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【CEO インタビュー】なぜいま歯科矯正スタートアップなのか?東京医科歯科大学出身のCEOが語る歯科業界の現在と未来

こんにちは、フィルダクト広報です。

ストーリーでは、フィルダクト社員のインタビューを4回に渡って連載してきました。
最後を飾るのは、弊社代表の金子奏絵です。

-まずは自己紹介をお願いします!

株式会社フィルダクトCEOの金子奏絵です。東京医科歯科大学で歯科について学び、歯科技工士の資格を持っています。

-歯科に根付いたバックグラウンドをお持ちなんですね。趣味はなんですか?

バレーボール、ヨガ、読書などですね。COOの春名もバレーボール経験者なので、仕事の息抜きにオフィスの外で打ち合ったりもしてますね(笑)

-だからオフィスにバレーボールがあるんですね(笑)

ピッチに登壇する金子CEO

-起業しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

元々起業しようと計画をしていたわけではないんです。父親が経営者なので経営に興味を持ってはいたのですが、自分がやるとしても30歳を過ぎてからかなと漠然と思っていました。

けれど自分の挫折を機に、今後の人生をどうしたらいいか分からなくなった時期があって。思い切って8日間山籠りをしたことが転機になりました。

-山籠りですか?

はい(笑)厳密に言うと、山の中にある温泉でリゾートバイトをしながら、自分を見つめ直したんですよね。

実は、高校生のときから歯医者を目指していたのですが、大学受験では歯学部に入れず妥協がありました。希望の歯科系大学の歯科技工の専攻には合格したものの、大学在学中も受験のことをずっと引きずっていたんです。最後のチャンスと思って挑んだ国立歯学科の編入試験も、結果は不合格。塾にも通っていたし、図書館に籠もって対策したりしていた分、かなり残念でした。

一方で、編入試験と並行して出願していた大学院の方は合格していました。専攻自体は「医療政策」というとても興味がある分野だったので、第二志望の進路でしたが進学することにしました。

ただ、歯学科への編入は年に1回チャンスが訪れるので、受かるまで挑戦し続ける人もいて。このまま歯医者になる夢を追いかけ続けるのか否か、じっくり考えてけじめをつけなければと思ったのです。

-もともと歯医者を目指されていたんですね。その中で挫折を味わって、自分の将来を考え直さなければと思い始めたと。

そうですね。
それと同時に、まずはもっと広い視野で社会の動きと照らし合わせて、自分はどういうところで価値が発揮できて、何が根源で力を発揮できる人間なのかなどを明らかにしなければ、という心が芽生えました。

それで、本屋で興味を持った10冊の本を持って、携帯の電源はOFFにし、自問自答する小旅に出たんです。

-実際、山籠りではどんな気付きがありましたか?

まず、自分が仮に歯科医師になれた姿を想像しました。それで一人前の歯科医になれたら満足なのか?という自問に対する答えはNOで、じゃあ何を求めているのか?ということを深堀りして考えたときに、もっとその先にある大きな歯科業界の変革に携わりたいんだということに気づきました。

-なるほど。歯科医なりたい、という自分の気持ちの先にあるものがなんだったのかがクリアになったんですね。

はい。
歯学科に入れなかったコンプレックスが重なって業界の負の部分が目につきやすく、この業界を変えたいという気持ちが、自分ごととして人一倍強かったんです。患者に大して適当な歯医者が多すぎることや、技工現場が離職率が高いにも関わらず、長年ほぼ放置されていることを、見過ごせないなと。

歯科業界の大きな歪みに気づく

というわけで、歯科業界の歪みを是正するには、歯科医師にならなくてもできる、これが解でした。そして、持っていった本などから、お金や価値を生みながらスケーラブルに社会課題を解決する可能性についてエッセンスを学び、サービスを作る起業家になろうと決心しました。

-そこで起業家になる決心をして、即行動に移ったんですね!

学部時代の塾講師のアルバイトの経験も、方向性を定める上での後押しになりましたね。
オープンしてまもない校舎を、先輩がいない中で拡大させ、最終的に800校舎中1位の実績になるまで押し上げたんです。0から新しいものを立ち上げ、拡大させるプロセスが面白くて。「目の前の価値に真剣に取り組み続ければ、結果を出す事ができるんだ!」という気づきにもなりました。

このときから、ビジネスをやることに興味が芽生えたのかもしれません。

-なるほど。さまざまな経験から、起業という大きな決断に至ったと。

とはいっても、このときは経営について右も左もわからない状態だったんですが(笑)
そこで、会社を作ってからの約1年は、自分で事業をいくつか作ってみて、やりながらビジネスの基礎知識を身につけていきました。やっていた事業は、女子大生をターゲットに、化粧品メーカーさんのPR活動の支援をするビジネスなどですね。インターンも2つ経験しました。

-そうだったんですね。最終的に今の事業にはどのように行き着いたんですか?

インパクトあるところから歯科業界を変える事業アイデアがないかと、先行事例のリサーチをしたり、大局的な情報に触れられるセミナーに出向いたりしていました。そこで、アメリカなどではマウスピース矯正の価格破壊が起こっていて、潜在需要が掘り起こされていることを知って。日本でやるしかない、と、いまの事業を立ち上げました。

日本の"旧態依然"な歯科業界を変えたいと望む

-創業してから3期目ですが、これまでで印象に残ってる事はありますか?

社員総動員で、技工修行合宿を行った時ですかね。マウスピースの作り手である歯科技工の現場を理解しようとするメンバーの姿を見て、この業界の中身を理解してもらいつつあることに、嬉しく思いました。

また時流などにも合わせつつ、自社で新しく開発した大きなプロダクトを提供し始めるときは、特に社内が「今だ!!」と一丸となって取り組むので、グングン突き進んでいる感じがしてやっぱり燃えますね(笑)自分たちにしか作れないものをタイミングを見計らいつつ世に出すことは、大変ではありますがその反面ものすごく達成感を感じます。

まさにいま、前回2020年の4月の緊急事態宣言下で始めた、無料の歯並びコンサルティングサービス『DPEARL Home Dental』のアプリ化を進めているんですが、早くみなさんに届けたいですね。
(※『DPEARL Home Dental』アプリは2021年2月18日から提供開始しました。参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000050457.html

-メンバーみんなで事業を押し進めている実感が心に残っているんですね。アプリもとても楽しみです!

ありがとうございます(笑)

そういった事業面での頑張りが実となって、社内の目標を達成した時お祝いしたのも印象的でした。夏あたり、フルコミメンバーがいるとこんなに違うんだと思ったときも、感慨深くて覚えていますね。まだここからですが、これからもっとがんばりたいですね。

-ずばり金子さんにとってこの会社の魅力はなんですか?

3点あります。

まず1つ目は、事業内容が、ペインが深く潜在ニーズが広いマーケットと対峙している点ですね。自己審美にかける消費の高まりやデジタルシフトにより、世界全体で歯科を取り巻くオーラルヘルス市場は上昇傾向です。古い体質が残っていながら、医療領域ということもあり、社会的価値も高いです。

2つ目は、会社がシード〜アーリー期だからこそ、自ら仕事を取りに行けば新しい業務にも挑戦できるというところです。事業を拡大させるために常にやらないといけない事があるからこそ、主体的に様々な経験を積みたいという向上心を持つ人にはぴったりですね。

3つ目は、「人がいい人」が多くいることです。東大生が多いのもあってか、全体的に優秀そうだねと外部から言われることは多いですが、それに加えて、クリエイティビティや人柄がいい人が揃っています。それは、社員・インターン生のみならず、業務委託の方も然りですね。心を込めて取り組んでくれる人が多いので、一緒に働いて刺激的だし気持ちいいと思います。

-事業内容・事業フェーズ・仕事環境の三方面に魅力が揃っているんですね。金子さんが求める人物像はどんなものでしょうか。

歯科・ヘルスケア分野が抱える課題解決に対して意義を持てる人や、圧倒的当事者意識で泥臭いこともクリティカルに考え愚直に取り組める人は大歓迎です。

あとは明るくてよく笑う人ですかね(笑)

-明るくてよく笑うのも大事なポイントですよね(笑)最後に今後会社をどのようにしていきたいかを教えてください!

まずマウスピース矯正のDPEARL事業については、これから数年で日本全域・アジア、グローバルへと広げていきたいです。どうせやるなら一番のクオリティのものを届けていきたい。そのために、私たちが目指す先の信念を曲げず、真っ直ぐにやるべきことをやっていくのみです。

フィルダクトとしては、DPEARLの事業だけではなく、予防ヘルスケアとしての歯科の確立、そして業界の最適化がミッションです。ですので、歯科矯正領域は、初めの一歩に過ぎず、今後医科と歯科の連携を加速していける会社になっていけたらと思います。

この大きなビジョンを現実にするため、メンバーと手を取り合って、一歩ずつ着実に進んでいきます!

-素敵なインタビューをありがとうございました!

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