないと新しい会計基準の情報等に疎くなるんですよね。育児のペースをキープしながら、準大手の監査法人の会計監査に非常勤で関わることにしました。

ベンチャー企業の監査役にとって大切な「知ろうとする努力」

ー WARCに入社したきっかけを教えて下さい。

実はWARC社長の山本さんとは、あずさ監査法人で同期でした。当時は面識がなかったのですが、ふとしたつながりでお声がけいただきました。

当時、株式会社イグニスのCFOだった山本さんから「仕事を手伝ってほしい」ということで、1年ほど非常勤としてお手伝いしました。その後、山本さんがWARCを立ち上げる際に「監査役をやってみませんか?」とお声がけいただいたのです。

ー ベンチャー企業の監査役として、大切なことはなんだと思いますか?

1番大切なのは、経営者の考えていることやビジョン、事業に対する戦略や想いを知ろうとする努力だと思います。特に、キャッシュフローや組織マネジメントなど、会社経営のどういう点を重視しながら事業を伸ばしていこうとしているのか、を知ることが大切だと思います。

一般的に監査役や監査業務と聞くと「お金や数字のチェックをしてハンコを押す」みたいなイメージかもしれませんが、特にベンチャー企業に求められるのは客観的な視点を持った第三者としての監査役だと思います。

ベンチャー企業は事業が伸びている時、更にアクセルを踏み込んで事業を加速しなければならないことがあります。その一方、自分たちの中だけで盛り上がりすぎていないかを気にかける必要もあります。

監査役に求められる役割は、適切なタイミングでブレーキをかけてくれる、でも必要以上にかけ過ぎない。そういったスピード調整の役割が求められているのかな、と思っています。

ベンチャー企業は舵のとり方一つが経営を左右することもあります。それこそキャッシュがなくなったら終わりですが、新しい分野を攻めたいという時もあります。そのバランスを客観的に見ながら、経営者が何を成し遂げたくて、何をリスクに思っているかなどを知る必要があります。

ー ベンチャー企業での監査役を担うために、日頃から心がけている習慣はなんですか?

監査業務だけでなく、監査役として経営層や社員とのコミュニケーションを構築することを心がけています。

会社が攻めのフェーズにあるからこそ、従業員の働き方が配慮されているか等、組織の健全性を見るのも監査役の大事な仕事です。会社の目標を達成するために、従業員に無理をさせていないかなど、労務環境を把握するためにも、皆さんとのコミュニケーションを心がけています。

また、攻めの姿勢だからこそ、守りの部分が見えづらかったり、組織マネジメントが把握しづらかったりもします。これまでなかった分野や、満たされていなかったニーズを開拓するのがベンチャー企業です。前例がないからこそ、経営者や従業員の勘違いというのもありえます。その違和感やズレを放置すれば、解釈によっては指摘事項ととらえられることもありえます。だからこそ、経営者や社員とのコミュニケーションが大切だと考えています。

ライフステージに合わせて働き方を変えられるのがベンチャー企業

ー 公認会計士というキャリアを目指す人にアドバイスをください。

公認会計士という仕事は国家資格としての信頼があるので、特に出産等でキャリアが一時ストップする可能性のある女性でも、復帰しやすい仕事だと思います。ライフステージの変化に対応しながらも、キャリアを続けていきたい方に向いていると思います。

私も知識ゼロから専門学校で勉強して資格を取り、ご縁があって監査役をしていますが、日々勉強しながら手探りでやってきました。

最近は、私のような女性の公認会計士や、ベンチャー企業で活躍する監査役も増えています。ベンチャー企業の良いところは、柔軟なワークライフバランスが可能だというところです。

自分の裁量で仕事をしやすいので、例えば子どものお迎えに合わせたスケジュールの組み方も可能です。

ベンチャー企業の経営者はまさに子育て中という方も多いので、柔軟な働き方を理解しやすいのかなと。女性の経営者の方も増えていますよね。

資格取得後に監査法人で実務を経験し、ベンチャー企業で活躍するというキャリアパスもあるので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

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