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Ajinomoto Group Accelerator(完)

約半年間に亘るアクセラレータープログラムが終了します。今日はその最後のインターナル定例MTGだったので、ちょっとエモい今のうちに簡単に手記を残します。

Ajinomoto Group Acceleratorとは?

味の素株式会社が初めて実施するアクセラレータープログラム(スタートアップに自社リソースを提供して事業成長を加速する取り組み)で、01boosterが幹事役を務める。https://ajinomoto-group-accelerator.com/

採択企業それぞれに味の素から数名の”カタリスト(直訳で媒介人)”がJoinし、彼らのworkloadの20%をこちらの事業に割いて一緒にブラッシュアップできる。カタリストの知見はもちろん、同社の研究施設や本社機能などを活用することができ、スタートアップにとっては大手の心強い見方ができるようなもの

hakkenは、採択された昨年12月時点、いえつなキッチンの方向性を切り替えようとしていたタイミング、且つ廃棄野菜乾燥事業を立ち上げ始めていた時で、京都で屈指の「暗中模索型企業」であったため、傘下にでも入ったんじゃないかというくらい嬉々として対外発信をした記憶がある。またカタリストメンバー3名も同世代で、公私混同賛成派の僕にとっては、少なくとも半年間仲良くできる友達ができたような感覚で、実際にやってみて今は本当に友達だと思っている。

具体的にどんな活動?

hakkenの進め方は、毎週の定例MTG、いくつかの事業課題毎に分科会も開催。各自に設定された課題をSlackやzoomで相談しながら解決していき、それをNotionにまとめていくという形を採った。コロナ禍で基本的には全員リモートだったが、味の素本社での会合後は飲みに出て、廃棄野菜拠点の広島や熊本への出張、山梨での乾燥野菜合宿、弊社クライアントの訪問などにもついて来てもらったりと、できるだけOnline/Offlineで信頼を作る工夫をしていた。

その所々で、食品最大手の海のように広いリソースの片鱗も垣間見た。事例を挙げると、過去の膨大な商品開発の知見を共有してもらいhakkenに不足する検証事項を事前解決できたり、国内最高峰の食品リスク管理を教えてもらえたり、新規事業やメディア事業などの相性の良さそうな部隊とのMTGを設定してもらうなど。カタリストを通じて”味の素社内のスペースを間借りしたような感覚”になった。

弊社以外の採択企業は、Coloridoh/Greenspoon/TechMagic/エリー/リクシス、というやはりFoodtechや飲食に関わる事業を展開されているスタートアップ。コロナの影響もあり頻繁に接触する機会は少なかったものの、ライバルであり同志でもある特別な感情が芽生えた。凌ぎを削るスタートアップ戦争を勝ち残って欲しいと心から願っている(まずhakkenが勝ち残れるのか一番心配されている気もするが)。お互い時間が無いのでゆっくり話して仲良くなる機会は持てていないが、コラボできそうな際は真っ先に連絡したいと思っている。

Acceleratorの良かったところ

  • 仕事を通じた友達ができた
  • 最大手食品会社の知見を学べる
  • 社外ではhakkenを最もよく知る3名になったので、一人一人との意見がとても参考になる
  • 多くのスタートアップを見てきた01boosterの助言や専門的な知識も聞ける
  • 慢性的人材不足のスタートアップにとってカタリストはかなりの戦力になる
  • 味の素が顧客候補になる
  • 対外的な信頼が上がる

この半年間のhakkenの変化

「暗中模索」時代から半年間で「目指すべき山が見える」ところまで辿り着いた気がする。類人猿が火を覚えたくらいの変化(プレシード ⇨ シード期)に近い。あとはひたすらにいろんな獲物を焼いてみて、調理器具を作ったり、保管してみたりすれば良い(シリーズA)。それを続けていけば次の課題が見つかって、洞窟に絵を描いたり稲作を始めたりすると思う(シリーズB)。夢中になって突き進んで進化の方向性を間違えなければ、ホモサピエンスとして生き残りSocietyを作り始めるスタートラインに立てる(IPO)。

もちろんまだ事業は安定していないし、収益力は、僕が一人でコンサルをした場合の半分以下だ。でも、以前はなかなか定着しなかった会社のメンバーはこの半年で3名増え、今では知らないところで勝手に事業が進捗していることもある。大企業に居たら当たり前のことなのだが、これが僕が安定した人生を捨ててでも一から作りたかった形であり、ここからは僕の予想を超える変化が次々に起こっていくはずだ

Ajinomoto Group Acceleratorがこの重要な進化のきっかけとなったことは明白で、本当に良いタイミングで採択され、良いカタリストや担当者に恵まれたことに感謝したい。

A Long Way To Go

社会に良いことをしていると気持ち良いし、ちゃんと稼げると更に心地よい。その一方で最新のテクノロジーを吸収しどう実装するかを考える。解の無い時代、パラダイムを検証しながら事業を構想し、誰よりも深い考察と勇気で次の一歩を踏み出し、高速で実行に移す。hakkenがやっていることは正にそんな感じ。とても難しくコスパが良いとは言えないが、たぶん、最もエキサイティングで、時代に求められていて、夢中になれる要素が転がっている。そして、経済成長より社会意義、先進国の保守への回帰と資本主義の終焉が叫ばれる難しい世の中で、僕たちのアプローチは拡張余白が恐ろしくデカいのだ。いまhakkenは、この半年間の窓から見えた景色の中で最も高い山に登り始めていると思う。

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