カスタマーサクセスとは? エフ・コードがスタマーサクセスを大切にする理由 | 株式会社エフ・コード
この記事では、・そもそも「カスタマーサクセス」とは?・エフ・コードにおける「カスタマーサクセス」の業務とは?・エフ・コードが「カスタマーサクセス」を重視する理由と求める人材などについて詳しくご説...
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エフ・コードでは現在、「Webコンサルタント」を大募集しています。10年を超えるエフ・コードの歴史の中で、Webコンサルティング事業は常に核となる重要な役割を担い続けてきました。近年のエフ・コードはSaaS事業にも注力していますが、だからこそWebコンサルタントが果たす役割の重要度はいっそう高まっています。
とはいえ、現代「Webコンサルティング」という言葉は非常に広範な意味を持つに至りました。会社の事業内容や社風によっても、その意味するところは大きく変わってきます。そこで本記事では、エフ・コードがWebコンサルティングという仕事をどう位置付けているのか、どのような方と働きたいと考えているのかについて、マネージャーとしてエフ・コードのWebコンサルティングチームを率いる高須賀が語りました。
そうですね。まず「コンサルタント」という言葉自体がかなり広義ですよね。もともとイメージされがちなのは、たとえば「3か月などの期間でプロジェクトを組んで、億単位の仕事をして業務改善」みたいな。でも最近では、「コンサルタント」という響きの良さをいいことに、というと聞こえが悪いかもしれませんが(笑)、営業に特化している方の肩書きが「コンサルティング営業」になっているようなケースも、一部にはありますよね。
エフ・コードのWebコンサルティングは「長期的にクライアントと伴走し、施策に携わる」ことを前提としています。その中で業務改善・成績向上に貢献するための仕事を、Webを起点として行うということです。
Webの施策は非常に多岐にわたるものですが、私たちは「集客」「接客」「追客」の3領域に分けて考えています。その中でエフ・コードのWebコンサルティングが特に強いのは「集客」の領域ですね。この背景には、長らく集客のお手伝いをメインに据えてきたという当社の歴史があります。
ただし当然の話ですが、業務として「集客」だけを意識するわけではありません。この3領域は連続したものですから、クライアントからの要望の有無にかかわらず、「接客」「追客」を見据えて施策にコミットしていく必要がありますし、またその能力がなければなりません。後でお話ししますが、社内の他部署との連携にも関わってくるところですね。
様々ですが、最も多いのは運用型広告経由での集客ですね。集客広告としては、検索連動型のものから、ディスプレイ広告、SNSに至るまで幅広く取り扱っています。
ただ、これらについて「これを使わなければいけない」という決まり・縛りのようなものはありません。クライアントによって状況が異なるのは当然のことですし、各ケースにおいて必要なメニューを提案していくことが大前提です。
先に述べたように、様々な施策を横断的に検討し、提案する必要があります。ですから、部署の業態としては同種の代理店さんと近い部分がある一方で、一人ひとりのメンバーに必要とされる知識量は多くなります。そのため、現在の環境では任されている領域に制限がかかり、より効果的な提案を持っているのに実現できない、といったもどかしさを感じている方などは、非常にマッチしていただける環境かなと思います。
その通りです。私たちが「やりたい」という思いを強く持つことは大切ですが、クライアント「やりたいこと」が大前提なのですから、そこに接点を見出していくことは非常に重要です。Web施策における先方の担当者様の知識量・習熟度もまちまちですし、実現可能性のすり合わせから粘り強くお話をする必要も多く発生します。
そこで大切だと私が考えるのは、「常にたくさんの選択肢を用意できる」という能力です。一つの問題が発生したとき、一つの選択肢しか持てなければたちまち行き詰まってしまいます。クライアントも含めて出てきた意見を常に前向きに捉え進めていくためにも、多くの引き出しを持ち複数の選択肢を提示できることが大切です。
はい。間違えてはいけないのは、コンサルティングの仕事は決して「クライアントにイエスと言い続けること」ではないということです。絶対にぶれてはならないのは「クライアントが見据えているゴールを目指すこと」ですから、その道筋の中で誤りがあれば正していくこともまた必須なのです。そのためには一定の知識量に裏付けされた強さと数値分析をもとにしたロジックも必要だと考えています。
案件に対して各々のメンバーが深くコミットしてもらうために、横で切る形の組織にはしていません。つまり「運用する人」「分析する人」「施策を考える人」といった役割分担はしていませんから、同じ担当者がこれらに通しで携わることになります。
ただし、一人の担当者のみが案件を回すことはありません。常に案件規模に応じた複数名によるチームを作っており、その中に経験豊富な「シニア」のメンバーが必ず含まれています。個々の施策に関してはシニア以外のメンバーから積極的に様々な提案をしてもらい、シニアからは綿密にフィードバックを行うことで、能力の底上げと案件の安定化を両立させる形をとっています。
以上は業務面の話ですが、もうひとつ別軸として「マネージャー」と「メンバー」という構造があります。この関係性の中では、中長期的なキャリアプランや「働き方」という意味での悩み事などを相談できる形にしています。複数の軸があることでレポートラインが複雑になりがちである点には注意しつつ、若いメンバーが幅広いフィードバックを受けられる環境を担保したいと考えています。
そうですね、チームとしては全員参加のミーティングを週に一度行っています。議題を各個人で持ち回りで持ち寄る形にしていて、いろんな形式を取りうる柔軟な会議になっています。たとえば、直近で自分が新しく始めたメニューを披露して共有したり、アイデアに詰まったメンバーがヒントを求めてディスカッションを入れてきたり。
Webコンサルタントというのは、案件によって帰宅時間などが前後しやすい職種なので、まとまって飲みに行くみたいな機会はあまりないですね。私はお酒好きなんですが(笑)。そのぶん、半期ごとのお疲れさま会だとか、新メンバーへの歓迎会などは必ず行うことにしています。うちの部署には古くから会社にいるメンバーが多いこともあり、他部署も含めて新しいメンバーを積極的にランチに誘って仲良くなろう、といった意識が高いと思います。
それから、全社の平均に比べて女性の比率が高いですね。今はちょうど半々ぐらいです。エフ・コードでは産休・育休制度も整っており、出産・育児後に復職されてバリバリ働いている方などもいますよ。
どんなに丁寧に業務を行っていても、仕事にはトラブルがつきものです。何か問題が起こったときに、他責にならない方向で考えてみようという思考の切り替えは大切だと思っています。「責任の所在を明確にする意味で事実を把握する」ということと、「今自分がやらなければならないこと・やったほうがいいこと」を切り分けて思考をセパレートできればうまく業務を回していけますし、より成長していきやすい。そしてチームとして働きやすい環境が作れると考えています。
▲お疲れさま会の様子。普段真剣な顔で業務に向かう面々も、このときはリラックス。
Webコンサルティングの仕事は、一つの案件に対して深く関わっていく仕事が多くなります。また前に述べた通り、ツール・メニュー・領域などなんでも武器として使えるという幅広さがあります。ただし一つの案件に対して時間をかけねばならず、持てる案件数は少なくなります。
これに対してCSは、比較的様々な案件に対してエフ・コードの自社開発ツールを使って、専門的に幅広くサービスを提供していきます。使う道具が限られている反面多くの色んな種類のお客様に対応することができるので、多種多様な業界に価値を提供することができます。
●(参照)エフ・コードのカスタマーサクセスについての記事
もちろん、これらのどちらがよいという話ではありません。ツールの複雑・高度な使い方や、それに関する質問に答えられる知識が身につくかといえば、その点ではWebコンサルタントよりCSメンバーのほうが上でしょう。ただ、Webコンサルティングチームにいることによってマーケティング領域全体をより俯瞰して見ることができ、CSには見えていない課題発見をすることができるかもしれません。お互いが視点の違いを持っていることで、課題解決の幅を広げることができていると感じます。これは当然、どちらのチームも「クライアントに寄り添い伴走すること」を大切にしている前提あってこそです。
また、特定の業務にずっと携わり続けることによって思考が固定化したり視野が狭くなったりといった弊害を防ぐためにも、そもそもどの部署で仕事をするかということについては、相談の上しっかり考えていきたいと考えています。知見を幅広くしてもらうため・よりフィットした状況で働いてもらうためにも重要なことです。
現在エフ・コードは、「マーケティングテクノロジーで世界を豊かに」つまりマーケティング領域に対して色々な形でのお手伝いをすることによって、クライアントと、その先にいるユーザーの皆様が豊かになっていくお手伝いをしたい、という目標を掲げています。
会社の歴史的経緯を考えると、Webコンサルティングチームはクライアントに対して1対1の少数精鋭で価値を提供してきました。しかしそれだけでは結果的に幸せになってもらえるユーザー様の数がどうしても限られてくるため、その規模を拡張するためにSaaS事業が立ち上がり、自社開発のプロダクトを提供するに至ったと認識しています。ただ、ツールだけを提供してもうまくいくことではありません。そのツールをどう使うかということへの、幅広い視野からの知見がセットでなければならないと考えています。
「目の前のお客さんにどれだけの価値を提供できるか」というミッションは、過去・現在・未来に至るまで変わるものではありません。これからはそれに加えて、マーケティングにおける知見をより幅広く、一般化できる形で展開することが私たちのミッションであり、立ち位置になると考えています。変わりゆくマーケットの最前線に立ち、あくまでも実体験に基づいた実のある知見を得て、それを社内に、そして社会に還元できるようにしていくのが私たちの価値であると信じています。共感してくださるあなたと一緒に働ける日を、心待ちにしています!
●エフ・コードでは、Webコンサルタントを大募集しています!