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医療の最前線の看護師をする中で、予防医療の大切さに気づき在宅指導員になったという入江と曲村。
禁煙や生活習慣の改善を指導するCureAppの民間法人向けモバイルヘルスプログラム「ascure卒煙プログラム」は、アプリで日頃の禁煙習慣を管理しつつ、在宅指導員が全6回のオンライン面談指導を行います。
最初こそリモートでの勤務にとまどいもありましたが、チームで励まし合えるあたたかい環境に、今とても満足して働いているという2人。参加者さんの変化や言葉が、何よりの仕事のやりがいだといいます。
現在は、指導員の教育係やチームリーダーとして働く、お2人に話を聞いてみました。
<メンバー紹介>
入江 星香(いりえ せいか)
在宅指導員 担当:ascure卒煙
略歴
大学病院の高度救急救命センターにて3年間の病棟勤務看護師を経て、2019年CureApp入社。現在は在宅指導員の教育担当。新人研修や指導員のさらなる成長のためのカリキュラムを作成・改善している。
曲村 理沙(まげむら りさ)
在宅指導員 担当: ascure卒煙 / ascure STEPS
略歴
外科病棟や手術室にて看護師として勤務後、2018年にCureApp入社。現在は「ascure卒煙プログラム」在宅指導員チームリーダーを担当している。
医療の最前線にいたからこそ、予防医療の大切さに気づいた
――CureAppに入社されたきっかけや、簡単な自己紹介をお願いします。
入江:入江です。入社してもうすぐ2年になります。
私は、元々救命救急センターで働いていて、救急車で運ばれてきた患者さんを看ることが仕事でした。運ばれてきた患者さんとたくさん接する中で、病院に来る前にもっと予防として何かできていたら、という思いが強くなっていきました。
CureAppの治療アプリ®︎や民間法人向けモバイルヘルスプログラムはまさに、病院ではなく自宅で病気を防ぐための行動を促すことができます。私のやってみたかったことはこれだ!と思い入社することを決めました。
曲村:曲村と申します。
私は病棟と手術室を経験してから、2018年11月にCureAppに入社したので、今年で3年目になります。
きっかけの1つは、静脈と動脈をつなげてシャントというものを作る手術で実際に動脈硬化を起こした血管を見た時のことです。加齢ももちろんありますが、生活習慣でこんなにも変わってしまうものなのかと衝撃を受けました。
また、タバコを吸ってはいけない手術の直前に、我慢できずにタバコを吸ってしまう患者さんにも出会い、禁煙ができる体制があればと感じたこともありました。
そんな経験から健康的な生活のためには、禁煙や生活習慣の改善が大切だと痛感し、CureAppで予防医療に関わりたいと思い入社しました。
もう一つのきっかけは働き方です。夫が全国転勤の仕事なのですが、リモートで働くことができれば夫に合わせて仕事を変える必要がなく魅力に感じました。
――パートナーの転勤に合わせて仕事を変える必要がないのは大きな魅力ですね。お2人は元看護師ですが、他には、どんな経歴の方が多いでしょうか。
入江:看護師のほかには、薬剤師さん、管理栄養士さんなど、病院や薬局などの臨床現場で働いていた方が多くいらっしゃいます。
現在は20名ほどの在宅指導員が活躍中です。指導は未経験の方も多くいらっしゃいますが、入社後の研修体制もしっかりしているので心配なく働くことができます。
リモートワークで、柔軟な働き方が実現
――医療現場の最前線からCureAppに入社されて、驚いたことはありますか。
入江:入社したときは、果たしてパソコンを使って、ネット上だけで仕事ができるのだろうか?と半信半疑でした。
今でこそ違和感はないですが、当時はフルリモートの仕事は殆どなかったので。
でも、はじめてみれば、全く問題なくできましたね。
曲村:CureAppに入社した後、夫の転勤で福井県から京都府に引っ越すことになりましたが、フルリモートなのでそのまま仕事を継続できたのはありがたかったです。
どこに住んでいても、仕事を続けられるのは大きな魅力ですよね。
入江:私は、まだ結婚も出産の経験もないのですが、将来を考えたときに周りを見ても、色々な形に合わせてできる仕事だなと感じています。
参加者さんの気づきや言葉に、喜びを感じる
――在宅指導員のお仕事の内容や、やりがいについて教えて下さい。
曲村:今は、朝11時から20時まで勤務していて、その間にオンラインでの禁煙指導の面談をしています。また、他の指導員さんの勤務状況のマネジメントなども行っています。
毎週、指導員同士で、参加者さんの指導の悩みについて相談する時間や、知識のアップデート、研修をする時間もとっています。
入江:禁煙指導の参加者さんも十人十色です。この参加者さんにこの言葉は響くけど、他の方には響かないなど、人それぞれな部分に対応していく難しさを感じることもあります。
そういうとき指導員同士で悩みを相談し合えたり、励まし合える環境があるのは、すごくよいところですね。
曲村:1番嬉しいのは、やはり参加者さんが卒煙されるときです。
でも卒煙できても、できなくても、6回ある面談を最後まで「もういいや」とならずに来てくださるのも嬉しいです。
最後のアンケートに「ずっと励まして、信じてくれたのが良かった」と書いてあった時は、すごく嬉しかったです。
入江:参加者さん自身が、面談を通してなにかに気づき、そして実際に試してみて初めてわかることなどもあります。サポートを通して、参加者さんの行動が実際に変わっていく様子を間近に見て感じることができるのも大きな喜びです。
行動が変わり習慣が変わり、それが禁煙につながっていくのは、私たちも嬉しいことです。でも、一番喜ばれているのは参加者さんご自身だなと日々感じています。
また、指導員は面談のために「動機づけ面接法」を学んでいるのですが、それが効果を発揮するときにもやりがいを感じます。最後の1本がずっとやめられない参加者さんに、どうアプローチすればよいか悩み、学んだことを諦めずくり返したら「吸ってる意味ないな」とハッと気づいてくださった瞬間がありました。そのときに、学んできたことの効果をあらためて実感しました。
――さきほど指導員として経験がなかった方も多いというお話がありましたが、指導員になるまでのステップは?
入江:入社してからは、約3週間ほどしっかりとした研修があります。実際に指導員としてデビューする前には、他の指導員やテスト参加者さんと何回か面談の練習をします。本格的にデビューしてからも、遠隔ではありますがバックで面談中も助けてもらえる環境やシステムになっています。
――手厚くフォローしてもらえるのは安心ですね。
入江:そうですね。まずフルリモートの仕事ということで、システムに慣れる時間も必要だと思います。新しく入ってきた方が安心してデビューしてもらえるような環境を整えるようにしています。
指導員になってからも知識をアップデートする機会もありますし、疲れていそうだなとおもったら、少し仕事とは関係のない話をする時間をとったりもしています。遠隔でも心地よいコミュニケーションをとれるように、いつも心がけていますね。
曲村:メンバーの殆どが経験ゼロからのスタートで、問題なく禁煙指導ができているので、その辺りは心配しなくてもいい環境だと思います。
参加してよかった!と、心から思ってもらえる面談の場を作っていきたい
――では、最後にCureAppに入社してよかったことや、これからの目標を教えてください。
曲村:やはり夫の転勤にあわせて仕事を辞めなくていいのは、一番良かったなと思います。それに病院勤務時代に比べて、ストレスもすごく減りました。
目標としては、動機づけ面接法のスキルを、もっと磨いていきたいと思っています。動機づけ面接法がどれくらいできているかを測る試験があるんですが、今後は試験を受けるなどして、力をつけていきたいです。
入江:今のチームは、みんなで褒めあって励ましあって、あたたかいチームなので本当にストレスがなく仕事ができています。面談がうまく行かずに悩むこともありますが、毎日、仲間のおかげで仕事が楽しいなと思いながら過ごせています。
これからの目標は、禁煙が成功する、しないに関わらず、面談に参加してよかった!と思ってもらえるような場を作っていきたいです。
禁煙指導ではありますが、禁煙以外の意識がすごく変わる方がいらっしゃいます。
例えば、健康意識が芽生えて運動習慣がついたり、食事に気を使ったりするようになった方もいらっしゃいますし、仕事への価値観までも変化したとおっしゃっる方もいました。
そういった良い変化を生み出す面談ができる場を、これからも作っていきたいですね。
(取材ライティング/柳澤聖子)