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サイボウズはなぜ自由な働き方ができる? ーインターンが見た裏側には、ツールと情報共有があったー

皆さんは、自由な働き方の会社にあるものってどんなものだと思いますか?

オープンな風土、自由を認める人事制度、柔軟な考え方を持つ社員などを思い浮かべる人が多いのではないかと思います。

自由な働き方でよくメディアにとりあげられるサイボウズにもこの3つはあるものの、これだけで自由な働き方が成り立っているわけではないようです。

サイボウズ営業本部で約1年半の長期インターンを行ってきた金井友里奈さんは、サイボウズの働き方を支えるものは、「ツール」と「情報共有」であることに気づいたと話します。社内にいると「ツール」や「情報共有」について考える機会がたくさんあり、サイボウズを語る上で切っても切れないものなのですが、社外の方にこの2つにご興味をお持ちいただけることは「働き方」や「風土」と比べて多くないようです。

今回のインタビューでは、サイボウズの自由な働き方はなぜ成り立っているのか、サイボウズメンバーはどのように情報共有を行っているのか、インターンから見た率直な目線で語っていただきます。

(話を聞いた人)

金井友里奈(かない・ゆりな)さん

2019年11月にサイボウズへ長期インターンとして入社し、採用広報を担当。活動の中でサイボウズ製品の魅力に惹かれ、社内副業では「HR部会(人事領域でのkintone活用を考える部)」に所属。現在、早稲田大学文化構想学部在学中(2021年3月卒業予定)。大学入学以降は「人と人」「人と組織」のマッチングに興味を持って学び、学外ではサイボウズ含め3社にて人事インターンを行う。


第一印象は「自由な働き方の会社」。次第にサイボウズ製品に興味を持つように。

――入社前のサイボウズのイメージは?

テレビやSNSなどのメディアを通してサイボウズを知り、働き方や風土がユニークで面白そうだなあと思っていました。働き方のイメージがとても強かったので、初めは人事領域でビジネスを行っている会社なのかと思いましたが、ソフトウェアの会社だと知り驚きました。

ちょうどその頃、別の会社のインターンで、メールのみの社内コミュニケーションや紙と表計算ソフトを中心とした業務に課題を感じており、情報共有や業務効率改善ができるサイボウズ製品に興味を持つようになりました


――インターンを始めるとサイボウズ製品を仕事でどんどん使うことになりますよね。実際にやってみてどうでしたか?

情報共有や業務の効率改善に興味があると言いながらも、自分がいかにITツールを使いこなせていないかを実感しました。

社内で主に使うのは、Garoonとkintoneです。社内コミュニケーションやスケジュール管理はすぐに慣れたのですが、kintoneを活用して新しい業務アプリやプロジェクトのための議論をするスペースを作るのは大変だと感じました。

社内でアンケートを取ったり、新しい企画を立てる掲示板を作ったり、社外で学んできたことをアウトプットしたりと、発信する機会が多かったことも関係していると思います。インターンが行う仕事というのはなく、先輩社員の人たちの業務をどんどん任されていくんです。

その分だけサイボウズ製品を使う機会も多く、サイボウズという会社そのものへの印象が変わっていきました。そして、採用広報を担当する中では課題も感じました。サイボウズの自由な働き方や社風は外部の人にもよく知られているけど、その背景にあるものはあまり伝わっていないんです。

どんなことでも暗黙知にせず、記録してみんなに共有する

――自由な働き方や社風の裏側にはどんなものがありましたか?

サイボウズを「公明正大」「オープンに情報共有する風土」「100人100通りの働き方」といったキーワードで認識している人は多いと思います。一方では「サイボウズだからそうした風土や働き方を実現できるんでしょ?」と言われることもあります。

でもサイボウズだって、何の努力もなしに今の風土や働き方を実現できているわけではないんですよね。理想的な風土を作るために、みんなが知恵を絞って仕組みを考え、自分たちで作った製品を活用しています

――自分たちでサイボウズ製品を使い倒しているからこそ、サイボウズ流のチームワークや働き方が成り立っていると。

はい。たとえば kintone で「ノウハウアプリ」というものを運用しているのですが、ここには、業務を進める中でつまずきやすいポイントや他の人にも共有したいものが記録されています。かなり前のものまで、ノウハウが本当にたくさん貯まっていて驚きました。



どんなことでも暗黙知にせず、記録してみんなに共有するという意識がとても強い会社だと思います。私自身は一連の仕事を終えたタイミングでノウハウアプリに共有していますが、中には仕事を進めながら同時並行でノウハウアプリに書き込んでいる人もいます。誰もが常に「どうすれば周りに情報を展開できるか」を考えているんですよね。

一方で、業務で行き詰まったときに「教えてほしい」「助けてほしい」と発信すれば、誰かがコメントをくれ助けてくれるのもサイボウズの特徴だと思います。kintone の日報のやり取りではそうしたコミュニケーションがとても多いです。


「分報」に「ピープル」。サイボウズで学んだ「情報共有のやり方」

――自分の知識やノウハウを出し惜しみせず、どんどん教える。サイボウズはそんな人たちの集まりなんですね。なぜここまで積極的に情報共有できるのでしょうか?

自分たちで情報共有のためのツールを作り、それを最大限活用していくことが、サイボウズの理想とする、チームワーク溢れる社会を作ることにつながると考えているからだと思います。また、自社で活用することで、その活用事例を社外の方にもご活用いただけるからというのもあるのかもしれません。実際に営業のみなさんは、お客さまから社内での活用事例をよく聞かれるそうです。

人に教えることを惜しまないだけでなく、「人から教わる」ことにも真剣な姿勢で臨んでいる人が多いのも特徴の一つだと思います。それは私が初めてサイボウズの人と接した、インターン応募の初回面談のときから感じていました。インターンの経験しかない大学生なのに、その面談を担当してくれた方は「大学生だからこそ分かるもの、考えられることを教えてほしい」と真剣に話していて、とても驚きました。


――お話を聞いていると、「自分から積極的に発信できる人」「積極的に人の話を聞きに行ける人」がサイボウズには向いているのかな、と感じます。逆にこまめな情報共有が苦手な人は入社後に苦労するような気もします。

たしかに、仕事を進めながらこまめに現状を共有する場面も多いので、慣れていないと難しく感じてしまう人は苦労するかもしれません。私も最初はうまく情報共有できず苦労しました。同じチームで働く先輩から「もっと情報共有してほしい」と言われたこともあります。このままじゃダメだと思って情報共有の具体的なやり方を教わり、少しずつできるようになっていきました。


――「具体的なやり方」というと?

たとえばサイボウズには「分報」と呼ばれる習慣があります。テレワーク中に「今〇〇の業務を行っています」、「その中でこれに気づきました」、「ちょっと外出してきます」など、ちょっとしたことを次々と、それこそ1分単位に発信するような気持ちで共有していくんです。この文化を知ってからは「ざっくりした内容でもいいからとにかく発信しよう」という気持ちになり、気軽に書き込めるようになりました。


また、kintoneには「ピープル」というスペースがあります。個人が好きなことを何でも書いていい社内版SNSのような場所です。プライベートを含めてたくさんのことが共有されているので、先輩社員の人柄を知るのに役立ちました。私自身も抵抗なくプライベートで感じたことも発信できるようになっていきました。発信した内容にコメントをいただき、そこから仕事に発展したこともあり、改めて情報共有の大切さを実感しました。


――こうした仕組みがあり、誰もが気軽に情報共有できる文化を作っているからこそ、サイボウズで働く人は柔軟な働き方を実現できているんですね。金井さん自身は、どのような働き方をしているのでしょうか。

パートナーが愛媛県松山市に住んでおり、新型コロナウイルスの影響で東京と愛媛の行き来は極力控えた方が良いため、松山を中心にテレワークをしています。ちゃんと情報共有をし合うという前提があり、仕事をおろそかにしている人はいないという信頼関係があるからこそ、インターンにもテレワークで仕事を任せてもらえるのだと思いました。新型コロナウイルスの影響をあまり受けず、これまで通りサイボウズが掲げる理想や自分が実現したい理想に近づくため仕事ができていて、とてもありがたいことだと感じています。


今回の記事で使用している写真も松山オフィスにて撮影しました。

「サイボウズで何ができるか」「何をしたいか」を自分ごととして考える

――1年半近くのインターン経験を振り返って、改めてサイボウズはどんな会社だと思いますか?

「自分」と「会社や社会」のことを、バランス良く考えている人が多い会社です。自分のことばかり考えるわけでもなく、逆に相手のことを気にしすぎて自分の意見を伝えられなくなるのでもなく、自分のミッションも相手のミッションも両方大切にしている人が多いと思います。

「自分はこんな仕事がしたい」「こんな働き方がしたい」と発信し実行している人がたくさんいますが、「自分はこんなやり方でサイボウズや世の中へ貢献する」という思いも必ずセットで発信されています。


――会社だけでなく、世の中への貢献も。

はい。多くの会社では、「この階層の人がこんなことを言ってはいけない」といった暗黙のルールのようなものがあると思います。「若手のくせに偉そうなことを言うな」みたいな。そうした変なしきたりがサイボウズにはありません。「この人にこんなことを言っちゃダメ」という暗黙のルールもありません。

だからこそ、一人ひとりが担当している案件やお客さまに100%向き合えるし、会社だけではなく世の中へベクトルを向けることにもつながっているのだと思います。考えていることは「まずは日報に書いてみよう」「今度の定例会で言ってみよう」といった形で気軽にオープンに発信できるので、意見がつぶされることもありません。サイボウズのチームワークとは、ただ一緒に楽しく仕事をするためだけのものではなく、社内の心理的安全性を担保し、社外の方々への価値提供を一番に考えるためのものだと思いました。社内でのコミュニケーションがスムーズな分、自分の業務について考えることにたくさん時間を使えるんです。


――ありがとうございます。最後に、「サイボウズで働いてみたい」と考えている人へ伝えたいメッセージがあればお願いします。

冒頭でもお話したように、メディアで紹介されている内容や、社長の青野さんをはじめサイボウズの人が発信している内容に触れて、サイボウズという会社の働き方や風土に惹かれている人は多いと思います。ただ、私が採用広報の仕事をしてきた限りでは、そうした働き方や風土の背景にある「ビジネスモデル」「製品」に興味を持ってくれる人はまだまだ少ない印象があります。

そうした背景情報もWantedlyやYouTube、SNS、サイボウズ式、それにキャリアBARなどのイベントでもたくさん発信しているので、見ていただけるとうれしいです。

そして、サイボウズのことを深く知ってもらえたなら、次は「自分ならサイボウズで何ができるか」「サイボウズで何をしたいか」を自分ごととして考えていただけるととても嬉しいです。その上でサイボウズに応募すれば、面接を通してサイボウズ社員と候補者の方が、お互いの達成したい理想やその手段について深いお話ができるのではないかと思います。

皆さまからのご応募、お待ちしております。


企画:サイボウズ営業人材開発部/取材・執筆:多田慎介

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