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社内で一番熱い男。プロダクトマネージャー武井が「ascure Starter」にこめた想いとは?

武井聡
日本初の「治療アプリ®︎」のプロダクトマネージャーとして薬事申請から携わる。
民間法人向けのWebサービスascure Starter(禁煙動機を高める新サービス)の立ち上げやニコチン依存症治療用アプリの改善の他、プロダクトマネージャーの採用業務も行う。

学生時代からヘルスケア業界で長期インターンなどを多く経験してきた武井。そんなヘルスケア事業のやりがいも難しさもよく知る武井が、心から惚れ込んだのがCureAppでした。

入社後は約1年間、禁煙動機を高める新プロダクト「ascure Starter」の開発に取り組んできました。開発当初は結果が出ず苦しみながらも、挫折をのりこえ無事リリースへ。現在は、ニコチン依存症治療用アプリの開発に邁進する武井の信条は、「目の前の人の人生をよりよくするために、妥協せず最善を尽くすこと」。
そんな、武井のストーリーをお届けします。

入社前から応援し、惚れ込んでいたCureApp

――CureApp に入社するまでは、どんなことをされていたんですか?


武井:大学では、医学部 健康総合学科でヘルスサイエンスについて学んでいました。学んでいくうちに、医療費の問題など課題が多くあることに気づき、ヘルスケアに関心をもつようになったんです。学生時代にはヘルスケア系ベンチャー3 社で、長期インターンを経験しました。その中で、事業のやりがいと同時に難しさも知りました。就職するときは、そのままヘルスケア業界にいくかどうか迷いましたが、ご縁のあった転職支援業界の企業にエンジニアとして入社したんです。

――もともと、全く別の業界に就職されていたんですね。CureApp との出会いは?

働いている人の魅力に惹かれ最初の企業に入社しました。でも、いつかは、またヘルスケア業界をやりたいと思っていましたし、公言もしていました。そんな中、1年ほど前にCureApp の資金調達のニュースを見て。インターンを経験し医療ビジネスの難しさを痛感していたので、この会社は“ど真ん中”を攻めているすごい企業だと感じ、入社する前からずっと応援していたんです。

――“ど真ん中”というのはどういうことでしょう?

いわゆるヘルスケアビジネス業界は、予防医療となるとエビデンスもないダイエットなどでお金を稼ぐか、製薬や医療機器メーカーという医療の世界か、その営業支援をするインターネットサービスなどが中心です。その中でも、特に予防医療に近く、従来の医療機器や製薬に関係しない世界で何かビジネスやるのは、苦しいものだと感じていました。

しかしCureApp は、それを医師会や厚労省、保険者など様々な立場の団体や機関が関係する世界の中で、デジタルという新しいアプローチを用いて医学的なエビデンスを構築し、規制や薬機法に向き合っています。すごく難しい世界にまっすぐ挑戦している。多くの人がやるべきだと思っていたけど、大変そうだと誰も手をつけなかった分野なので、これはすごいなと。
それで、ちょっと話だけでも聞きにいってみようと連絡を取ったのが始まりでした。


―― そんなに惚れ込んだ会社だったんですね。

はい。働けて幸せですね。

0→1の新プロダクト「ascure Starter」開発に没頭


―― 今は、どのようなお仕事をされているのですか?


武井:職種としてはプロダクトマネージャーになります。プロダクトの出す成果に対して責任を持ちます。エンジニアやデザイナーはHow?の専門家です。やりたいことがあって、どうやるか?と突き詰めてやる人です。プロダクトマネージャーは「なぜそれを作るの?」や「何を作るの?」というWhy?やWhat?を責任を持って決める専門家になります。


―― どんなプロダクトを作られているのでしょうか?


入社してからしばらくは「ascure Starter」という禁煙動機を高める新規サービスの立ち上げを主に担当していました。現在は、来年の承認を目指し、医療機器承認を目指すニコチン依存症治療用アプリを開発中です。
「ascure Starter」は、企業や健康保険組合さん、自治体といった法人向けで展開してきた「ascure 卒煙プログラム」という卒煙プログラムの入り口を広げたものです。いつかは禁煙したいけど、今じゃないと思っている人の潜在的な禁煙動機を掘り起こす新サービスを開発したんです。
実は私自身も入社前まで喫煙者で入社後に卒煙したので、すごく気持ちが分かるんですが、喫煙者のうちの半数はいつか禁煙できたらなって思っているんです。でも、なかなか禁煙指導を受けるまでには至らない。そんな課題を解決するのが、0→1 の新サービス「ascure Starter」です。

―― どのように禁煙動機を高めていくのでしょうか?

まずはタバコについて正しい知識を学びながら、タバコとの付き合い方を改めて考えてみましょうと促していきます。そこから禁煙動機が高まった人は「ascure 卒煙プログラム」で、本格的に支援アプリや禁煙指導員さんのサポートを得ながら、禁煙に取り組むという流れになります。


ユーザーテストで全く結果が出ない…。挫折からつかんだものは?


―― 開発は順調だったんでしょうか?


武井:最初はテスト版で、全く結果がでなかったんです。参加者さんが全然、禁煙したいと思ってくれなかったんです。どうしたら、もっと良くなるんだろう?と、四六時中考え続ける時期もあり、病みそうになりましたね(笑)。
やはり、ゼロから生み出すサービスなので、開発の人件費を考えても巨額の投資です。それで結果が出ず、リターンが出せないことになるのは避けたかった。今まで感じたことがないプレッシャーを感じました。結果がでないっていうことに対して責任を感じて、不安や焦りを感じてしまっていたんです。

でも、「この事業をやると決めたのは、君だけじゃなくて経営陣と決めたこと。その判断が良かったかは君だけの責任ではない」とCDO の鈴木が言ってくれてすごく救われました。私がすべきは、とにかく執務を実行することを全力でやることと、それが実際どうユーザーに届いたのか結果をしっかりと報告すること。そして、経営陣と次の一手を一緒に考えることが私の責任なんだと思った瞬間に、気持ちが前向きになりました。


―― それからは順調に行ったんでしょうか?

第1段のテストで、参加者さんに効果がなかった部分を取り除き、もう一回、構成を考え直してテスト。効いた部分があったらそれを生かし、じゃあこれでやってみよう!と、またテストするというのを、3回繰り返しました。
いわゆる世の中にある禁煙本は読破しましたし、第一線で活躍中の禁煙指導員と相談しながら一緒につくり上げていきました。指導員に私がつくった文章を見てもらい、「そういう表現あるんだね!」「それわかりやすいね!」など、参加者さんに刺さる表現のアイディアをもらいました。実際、禁煙にはいろんなアプローチの仕方があって、もっとこういう展開にしたら参加者さんの気持ちに寄り添えそうだというパターンをいくつも作ってみて、ひたすらテストし続けたんです。
エンジニアやUX デザインについて詳しいデザイナーにも、たくさん力を借りて進めていきました。

初めてのYES ボタンに感動の涙。大変な開発を支えた信条とは?


―― 最終的に結果がでたときは、どんな気持ちでしたか?

武井:プロトタイプテストではずっと結果が出なかったときに、初めて卒煙プログラムに申し込むというYES ボタンを、参加者さんが押してくれた瞬間は泣きましたね。それまで、ずっとNO、NO、NO ボタンが押され続けていて、初めてYES ボタンが押された瞬間です。個室にこもってリモートで、その映像を見ていたんですけど。


―― 素晴らしいです。大変な開発の中、ご自身を支えたのはどんなことだったのでしょう。


プロダクト作りは正直、大変でしたが、頑張るエネルギーがだせたのは、自分が元喫煙者としてユーザー目線をもっていたからかもしれません。また、テストをする中で「ascure Starter」によって、参加者さんが実際に禁煙へと行動変容する様子を見て、プロダクトの価値を実感しながら仕事をしていました。
社会的意義の大きい挑戦をしているという事実が、原動力になりましたね。まさに、目の前の困っている人達のより良い人生のためにできることを追求したいと思っていたので、社内でも妥協せず、議論を戦わせながら仕事をしていました。
突き詰めて考えて出来たプロダクトが参加者さんに届いた時の喜びは、ものづくりの一番幸せなところだと感じますね。


―― 会社で一番熱い男と、評判だとお聞きしました。


そうなんですね。笑
たしかに、参加者さんが初めてYes ボタンを押してくれた後、個室を出て、「申し込んでくれました!」と、会社のみんなに伝えて。そうしたら、みんなが「ウワ~!」って盛り上がってくれるなんてことも体験したりしましたね。

ソフトウェアの力で、困っている人の力になりたい。


―― 最後に、CureApp でこれから成し遂げたいことを教えてください。


武井:私は、もともとメンタルケアに興味があり、精神疾患を治療するアプリが作れたら最高だなと思っています。また、メンタルケアに関わらず、生活習慣病や持病の治療で困っている方は沢山います。そういった課題をソフトウェアの力で解決していく仕事を、もっとやっていきたいです。そして、その仕事を今まで以上に多くの人に届けたいですね。

「ascure Starter」のユーザーも、これから万単位に広げていきたいです。何万人の単位で変えられるのがソフトウェアの力。それを実現するような仕事をしていきたいですね。


(取材ライティング/柳澤聖子)

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