グラムのロゴがシンプルであるいくつかの理由 #デザインの記録


前回のフィードでお伝えしたように、

弊社は2018年10月1日より、社名を「グラム株式会社」へと改めました。


そしてそれに伴い、コーポレートロゴを一新しました。

どんな風につくられたのか、どんな意味が込められているのか、ストーリーと言うほどでもないけどちょっと残しておきたい、そんな「ロゴができるまで」のお話をしたいと思います。


ロゴ完成までの流れは、ざっくりと以下。

ロゴができるまでの流れ
・ロゴに入れる要素を確定させる
・タイポグラフィ(文字)をつくる
・シンボルをつくる
・シンボルのカラーを決める
・タイポとシンボルのバランスを整える
・完成

ロゴに入れる要素は「シンプル」

弊社は、「世の中をシンプルに」をミッションとして掲げており、普段からシンプルか否かに重きを置いています。

ロゴを設計するにおいても、この「シンプル」がキーワードとなり、次のようなオーダーに。

・シンボル < タイポグラフィに目がいくバランス
・フォントは、安定感のあるウェイト
・「なんとなくいい」ではなく、理由がほしい

このオーダーから、デザイナーは以下のように解釈しました。

・アート要素の強いセリフ体・スクリプト体・スラブ体などは除外する
・感覚に頼った線、理由を説明できない設計はNG

タイポグラフィ:大切なのは「シンプル」と「安定感」

まずは、タイポグラフィから。

それぞれの頭の中にある理想を可視化するために、さまざまなフォントのgramを見比べてみるところから始まりました。


明らかにシンプルでないフォントもあえて含まれていて、「これは絶対にない」「うちっぽくないよね」とメンバー間で言葉を交わしながら、イメージをかためていきます。

そして選ばれた4つのフォントがこちら。

このフォントをベースに、黄金比率の長方形を使って、再設計していきました。

▼初稿

とてもシンプルで、かつ安定感のあるタイポグラフィです。

しかし、gの文字に「左に転がっていきそうな不安定さ」があったり、9に見えてしまう懸念などなど、細かいFBKと反映を繰り返して、タイポグラフィが完成しました。

▼最終稿

本当に細かい修正を重ねましたが、それによりぐっと安定感のある、シンプルなフォルムに仕上がったと思います。

シンボル:「シンプル」を表現しない

「シンプル」を具現化するにあたって、最少数の頂点と辺でできる「三角形」こそがシンプルであると解釈をし、第一弾のラフができました。

この案に対するFBKが、以下のとおり。

・最初から「三角形」ありきでデザインするのは違う気がする
・シンプル=三角形という思考は、展開というより連想
・シンプルな図形に至るまでの過程は、複雑でいい
・三角形は競争や淘汰のイメージが強く、会社とマッチしていない
(競争は×、前進は○)

「シンプル」を図で表現しようとするあまり、過程が少し粗略になっていました。


発想を一度リセットして、再度練り直します。

新たに進めたこと
・図形にまつわる数学的理論や逸話、神話などを調査
・競争でなく「前進」するイメージで図案出し

さまざまな方向から調査し、多くの図形を並べ、前進するイメージと掛け合わせ、生まれた図案がこちら。

1段目は、前進を表す矢印を起点にデザインされたもの。

2段目以降は六角形をモチーフにしています。

六角形は、「ハニカム構造」などで知られるように、幾何学形状の中で最も効率が良く、あらゆる方向からの圧力に強いとされる優れた図形です。

その六角形の中に、複数のラインを走らせることで、矢印要素をプラスし、前進を表現しています。

これらをタイポグラフィとともに並べ、一番イメージに近いのはどれなのか、改めて考えました。

この5つを見比べつつ、改めてディスカッション。

競争や淘汰ではなく、「よりよくする」「前進する」という意味合いから、真横に向かう矢印よりも、斜め上へと伸びるラインがマッチしているとの考えに。

また、六角形にスリットが入っているデザインは、弊社が創業時より大切にしている、ユーザー/クライアント・社会・自社の「三方良し」の姿勢ともリンクしていました。

そこからバランスの微調整を細かく行い、ついにシンボルが決定。


▼最終稿

シンボルが決まると同時に、「よりよくする」という要素を強めるため、3本のラインのトーンが下から上へ明るくなっていくアイデアが生まれました。

ここから、トーンの上げ方を考えます。

3つの異なるトーンでパターンを出し、カーニングなどを調整して、以下に決定。ここでは、“トーンアップしている”ということが見た目にわかりやすいかを重視しました。

ようやく、タイポグラフィとシンボルが決定しました。

ここからは最終フェーズ、カラーリングを考えていきます。

ここまでの過程から、「清涼感」「信頼感」「先進的」なイメージで、寒色を多めにしたカラー案を。

この案をもとに、クリエイティブに関わるメンバー全員から意見を募って、「グラムっぽい色」として選ばれたパターンがこちらです。

見事にすべて青系。

細かくフェーズを区切って、都度摺り合わせながら進めていく中で、それぞれのイメージが同期され、色の方向性はスムーズに決まりました。

そして、青系4パターンから、さらに細かく展開。

再度、メンバーによってピックアップし、色の意味や印象・効果をデザイナーにヒアリングしながら絞り込んでいきました。


ようやくロゴが完成

そうして出来上がったグラム株式会社のコーポレートロゴが、こちら。

シンボルのキーカラーは、『Azure - 蒼穹・紺碧』。

このAzureという色は、宝石のラピスラズリがルーツ。ラピスラズリは、人類に知られた最古の宝石とされ、今もなお多くの人に愛される色褪せない輝きを持っている石です。

こうしたルーツも、トレンドに固執せず、本質的な価値を求めたいというグラムの姿勢とマッチしています。


おわりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

弊社はこの度、主軸事業であるU-NOTEを譲渡し、社名を一新しました。

新社名とともに、このロゴが多くの人の目に触れるよう、より一層力を入れてまいります。

グラム株式会社を、どうぞよろしくお願いいたします。

グラム株式会社(gram Inc.)'s job postings
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