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「やっぱり俺はJavaScript」。元服飾デザイナー設樂大悟が切り拓く「デザイン×エンジニアリング」の未来。

現役の医師でもあるCEOの佐竹をはじめ、ユニークな経歴を持つメンバーが多数在籍するキュア・アップ。その中でも一際異彩を放つ存在が、エンジニアの設樂大悟だ。元服飾デザイナーで、今はUX~ビジュアルデザインとエンジニアリングの両方でその手腕を発揮する「テクニカルクリエイター」として活躍する。オリジナルな道を突き進む、設樂のストーリーをお届けします。

ファッションから湧きだした「デザイン・表現」への多角的な興味

ーデザインとエンジニアリング両方のスキルを持っているなんて珍しいですよね。どういう経歴を
歩まれてきたんでしょうか?

キャリアのスタートは、ファッションデザイナーでした。服飾系の学校を卒業した後、アシスタントデザイナー、テーラーリングの修行を経て独立し、友人とファッションブランドを立ち上げました。ファッションは、「イメージ」や「空間」といった複合的なデザインで、「デザイン・表現」というものに対して多角的な興味が湧くようになりました。

だんだんとブランドの広告宣伝のためにWebデザインに関わることが増えていって、こだわろうとすればするほどHTML/CSS/JavaScriptといったフロントエンドの知識が必要になり、気づくとその世界にのめり込んでいましたね。文字として書いた情報がビジュアルで表現されるところが楽しくて。特に「動き」の部分は、JavaScriptで表現する必要があり、そこでプログラミングを初めて覚えました。

ーそれがJavaScriptとの出会いだったのですね。そこからキャリアはどう変わりましたか?

ブランド立ち上げから4年が経ち、海外から取材を受けたり、ファッション誌に取り上げられたりと事業は軌道にのっていたのですが、UNIQLOやH&Mなどのファストファッションが出てきて、個人がやるブランドに限界を感じはじめていました。

そこで、興味を持ったWebエンジニアを仕事としてやってみようと、SIerに転職しました。銀行系のプロジェクトでテスターやマネージャーを経験すること2年、ついにECサイトのリニューアルの案件にアサインされたんです。仕事はサーバーサイドだったんですが、「自分が作りたいものを作るんじゃないんだ...」という違和感があり3年で退職し、IT系の専門学校に通いだしました。

メンターからの言葉で気づいた「俺はJavaScript」

ー専門学生時代はどのような生活を送られていたのですか?

PHP/Java/Linux漬けの日々でしたね。学校に通いながら、アルバイトでもプログラムを書いていました。よい会社と出会い、「アルバイトは仕事はいいから、やりたいことがあればそれをやっていい」と言ってもらえて。そのときにメンターから「お前はJavaScriptだよね!」と言われたんです。嬉しかったですね。JSって「表現する言語」なので、自分のデザインの素地とマッチしているなと。そこで「そうだった、俺はJavaScriptだった。」と気づいたんです。

オライリーのサイ本を5周読めと言われて、何度も読みました。例えば本の中に、 画面の色を再帰的に表現するために状態を持つ関数としてのクロージャーの例とかがあるんですが、こういうことを学ぶことがビジュアルプログラミングにつながると思い、学ぶことに違和感はありませんでした。

ー専門学校卒業後はエンジニアの道に?

卒業後は社員全員がプログラマーのWeb制作会社で、サーバーもフロントエンドもデザインもやっていました。ただそこは受託で、だんだん自社サービスを持つ会社にいきたいと思うようになっていったんです。それで事業会社に転職しました。キュア・アップに転職する前に2社で働いたのですが、印刷物のデザインを担当してユニバーサルデザインを学んだことで得たレイアウトをつくる感覚とか、フロントエンドエンジニアをしていたときに経験したjQueryをReactに書き換えるプロジェクトなど、過去の仕事が全て今に活きていますね。

ーその後CureAppに入社された理由を教えてください

事業会社を経て実は一度フリーランスのエンジニアになったんです。そのときにエージェント経由で最初に紹介された仕事がキュア・アップで、「JavaScriptが強い会社なので、強みを生かせそうだな」と思い業務委託としてjoinしました。

でも関わっていくうちに、「ひとつのプロダクトを丁寧に作り上げる」という姿勢が今までとは違うと感じ、そこにもっと携わりたいと思うようになったんです。

子供に話したくなるような社会的に意義がある仕事ができるというところ、自分が今までやってきたJSの技術でなんでもできると思えたところ、それも入社を決意させた決め手だったと思います。

CureAppではじめて知った「プログラムの本質的楽しさ」

ーCureAppでは、はじめからデザインとエンジニアリングの両方をされていたんですか?

いえ、最初は「NASH App」という治療アプリをReact Nativeで開発するエンジニアでした。CureAppは「ドメイン駆動設計」を取り入れており、見た目のコードとロジックのコードは完全に分かれていて、すごく驚いたのを覚えていますドメインには、「患者さんとは」とか「医師とは」といったことがコードで表現されており、そこには「プログラムの本質的な楽しさ」がありました

ーその当時デザインはされていなかったんですか?

当時はデザイナーの業務委託の方がいたので、私は担当していませんでした。ただ、サービスが改善フェイズに入ってくると、スピード感を持った開発が求められてきて、社内にデザイナーがいないとうまく回らなくなってきました。そんな中、自分のデザイナーとしてのキャリアが「発掘」され、白羽の矢が立ちました。ある日を境に、情報設計からUI、ビジュアルデザイン、そして実装まで一気通貫でやる権限をもらえるようになったんです。ここからが、デザインxエンジニアリングのキャリアのスタートでした。

ーデザインとエンジニアリング、両方やるようになって何か変わりましたか?

より患者さんのことを考えるようになりましたね。それまでは「使い勝手」は考えていたものの、実際患者さんの身になっていたというより、やや開発者目線だったんです。今のスタイルのいいところは、「実装に入った時点で、実現したいことがすべて見えていること」。スピード感が全然違います。情報のロスもなくなり、デザインから実装までシームレスに進めていけます。

ただ、両方をうまくやれているのは、メンバーに支えられているというところが大きいです。実装面で頼れるエンジニアやQAチームがいる、だからデザインとエンジニアリング両方をやることができています。あとは、医療機器のデザインは、今まで誰も経験していないところが難しいと感じていて、試行錯誤しながら、毎週行われるPDK(プロダクトをどうしよう会議)という社内会議で、みんなでよくしているという感じです。

ユーザー第一で実装もこなせる「テクニカルクリエイター」を目指したい

ーCureAppで働く魅力を教えてください

CureAppメンバーはチームをよくしようという人たちが集まっていて、尊敬しあえています。その「よくしよう」が、ちゃんと考えられていて、ユニークな施策になっているのが特徴的だなと思います。

例えば自社の技術を積極的に切り出してOSS(オープンソースソフトウェア: 広く使ってもらうために公開しているプログラム)にするという姿勢。この規模で40個のレポジトリがGitHubにあるのは珍しいと思います。

あとはプロジェクトが多い中で、共通する機能をうまく抽象化し、社内ライブラリとして活用できているところです。今自分が担当しているやっている共通基盤は、Atomic Componentというものです。各プロジェクトが共通に使えるようなUIコンポーネントをカタログ化しています。いいものを一回つくればみんなが使えるようになっているところが素晴らしいと思います。

ー最後に、これからCureAppでやりたいことをお願いします

やはり、今やっているデザインxエンジニアリングを極めて、テクニカルクリエイターの道を貫きたいですね。目下の課題は、デザインするときに実装を考えて尻込みしてしまうところです。ユーザー第一で進めていって、複雑なデザインも余裕で実装できる技術力をもっと身に付けたいです。もちろん、画面の実装だけでなく、これからもドメイン部分のコードも書いていたいですね。提供したい医療をそのままモデリングしたものなので、プログラムの醍醐味を感じます。

ほかに、会社全体としては、デザインチームがないので自分が主導して作っていきたいです。デザインチームでは「会社がつくるプロダクトの根本的なデザイン思想」を決めていきたいです。デザインチームとエンジニアチームの架け橋となる存在になれればと思っています。

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