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2021年のファーメンステーションを振り返る!!Part2(4つの事業編)

前回に続き、色々あった1年間を振り返るシリーズの続きです。
まあスタートアップは、色々なかったら成長していないことを意味しますし、変化、チャレンジに溢れた日々は当然でもあります!

前回はこちら


ファーメンステーションは、発酵の駅。
私たちが目指している世界は、世の中にあふれる「未利用資源」が、ファーメンステーションという駅を通過することで、さらに良いもの、素敵な原料になり、さらにプロダクトになって、世界中の人々が使えるようになること。

前回は、発酵の駅を、どんな未利用資源が通過して、どんな商品に変身したか、そんなお話をさせていただきました。

今回は、ビジネスの視点から、2021年を振り返ってみます

ファーメンステーションでは、以下の4つの事業を展開していて、それぞれで進化がありました。
1 原料開発
2 自社ブランド FERMENSTATION
3 OEM/ODM
4 事業共創
https://fermenstation.co.jp(それぞれの説明についてはこちらにも)

■ 原料 エタノールだけじゃない!「サステナブル/アップサイクル原料」の市場到来!

まずは、ファーメンステーションの発酵技術を活用した原料事業です。
岩手県奥州市にある私たちのラボで製造していて、有効活用されていなかった水田で栽培したオーガニックのお米や様々な未利用資源を発酵や蒸留をして製造するエタノールや発酵エキスなどを、化粧品、日用品、アロマ雑貨などの原料として販売しています。

今年は、世の中の動き、市場の変化を大きく感じる1年でしたが、ビューティー業界にもサステナブルやSDGsを重視するプロダクトが増えたことで、「トレーサブル、サステナブル、ビーガン、オーガニック、アップサイクル」(横文字だらけ。。。)といった特徴を持つファーメンステーションの原料にお声がけをいただくことが、非常に増えました。

実際のところ、化粧品などの原料は、海外のものや由来が明確でないものも多く(というかそれがほとんど)、私たちの取り組みは世界的にみても珍しいものです。

(アップサイクルをテーマに業界紙に取り上げていただくことも増えました。そして年末にはなんと表紙にー!!祝! 内容はこちら。)

そんな中で、いくつかの事例をご紹介させてください。

まずはエタノール

これまでも香り高いエタノールとしてスキンケアや香水にご利用いただいておりましたが、今年は、マウスウォッシュに初めてご採用いただきました!
オーガニックライス・エタノール配合でまろやまな味わいに。。。お客様と一緒に記者発表もさせていただいたのですが、「お米のエタノールが入って美味しくなりました!でも飲まないでください」とおっしゃっていたのが印象的。。。笑 でも実際、本当に美味しくなりました:)
新たな用途をお客さまが考えてくださるのも、すごく有難いなあと思います。

(商品を開発された岩泉ホールディングスの社長が「美味しいです!でも飲まないでね」と何度もおっしゃっていた記者発表)

今年は、お客さまのオリジナル原料開発も増えました。

オーガニックオリジナル発酵原料がアクティブオーガニックブランド「Be」のスキンケア・ヘア&ボディケアシリーズに全面採用

こちらは、「(アスペルギルス/サッカロミセス)/(マグワ果実/コメ)発酵粕エキス」という舌を噛みそうな商品ですが、私たちのオーガニックのお米と桑(マルベリー)を発酵して抽出したエキス。世界で初めて製品化したエコサートCOSMOS認証のオーガニック認証エキスです。アミノ酸を豊富に含み、整肌成分で機能性も追求しました。

発酵、特にここでは麹が大活躍。玄米や桑という素材をさらに機能あるものに変身させるのは私たちが得意とするところです。

(私たちのお米の原材料)

私たちの取り組みは、世界初、と言えることも多く、これからもサステナビリティも追求しつつ、機能性もある原料を世の中に出していきます。

世界初といえば、岩手県花巻市の雑穀「ヒエ」のヌカを活用したヒエヌカオイル。

機能性もある素晴らしい原料ですが、これまで有効活用されていなかったもので、これを化粧品原料化することができたのも昨年の実績。これについては、もっとお話したいこともあるのでまたの機会に!

岩手県産ヒエのヌカを世界で初めて化粧品原料化、サステナブル原料として「ヒエヌカオイル」「ヒエヌカエキス」の取扱を開始

私たちの強みは、未利用資源を発酵・蒸留などでさらに価値のあるものにする発酵技術、製造工程でゴミを出さないプロセス、(ご希望があれば)オーガニック認証など、色々あります。

これまで、原料は、さまざまな製品を構成する一つの要素だったことが多いと思うのですが、原料が主役になる時代が到来では!と思っています。みなさんも、商品を手に取ったとき、是非裏面にもご注目ください:)

■ 自社ブランド FERMENSTATION エシカルアワードいただきました!

私たちが岩手で製造している原料、オーガニックライス・エタノールや発酵粕を原料にした自社ブランド。エタノールを使ったハンドスプレーや洗顔石けんなどを展開しています。

洗顔石けんの販売開始は2013年、アウトドアスプレーは2015年、長くご愛用いただいているお客さまもいらっしゃるブランドですが、今年はお取り扱いいただく売り場もリアル店舗、オンラインと増やすことができました。

また、一部の商品をリニューアル。

由来や地域循環などを追求した原料をお届けしている会社として、自社ブランドの製品にもこういった原料を使っていきたいと考えています。当然ながら私たちが作っている原料だけでは製品を作ることはできないので、自分たちで原料を探したり、メーカーさんにも相談しながら、納得いく製品作りにチャレンジしています。

今回のリニューアルでは、森林生態系や生物多様性、不当労働など、環境・社会面での問題を抱えていると言われているパーム油の使用をなしにして、別のオイルに変更。これが結構大変でした。。。パーム油は食品、化粧品、日用品などさまざまな製品に利用されている原材料。パーム油を抜いても、香り・泡立ち・使用感・洗い上がりなど、これまでと変わらない石けん、さらによくなる石けんを目指したのですが、なかなか納得いくもののならず、何度顔を洗ったことか。。。

商品を欠品することにもなってしまい、お客さまにもご迷惑をおかけしました。
年末ギリギリに、ようやく完成。完成品が届いた日は、オフィスの共有スペースで顔を洗い(笑 その後、ちゃんとお化粧しました)、大満足できる奥州サボンとなりました。

2021年は正直言って、自社商品にすごく注力できたかというと、そうでもなくて、できなかったことの方が多い。自社製品を担当するメンバーも、10月にジョインして、ようやくReadyの状態になりました!来年はやるぞー。
2022年は、もっと発信して、伝えて、みなさまに長くご愛用いただける製品をお届けしたいと思っています!

■ OEM/ODM 未利用資源をアップサイクルした製品をもっと世の中へ!

原料提供、製品開発まで一貫して引き受け、ストーリのあるオリジナル商品をお客さまと一緒に作り上げていくOEM/ODM、今年は、昨年から開発してきた案件も多く、ローンチ、リリースのお知らせが多くありました。

この分野も、原料ビジネスと同様、地球環境への配慮、ストーリー性だけではなく機能性のあるプロダクト、動物由来の原料を使用しないビーガン製品、オーガニック製品などのニーズの高まりとともに、お声がけいただくことが増えてまいりました。一方で、まだ私たちの知名度は不十分、どうしたらファーメンステーションのことを知っていただけるか、試行錯誤しながらウェブサイトの情報を拡充したり、展示会に参加するなどしてきました。

(展示会は東京メンバー総出で!担当業務は関係なく、全員が事業やプロダクトの説明をできるのが自慢です)

その成果として、本年お届けしたプロダクトは、70アイテム以上!
昨年は17アイテムでしたので、大幅に増加、来年はすでに開発が進んでいるものもあり、更に増えていきます。それぞれの製品に対して、コンセプトのご相談、原料の選択、試作サンプルの検証、処方の決定、デザインなどの調整・確認、どう世の中に伝えるか、などなど、、、多岐にわたる業務をこなしてきました。(これはメンバーのみんなが頑張った、としか言いようがないです)

ご提供できるラインナップが増えたことは前回の投稿でもお伝えしましたが、ご一緒したお客さまも多様で、その度に違うアプローチや想いがあり、私たちもその全ての楽しみながらご一緒してきました。

ファッション、アパレルのお客さまがお洋服と一緒に販売されるライフスタイル製品やコスメ、D2Cブランド立ち上げ、スタートアップの新規事業などのお話も増えています。アート分野とのコラボやもありました。

(ダンスカンパニーDazzleさんのオリジナルハンドスプレー。主宰の飯塚さんと酒井の対談ももしよろしければ!https://youtu.be/oLHyVR0WpSg アジア太平洋障害者芸術祭へのご参加など、さまざまな活動もしていらっしゃる素晴らしいカンパニーです)

また、地域、特に岩手のお客さまとご一緒できたのも嬉しいことでした。地域には、まだまだ知られてない未利用資源も多くあり、岩手に限らず、全国の事業者さまとご一緒したいと思っています。

例えば、岩手の陸前高田「神田葡萄園」さんの絞りかすを使ったブランド「POMACE(ポマース)」
(りんごのジュースの搾りかすとワインの搾りかすを使った2種類のアロマスプレーです)

 (長年ご一緒しているサザビーリーグ AKOMEYAさんの新しい商品です)

年末には、ロフトさんのウェルビーイングな暮らしに向けて「雑貨のチカラで、暮らしと地球をしあわせに。」をテーマにしたグリーンプロジェクトでもご一緒しました。
オリジナルのスプレーを製造、都内だけではなく東北でも店頭に並んでいるのを、メンバーで確認!このような会社やブランドのサステナビリティをテーマにした企画も増えました。

通常、OEM/ODMというと、縁の下の力持ちのような感じで実績が公開されないことも多いのですが、私たちの場合は、どちらかというと「コラボ」に近く、お客さまと一緒にリリースすることが多いのも特徴です。

■ 事業共創 広がる未利用資源 再生・循環パートナー

循環型社会を目指すパートナー企業の皆さまと「未利用資源」をさらに価値ある製品に変えていく事業を作っていく事業共創。

今年、新たにご一緒した事業者さまは、ANA(全日空商事)さま、象印マホービンさま、カルビーさま、中国銀行さま、カンロさまなど、セクターを問わず、未利用資源の活用に共感いただき、「未利用資源 再生・循環パートナーシップ」の輪が広がりました。

それぞれ、事業活動の中で出てくる「未利用資源」をファーメンステーションでアップサイクル、ウェットティッシュやアロマスプレーといった、事業会社が販売、配布などをするプロダクトに変える取り組みが進みました。

カンロさまとのお取り組みは、フジテレビのニュースにもなりました。
とてもわかりやすいので、是非こちらも見ていただけたら嬉しいです。


それぞれのプロジェクトに思い入れがあり、是非あらためてご紹介する機会をいただければと思うのですが、、、

これらのパートナー企業の皆さんが、どういう経緯で、どういう思いでご一緒することになったのか、何が大変で(大変なことがあったとしたら笑)、ご一緒した成果など、割とストレートに語っていただいています。

リンクはこちら。https://fermenstation.co.jp/collabo/


また、未利用資源を活用した商品開発で是非ご紹介したいのが、こちらです!

東北を拠点とするドラッグチェーン薬王堂さまとの協業。
東北の未利用資源をアップサイクルしたスキンケア「アンオフ(AND OHU)」が12月に発売になりました。こちらの商品サイトの動画を見ていただくとわかるのですが、スキンケア商品なのに、出てくるのは岩手の風景や農家の皆さま。私も参加しています:)

「未利用の豊かな資源から、素肌と環境にやさしい製品を。」
未利用の豊かな資源+発酵+循環がメインのコンセプト。
スキンケアで「未利用資源」が最初に打ち出しされるのは珍しい。。。

(記者発表は、薬王堂さんと生産者の皆さんとご一緒しました!発表会、ものすごく緊張した。。。)

ここからがスタートで、岩手だけなく東北6県の原料を利用したり、プロダクトのラインナップを増やすなど、長く愛されるプロダクトを薬王堂さんと作っていきたいと思っています。 これからにご期待ください! 未利用資源ハンターとしても来年は色々行きたいなあと思っています。

WWD「東北の未利用資源を活用したスキンケア誕生 ドラッグストアとスタートアップ企業がタッグ」

これらの4つの事業をスピーディーに成長させるためには、技術開発、商品開発が必須です。ここが猛烈に楽しいところなのですが、今年も色々ありました!
が、、、続編に続きます。

ファーメンステーションの盛りだくさんの1年間を振り返るシリーズ、まだ続きますよー!
次回は、研究開発、ファーメンステーションのカルチャーやメンバーの話、私のこと、と続く予定。。。振り返るってことは年内に書き上げないといけないんでしょうか。。。もう12月30日。年越しそうな雰囲気もありますが、頑張りますー。

2021年のファーメンステーションを振り返る!!Part3(研究開発、グローバルなど)

そして、株式会社ファーメンステーション では一緒に働く仲間を募集しています!!!是非是非お気軽にお声がけください。一緒に未利用資源から新しいプロダクト、文化を生み出していきましょうー。ご連絡、お待ちしています!

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