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元塾講師が教える、満足度の高いエンジニア勉強会に仕上げるまで

皆様こんにちは。

サイボウズ株式会社でテクニカルトレーナーをしている Teru と申します。

塾講師からITの先生であるテクニカルトレーナーへと転職した私から、自社製品の kintone をより活用していただけるカスタマイズ勉強会「 kintone devCamp 」の特徴とトレーナーの役割、その魅力をお伝えします。

塾講師からの変遷

エンジニアとは無縁の生活だった

私の前職は塾講師で、元々エンジニアとは全く縁のない生活を送っていました。

大学入学と同時にアルバイトとして始めた仕事でしたが、気づけばどっぷり浸かり約10年。そんな私がなぜ kintone に関わり、カスタマイズを始めるようになったのでしょうか。

きっかけは教室の責任者になったことです。それまでは英語の講師としてトップを目指そう!という思いで指導に全てを注いでいましたが、責任者になったことでそれ以外のことを考える時間が増えました。

塾業界はペーパレスの進んでいない業界です。子どもたちに関わる時間をより増やしたいと思いながらも、業務に追われる日々でした。そこで出会ったのが kintone です。これを使えばもっと子どもに寄り添えると思いました。

請求に関わる部分はプロに頼んで構築してもらいましたが、それ以外の業務に関する部分は自分たちで構築することに決めました。作り込めば作り込むほど、私たちの業務には標準機能ではカバーしきれない領域があることに気がつきました。

自身の葛藤と理想

そこから私は JavaScript の勉強にのめり込みました。思い通りの機能が出来上がったときは心の底から喜んだものです。それだけでは飽き足らず、自身のブログや Twitter で情報発信をすることにしました。学習の最高形態は「人に教えること」だと考えていたからです。(ちなみに Teru という名前は生徒に名前を検索されてもバレないように使い始めた名前です笑)

そんな中、私は kintone の製品ファンとして、サイボウズ主催のイベント「 Cybozu Days 」に参加しました。Twitter で関わりのある人に会えたら良いな、ぐらいの気持ちで参加しましたが、そこでこのテクニカルトレーナーの仕事を知りました。

塾講師をしていてずっと抱えていた葛藤があります。それは目の前の生徒しか救えないことです。毎年多くても50名の受験生。その子どもたちの人生の岐路に関わることができるのはとても素晴らしいことでしたが、もっと多くの人を救いたい、関わりたいと思っていました。

テクニカルトレーナーという仕事も、目の前の受講者の数はさほど変わりません。しかし、受講者が会社に戻り、その会社で何かをもたらしたり、その会社の人に学んだことを伝えたりすることでより多くの人が救われていくはずです。

そんな思いから、私はサイボウズで働くことにしたのです。

いきなり、devCamp メンター

入社して研修を終えてすぐ、devCamp にメンターとして参加することが決まりました。

kintone devCamp 」とは、kintone のカスタマイズを学びたいと思っている人にカスタマイズ の知識や方法を教え、その場で実践していただくハンズオン形式の勉強会です。実際に講義を行う講師と、サポートを行うメンターに分かれて協力して運営します。

質問内容が予測ができないことに非常に不安な気持ちを抱えていました。解決までに時間をかけてしまえば、講義からその人が遅れてしまうというプレッシャーもありました。しかし、問題を解決したときの参加者の方の笑顔や、感謝の言葉に不安な気持ちやプレッシャーは吹き飛ばされて行きました。

思えば塾講師になったばかりの頃、全く同じ経験をしました。どんな質問が来るか不安で、うまく答えられるのか、この回答で生徒は満足しているのかばかりを気にしていました。その不安を払拭するために生徒の宿題ノートをたくさん見て、どこで躓いているのかを学ぶ日々でした。「わかった」の一言で全てが報われる気持ちがしたものです。

立場や扱っている内容は違えど、本質は同じです。むしろ、学生時代に学んだことを大人になって教えるよりも、大人になって学んだことをすぐに教えることのできるこの仕事は、躓くポイントがリアルでやりやすいのかもしれません。

devCamp 100名を前に講師デビュー

ついに新たな舞台に立つ

11月、幕張メッセで開催された Cybozu Days 内で、100名の受講者を前に講師デビューしました。9月にオンラインで開催した devCamp でも講師を務めていましたが、受講者の表情が見えないオンラインと違い、表情の見えるリアルなイベントでの初登壇となりました。転職して以来、大勢の人の前で話すことが減っていて緊張もありましたが、それ以上にワクワクしていました。

devCamp は受講者が学びやすいように内容をステップ1〜ステップ3に3分割しており、普段の開催ではステップ1をやったら次は二週間後にステップ2というように、予習や復習もできるようなスケジュールになっています。しかし、Cybozu Days は特殊で、その3ステップを1日で完結させます。午前中から夕方までの長丁場です。

ステップ1は kintone カスタマイズに欠かせない知識である JavaScript についての講義です。参加者は社内のシステム管理をしている方から営業をしている方まで、多岐に渡ります。そのため、前提知識がずれないようにまずは JavaScript の基本を習得します

ステップ2は kintone JavaScript API の講義です。kintone カスタマイズには kintone JavaScript API とkintone REST API が用意されていますが、前者の方が難易度が低めです。開いている画面で取得できる情報を元にカスタマイズを行うことができるこのAPIを使って、標準機能では実現することができない機能をハンズオン形式で参加者の方に実装していただきます。この辺りから質問が増え、メンターはてんてこまいです。

ステップ3はいよいよ kintone REST API の講義です。疲れがたまっているタイミングでとても重い内容ですが、アプリ間連携ができるようになる API を学ぶことで、カスタマイズの幅がさらに広がります。

長い時間かつ多くの内容だったので、どれだけ満足していただけたか不安でしたが、アンケートでは98.9%の方に満足以上を選んでいただくことができました。

しかし、大切なのはここからです。何もしなければ学んだことはすぐに忘れてしまいます。参加者の皆さんが会社に帰って、より学びを深めていることを願っています。

教えるということ

教えることは学ぶこと

教えるということに完成はありません。受講者が違えば、教え方も言葉の使い方も変わります。同じツールを使っていても、困っていることは人それぞれです。それを一つ一つ解決していくことで、自分自身も学ぶことができます。言い換えれば、教える立場になる人は決して学びをやめてはいけないということでもあります。自分が学び、それを教え、教わった人がそれを習得し、また教える人になる。そんなサイクルを作り出していくことこそが、このテクニカルトレーナーの仕事です。

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テクニカルトレーナー
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