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いいことをしているはずなのにモヤモヤするのはナゼか。

Photo by Hudson Hintze on Unsplash

株式会社リィの廣瀬あゆみと申します。

今日は、タイトルにもあるように「いいことをしているはずなのにモヤモヤするのはナゼか。」について、とりわけ、“福祉”という観点から書きます。

福祉との出会いと「モヤモヤ」

私が初めて福祉と関わったのは今から4年前、長男の出産から10ヶ月のときでした。当時の私は専業主婦で、仕事がなければ保育園には預けられない、保育園がなければ仕事ができない、という八方塞がりの中で出会ったのが、社内に保育室を持つ介護ベンチャーでした。

これまで縁もゆかりもなかった介護・福祉。働きはじめてみて、いろんな意味で、日々驚きの連続でした。

まずは、私が想像していたよりもはるかに社会的意義のある仕事だということ。
当事者(おじいちゃんおばあちゃん)の幸せはもちろん、福祉は「その家族」の幸せにも大きく寄与していました。おじいちゃんおばあちゃんが安全に暮らせる場所があるからシゴトができる、キャリアを諦めずにいられる、やりたいことがやれる。そんな人がたくさんいることを知りました。当時、福祉は重要なインフラだ、と強く感じたことを今でも覚えています。

次に、こんなにも社会的意義があって、直接のありがとうが飛び交うあたたかい仕事でありながら、働く人たちが心を消耗しているということ。これは当時いた会社というよりは、採用に関わる中で業界全体において感じたことです。「私はこんな思いでこんなに一生懸命やっているのに評価されない」や、愚痴を言わなければやってられない、というように、混沌とした空気感を感じていました。

ありがたいことに、現場で働く人とご飯に行ったり話したりする機会も多く、逆に経営サイドに近い議論に関わらせていただくことも多々あった中、この「モヤモヤ」をどうすれば解消できるのかを常に考えてきました。

“人生をオモロく”幸福度の高い世界をツクル

1つの組織の中で私の思いを実現することが難しいと感じたこともあり、長男が1才のときに株式会社リィを立ち上げました。
Liiは「Life is interesting」の頭文字からとっています。人生をオモロく生きられる人を増やしたいな、これが創業の思いであり、今もずっと変わらない私たちの実現したい世界です。どうやったらシゴトがオモロくなるか、普通のシゴトもオモロくやれるか。働いている時間が長いとすれば、「人生をオモロく」は「働くをオモロく」も同義だと考え、日々この議論をしています。最近は、スタッフから「掃除場所をルーレットで決めよう」とかいろんな提案が出てきて、何なら提案してきたときにはアプリがインストールされていたりして、私は毎日たまらなく楽しく過ごしています。

「モヤモヤ」への打ち手

さて、話を戻して、この「モヤモヤ」にはいろんな要素があるとは思いますが、私が思う解消の打ち手となる1つが「自分たちは何者か」を企業側が明確にすること、です。

働くスタッフはみんな、利用者さんやご家族に思いを持ってサービスを提供しています。ただ、その多くは「会社がきちんと決めたサービスの指針」ではなく「それぞれのスタッフの思う正義」に基づいたものであるケースが多いです。私はAがいいと思う。いや、私はBの方がいいと思う、というように。個別でみると、おそらくどれも正解なんです。

例えば、認知症などでうまく感情がコントロールできず、スタッフに手を出してしまう利用者さんがいるとします。スタッフは毎日アザを作りながら対応に当たります。さて、この利用者さんにどのように対応するのが「正」でしょうか?

極端な例を出しますが、「退所してもらう」「スタッフでなんとかする」の二択だったとして、どちらを選んだとしても否定的な意見が出ることになると思います。「うちを退所させたら、あの利用者さんはどうするんだ!そんなのヒドイ!」と言う人もいれば、「スタッフだって人間だ!こんなのが続けばスタッフが辞めてしまう!」という人もいるでしょう。

ここで大切なのが、あらかじめ会社として「どんなサービスポリシーを掲げているのか」ということだと思います。何に基づいて、退所してもらうか否かの判断をするのか。

当社は「リィで働くスタッフが幸せであってはじめて、子どもたちに最高のサービスが提供できる」と考えています。スタッフを犠牲にすることは断じてしません。これは、いい悪いではなく「決め」、当社の方針です。これは、入社前の時点で必ず全スタッフに説明をしますし、これに共感いただいた方しか採用できません。「いやいや、スタッフは我慢しろよ」なんて人が1人でもいたら、みんな迷ってしまいますよね。この「迷い」こそが、モヤモヤの原因だと考えています。

今のリィの福祉業界に対する思い

思いのある、福祉で働く人たちが、まっすぐまっすぐ価値提供できる場所を作りたい。私はそんな思いで福祉事業所を立ち上げました。2020年9月、1拠点目をオープンしてから5ヶ月後に2拠点目をオープン。スタッフも通ってくれる子どもも倍々で増えています。そして、ここにも作って、あそこにも作って、とたくさんいただく声に、なんとか答えたいと奮闘する日々です。本当にありがたいことです。

人数が増えても、規模が大きくなっても、リィで働く人たちがシゴトが楽しくて楽しくて仕方ない、そんな会社でありたいと思っています。そして、そんな人生を超楽しんでいるスタッフたちと一緒に汗をかきながら運動しまくる子どもたちには、間違いなくたくさん幸せがデンパしていくと信じています。

企業の「資格を持っていたら誰でもいい」や、働く人の「給料さえよければ何でもいい」という考え方ではなく、「思いや価値観の重なる部分が多い仲間と働く」方がお互い幸せだと思っています。そのために、会社側がサービスの方針やポリシーをしっかり定め、福祉で働く人たちが「この方針に基づいてサービスを提供したいからここで働きたい!」とキャリアを選択できる世界がもっと広がっていくことを、心から望んでいます。

ちょっと、いや、大まじめに書きました。
本当はもっとふざけてますが、そんな一面も徐々に出していこうと思います(笑) 

では、また。

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