皆さま、こんにちは!広報・採用を担当している大曽根です。
今回は、WARC Agent事業部 執行役員の加藤・小林の対談インタビューを実施しました。
事業部の立ち上げから1年経ち、事業成長の速度やWARC Agentならではの強み、役割型の◯(球体)組織づくり・マネジメントの方法などについて語っていただきました。
#プロフィール
加藤 健太
執行役員 WARC Agent事業部
2011年より、JAC Recruitmentにてインターネット業界専任の組織立ち上げに参画し、ベンチャー・スタートアップ領域特化のチーム責任者として従事。 HR系スタートアップの取締役COOを経て、2018年当社入社。WARC Agent事業の立ち上げ後、プレイングマネジャーとしてハイクラス人材のキャリア支援に従事。
小林 駿
執行役員 WARC Agent事業部
2012年、A.T. カーニーに入社。飲料・広告・製薬業界における事業戦略・マーケティング支援・ コスト削減支援に従事。2015年、ダンス・音楽等のエンターテイメントを事業領域とするオースタンスを共同創業し、取締役に就任。 2019年当社入社。Co-WARC事業部での経営・事業コンサルティングを経て、WARC Agent事業の立ち上げに従事。
▼目次
1.人材紹介業界の課題に対する仮説が、多くの共感を呼び、組織が成長
2.プロフェッショナル人材の転職支援という難易度の高い戦略
3.誰もがトップになり得る「役割型の◯(球体)組織」の強さ
人材紹介業界の課題に対する仮説が、多くの共感を呼び、組織が成長
ー WARC Agent事業を本格的に立ち上げて1年が経ちましたが、事業は急速に成長中とのことですね。現在も積極的にエージェント候補を募集中と聞きました。
加藤:WARC Agentは、公認会計士や経理財務/法務/人事/経営企画などコーポレート部門で活躍するプロフェッショナル人材の方に、ベンチャー/スタートアップ企業のハイレイヤーポジションを中心に紹介しています。象徴的なのはCFOや管理部長職ですが、これに限りません。
コロナ禍で採用が縮小する傾向にも関わらず、転職希望者の応募とクライアント企業の規模拡大によって、業績は着実に伸びています。
2018年4月に社員2名でスタートしたWARC Agent事業は、2020年9月の時点で15名の規模に拡大し、今後も社員の入社が確定しています。
WARC Agent事業の成長を更に加速させるために、キャリアアドバイザーとしてベンチャー/スタートアップ業界で活躍したい、という方を募集中です。
小林:特に、スカウトメール数やクライアント企業への提案数といった「数字を追いかけることにウェイトを置いたKPIマネジメント」に課題を感じていたり、「もっと転職候補者のキャリアや、クライアント企業のニーズに寄り添った仕事をしたい」と考えている人材紹介経験者を募集しています。
ー 人材紹介事業は競合も多い中、短期間で事業を拡大できた要因を教えて下さい。
加藤:組織のビジョンを明確にし、言語化して発信したことです。
事業を立ち上げた時の想いは「キャリアアドバイザー一人ひとりが、転職候補者のキャリアを真剣に考え、当事者意識と自律心をもって、クライアント企業のニーズに向き合うこと」でした。
小林が言っていた「クライアント企業への提案数や転職候補者との面談数といったKPIマネジメントによって、キャリアアドバイザーが数字達成に追われ続ける」という人材紹介業界の課題感から来ています。
WARC Agent事業をスタートした当初は、何もない環境下に手探り状態で始めました。
小林:あの時期、売上を確保するために、業界にありがちな「求職者への大量のスカウトメールと、クライアント企業への無数の人材提案をベースとした、数ありきの押し込み営業をする」という選択肢もあり得ました。
しかし我々は、易きに流れずにWARC Agent事業のあるべき姿を考えることを選びました。加藤さんと膝を詰めて議論できたのは貴重な経験でしたね。
加藤:そして転機になったのが2019年10月に載せたWantedlyの記事です。「WARC Agent事業が抱いているビジョンと課題感を言語化し、発信することから始めよう」ということを決め、日頃の議論をもとに対談記事としてリリースしました。
※ ”脱”KPIマネジメント。人を扱う仕事だからこそ、人を大切にするマネジメントを。
小林:我々が感じる業界の課題に対して「キャリアアドバイザーが自律的に動き、転職候補者やクライアント企業に対して徹底的に向き合える組織を作りたい」という、日頃から2人で議論していたビジョンや課題感をもとに書きました。結果的に「脱KPIマネジメント」という刺激的なタイトルの記事になりましたね(笑)。
幸い多くの方が共感してくれて、同業他社からも感想を頂きました。この記事がきっかけで、WARC Agentで働きたいと言ってくださる方が明確に増えました。
改めてビジョンを示すことの大切さを感じましたし、やりがいを感じつつ課題感を持っているキャリアアドバイザーが想像以上に多かったことにも気付きました。
加藤:我々の方向性が間違っていないことを確信できて嬉しかったですね。
同時に、ビジョンに共感し、入社してくれる仲間が増えたからこそ、絵空事で終わらせないための実績が必要だと身が引き締まる思いでした。
この1年間は、あの記事で提唱した「”脱”KPIマネジメント」や「人を大切にする◯(球体)組織」でいかに実績を出すかに取り組んできました。
プロフェッショナル人材の転職支援という難易度の高い戦略
ー 実績をつくるために、どのような組織づくりやマネジメントをしましたか?
小林:まずWARC Agent事業のビジョンとミッションに共感してくれるメンバーを厳選して採用し、チームとして成果にコミットできるような組織を作りました。
マネジメントに関してはあえて言うならば、Google社が提唱する「目標と成果指標(Objectives and Key Results:OKR)」に近い考え方ですが、他にもティール組織的な要素など様々な考え方を取り入れています。
WARC Agent事業部が目指すべき定性的な目標に対して、定量的な指標を設けつつ、個々人の自律性や性善説に基づいて、信頼して任せることで成果に繋げていく。
そのために加藤さんと私が中心となり、チームビルディングや心理的安全性の担保、お互いがコラボレーションできるための環境を整えました。
加藤:根幹になっているのは、WARCのミッションである「想いをカタチにできる世の中を創る。」であり、WARCの3つのバリュー、その中でも特に「Make FAN」という考え方です。
WARC Agent事業にとって「Make FAN」とは転職候補者やクライアント企業のニーズに徹底的に寄り添うことで、心から信頼され実現されるものだと考えています。
この「Make FAN」が積み重なることで、クライアント企業からのリピートや、転職活動の中でご一緒した転職候補者からの口コミや友人紹介につながっています。
▶︎実際のクライアント企業からの声
誰もがトップになり得る「役割型の◯(球体)組織」の強さ
ー メンバーの自律心や当事者意識はどのように維持しているのですか?
小林:まず採用が重要です。WARCやWARC Agent事業のビジョンに共感していただける方を採用するために、経営層をはじめとして採用には全力を尽くしています。
それを前提として、事業部の組織デザインは、旧来の△(ピラミッド型階層組織)ではなく◯(ミッションによって誰もがトップになり得る球体型組織)です。
具体的にいうと、加藤さんと私が「組織全体の戦略を主導する」というミッションでリードしていますが、例えば「新規クライアント開拓」というミッションは違うメンバーがリードします。
あるミッションについてオーナーとなれば、他のメンバーを率いるために主体性が求められるので、自ずと当事者意識が育まれます。
旧来のピラミッド型のようにトップダウンの意思決定と数字でつながる組織ではなく、メンバー間の信頼関係と自律心でつながる組織がWARC Agent事業部です。
ー CFOや経理財務責任者の人材紹介を得意とする競合他社もある中、WARCならではの強みは何ですか?
加藤:WARCはベンチャー/スタートアップ企業のコーポレート部門を支援する様々なサービスを提供しますので、WARC Agentの人材紹介だけでなく、他のサービスと連携したクライアント企業の支援が可能です。
最近の事例ですと、Co-WARC事業(コンサルティングサービス)が、クライアント企業のコーポレート部門の課題発見と整理をした上で、WARC Agentがニーズに最適な転職候補者をご紹介しました。”地ならし”がされた上での転職候補者入社となったので、入社後のパフォーマンスが非常に高く、納得感の高い転職事例となりました。
更に、ベンチャー/スタートアップ企業を支援するVCと連携したクライアント企業の紹介も行っています。
▶︎詳しい記事は下記から
1)ベンチャー × VC × 転職エージェントによる採用のベストプラクティス〈前編〉~リアルテック企業をグロースさせるコアポジション人材の採用ノウハウ~
2)ベンチャー × VC × 転職エージェントによる採用のベストプラクティス〈後編〉 ~リアルテック企業をグロースさせるコア人材の採用ノウハウ~
ー これからのWARC Agent事業部にはどんな人にジョインしてほしいですか?
加藤:「人材紹介が好き」「私達の目指すビジョンに共感いただいている」「素直」この条件をお持ちの方とは是非ともご一緒したいです。
組織が拡大すればチャレンジできることも増えるので「WARC Agentを一緒に成長させたい」と言ってくれる人が増えるのは楽しみです。
これからも新しい挑戦を続けていきたいです。新規のクライアント企業開拓や事業領域の拡大、リファラルを通じた転職候補者数の増加など。こういった挑戦を面白いと思ってくれる人に来てほしいですね。WARCもまだまだベンチャー企業なので「整っていないことを楽しめる人」に参画してほしいと思います。
小林:WARC Agent事業は拡大していく過程で常に変化していくだろうと思っています。急速に変化するビジネス環境にどう適応するかは、我々も含めたメンバー一人ひとりが常に考え続ける必要があると思います。一方で絶対に変わらない信念も大事。その意味で「信念を持っているが、同時に変化をも楽しめる人」そんな方とご一緒したいですね
加藤:そうですね。信念は変えたくないですよね。私が好きな経営者のゴディバジャパン代表取締役社長ジェローム・シュシャンという方は、弓道における「正射必中」という思想をビジネスに取り入れているんです。
正射必中とは「正しく射られた矢は必ず的に当たる」を意味していて、ビジネスにおいてもも正しい姿勢を維持していれば、必ず成功するという思想です。
WARC Agentには「転職候補者とクライアント企業に徹底的に寄り添う」という姿勢があって、それが成果につながるという不変の思想が底にあるので、これに共感する人を仲間にしていきたいですね。
小林:そうですね。どんなにビジネス環境が変わっても、その姿勢やマインドだけは崩さないように、大切にしていきたいです。
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