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ファーストコンタクトから3日後には入社を決めていた広告代理店出身、ジラフの万能ディレクター

今回お話をお聞きしたのは、向出裕之(むかいで ひろゆき)さんです。広告代理店から始まったクライアントワーク中心のキャリアは実に多彩ですが、この2月、そこに異業種のジラフが加わりました。キーワードは「来た球をいかに打つか」。向出さんが、なぜジラフにジョインすることになったのか。仕事も人生も柔軟に楽しむ向出さんならではの理由がそこにありました。

――向出さんは、とてもバラエティに富んだ経歴をお持ちとお聞きしてます。まずは、これまでのお仕事の経歴を教えていただけますか?

実は大学を卒業したのが遅いので、キャリアは27歳からスタートになります。

――大学院に行かれていたのですか?

いえ、高校を卒業して一度は関東の国立大学に入りましたが、半年で辞めまして、その後もう一度大学に入り直したので、仕事をする前から履歴書が少々複雑です(笑)。最初に大学を辞めた後は、京都のデザイン専門学校に通ったり、地元で劇団を作り、自分で脚本を書いたり演出をしたりもしていました。でもその後アルバイトで家庭教師をしていたら、自分の中に猛然と勉強意欲が湧いてきたため、23歳で地元の大学に入ることになります。

――いきなりすごい経歴で驚くばかりですが、先に進みましょう(笑)。大学を卒業されて、最初のキャリアが始まるわけですね。

最初に就職したのが、地元・金沢の広告代理店でした。職種でいうと企画営業職になりますが、1人で企画を作ってクライアントにプレゼンして、企画運用も全部行って、最後に請求までするという、メンバー一人ひとりが個人商店のような会社でした。大きなコンペになるとチームを組むこともありましたが、それ以外は全員が勝手に動き、後で数字の報告だけするという感じですね。その意味では、東京の大きな広告代理店とはかなりイメージが違うと思います。大きな展示会では設営図面から作るところから始まってお弁当の手配までやります。お正月に地元のスーパーにキャラクターを呼んで、ショーの司会をしたり、握手会で子ども達を並ばせたりと、なんでもしましたね。

――それにしても、なぜ広告代理店だったのでしょうか。

もともとクリエイティブに興味がありましたが、キャリアのスタートとしては、営業から始めたいという思いがありました。それこそちゃんと請求までするということをやりたいと思って、企画営業でスタートしました。そのうえで、代理店の仕事は2年ほど勤めた後、東京に引っ越してきました。

地元・金沢から上京


――またしても突然の転身ですね。東京に出て来られたのは、何かきっかけがあったんですか?

次はクリエイティブの仕事がしたいと思い、制作会社を探していたのですが、やはり北陸と東京では採用の数が違うので、ならば東京に行こうと。当時すでに結婚していたのですが、2人とも辞めて引っ越してきました。

東京で入った制作会社では、コンペ案件に駆り出されることが多かったですね。企画営業をやっていてプレゼンや企画書を作ることに慣れていたので。もちろん自分でデザインを動かしたりすることもありました。その会社の後半1年は大手代理店グループの関連会社に出向しました。大手流通グループを担当して、全店舗に落とせるような52週分の販促プランを立てる仕事が主でしたね。

もうこの頃になると、デザインを動かすというよりは企画書用の素材を作るようになっていたと思います。アートディレクターが別にいるので、デザイナーという感じではなくなっていき、プランナー兼ディレクターといった立場でした。

――向出さんは、その時々の要請に応じて様々な仕事を請け負ってきている印象ですね。

さらにこの後も転職します(笑)企画書を作るのが楽しくなって、もう少し上流の考え方もできるようになりたいと思ったので、マーケティングのコンサルティング会社に入りました。ただそこでは、プランニング、デザインの両方ができるということで、プロジェクトには加わるものの、会社に戻るとデザインの仕事ばかりしていました。会社にしてみれば、これまで外注していたものを自社でできれば安あがりですからね(笑)。だからというわけではないですが、1年ぐらい働いた後、今度はフリーでプランニングの仕事をやることにしました

Twitterに突然DMが来て、転職を考えていなかったのに3日後に内定受諾


――本当に多彩な経歴をお持ちの向出さんですが、業界も違いますし、どのような経緯でジラフに入られることになったのでしょう。

フリーになったばかりでしたし、さすがに転職を考えてはいなかったのですが、Twitterに麻生社長からDMが来ました。恐らく私がプロフィールに経歴を書いていたので、声をかけていただいたのではないかと思います。

――それまで麻生社長のことはご存知でしたか?

フォローはしてました。ただ何千人とフォローしてたので麻生さんをフォローした理由はわかりません(笑)。無作為に経営者の方をフォローしていました。ウェブサービス系の会社は動きが速いのでよくチェックしていたのですが、その中に麻生さんがいらっしゃったと思います。何より驚いたのは、ほとんど裏アカウントのような、実名も書いていない、顔も出していないアカウントだったので、DMが来て単純にすごいなあと思いました(笑)。

――経歴は書いてあるけど実名じゃないアカウントに、いきなりDMが来たと。

さすがに驚きましたが、DMが来た翌日にお会いしました。「どんなご用件ですか?」という感じで(笑) そのときは、デザイナーを探しているということだったと思いますが、私は本職のデザイナーではなく、むしろ企画書を作るのがメインですよと申し上げました。ただ、デザインもやっていたので作ったウェブサイトをお見せしたと思います。すると、2日後ぐらいに会社に行くことになり、今度は佐々木俊介(執行役員)さんにお会いし、同じことを説明したら、帰り際に採用通知をいただきました。

――ではそれを受け取られて、入ることに決めたということですか?

そうです。自分の中の選択肢にまったくなかったところからオファーが来たので驚いたのですが、……そんなに悩まなかったですね(笑)。面白そうだなと思ったのと、そのスピード感が素晴らしいと思いました。

――とはいえフリーになられたばかりで、いろいろと面倒なこともあったのではないですか?

これまでの流れもそうですが、自分の中では「新しい部署を作るので新規開発のために行ってくれ」と言われるのと感覚的にはそれほど変わらないです。代理店にいたからそういう発想が強いのかもしれませんが、「来た球をいかに打つか」といった意識が強いですね。

ーーかなり予想外のところから“球が来た”から、これは面白そうだと打ち返したと。このフットワークの軽さと柔軟性が、向出さんのプランニングやデザインが評価されてきた一因という気がします。ではジラフに入られた後は、どんな仕事を担当されているのですか。

「ビジネスディレクター」という立場で、けっこういろんなことをやらせていただいてます。サイトのUI改善をご依頼いただいて、方向性を作ってデザインに落とすところや、全然違うところで動画の編集もやっています。

――ジラフのプロダクトを良い方向に導くというイメージですね。

はい、そうです。プロダクトオーナーが抱える課題に対して、開発という選択肢以外のソリューションを提案していけるといいかなと思っています。それは、表現であったり、見せ方だったり、広告コピーになるかもしれません。コンセプトをちょっと動かすことで解決できることだったりとか、そういうところがお役に立てるのかなと思ってます。

ーー向出さんの様々な経験から見て、現在のジラフのプロダクトはどのように見えていますか?

まず感じたことは、PDCAのサイクルがすごく速いので、素晴らしいなと。どのサービスもこれで完成というものはないです。前職では大きな改善すべきポイントを見つけて、それをフックにウェブ改修を提案して、何カ月かかけて改修が終わればそれでおしまいという感覚が強いのですが、ジラフでは今日この問題が起こったから明日解決か、できたら今日解決といったようなところはまったく違います。

――そんな向出さん、プライベートな時間はどんな過ごし方をしているのですか?

ついに来ましたね! ぜひこれを紹介したくて今日はインタビューを受けました(笑)

実は最近、妻と一緒にぬいぐるみを含めた雑貨のブランドを作ろうと思って、いろいろ動いています。「KURUMI COPPEE BAKERY(くるみこっぺべいかりー)」という名前のブランドです。食パン一斤サイズの大きなぬいぐるみと、その下にコッペパンサイズ、クロワッサンサイズ、プチパンサイズといったラインナップがあります。そして、これが「ぱんぱんくまちゃん」です。綿がパンパンに入っているので「ぱんぱんくまちゃん」です(向出さんと写る白いくまの人形)。

――またもの凄い変化球が……

目が刺繍糸とビーズになっていて、全部ハンドメイドなんですよ。少女漫画みたいなキラキラな目を物理的に表現しているという。基本的にパンなんです。「ぬいぐるみが焼きあがりました」という表現をしていて、ハンドメイドだから一つひとつ微妙に大きさが違ったりするんです。

――仕事の知見が活かされてますね……

妻はもともとデザイナーで、昨年お互い無職になった時に、向いてそうだと思ったので私が提案したんです。休みの日はユザワヤとかオカダヤにしょっちゅう行ってます(笑)。Instagramのアカウントがあるのでぜひご覧になってください。https://www.instagram.com/kurumi_coppee_bakery/

ーー向出さんが来た球を期待以上の場所まで打ち返せるのは、人生を柔軟に楽しまれているからこそではないかと思いました。ジラフのサービスがこれからもっと面白くなっていきそうで楽しみです。今日はありがとうございました!

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