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「ここなら、自分の夢を全て叶えられると確信を持てた」ストリートで生きるマルチな才能を持つホテルマンの挑戦と、「好きを仕事に」の人生論

L&Gには、多様なバックグラウンドを持った若い人材が集まっている。

高校から現在までストリートカルチャーの世界に浸ってきた清原祥太郎さんは、HOTEL SHE,と同じ雰囲気を醸し出しているように思われる人物だ。ダンスやアート、音楽、ファッションなど、多彩なジャンルにおける才能を内に秘め…るのではなく、存分に発揮し、L&Gで人を惹きつけるプロダクトを次々と世に送り出している。

彼を見ていると、「好きなことを仕事に」という言葉がこれほどしっくりくる人はいないのではないかとも思わされる。これまで、どのような道を歩み、どのようなことを考え、今の清原さんが在るのか。彼のルーツや、L&Gとの出会い、そしてこれからの展望についてお聞きした。

プロフィール

清原祥太郎:1994年生まれ。大阪府出身。高校生の時に始めたダンスをきっかけに、ストリートの世界に飛び込む。大学在学時に1年間オーストラリアへ。新卒で一般企業に就職した後、2020年2月にL&Gへ転職。現在は、HOTEL SHE,OSAKAのスタッフとして働くとともに、年内オープン予定の新ホテル立ち上げの中心メンバーとしても活躍している。

日本とオーストラリアのストリートで形成された自己とコネクション

ーーまず、学生時代について教えてください。

僕のルーツを語る上で大きいのが、高校からダンスを始めたことです。

地元の最寄り駅がブレイクダンスで有名な場所で、毎日授業が終わったら駅に行って、道ゆく人の視線も気にせず、お兄さんたちと一緒に踊っていました。

個人競技のダンスで人の目を引くためには、スタイルの確立・フレッシュなアイデア・スキルの3点が重要だと感じていました。そのためか、人一倍客観性を重視し、常に自分がどう見られているか他人の視点で考えながら行動をする意識や習慣が身についたように思います。このマインドは、人生の様々な場面でも、選択や判断のポイントとなっているかもしれません。

また、ダンスを始めた頃から、音楽やファッション、グラフィティアートといったカルチャーにもハマっていきましたね。僕は、絵を描くのもすごく好きなんです。



ーー大学時代に1年間オーストラリアに行かれたとのことですが、印象的だったことなどはありましたか。

まず、留学はお金がかかるのでワーキングホリデーにしたのですが、結局10万円ぐらいしか貯まらなくて。でも、とにかく10万円と大きなバックパックを持って、いわゆるバックパッカーのような感じで突撃しました。向こうに着いて速攻で仕事と家を探して、銀行口座開設して、携帯契約して…という感じでしたね。初めはひたすら働いてお金を稼いで、途中から学校にも通いました。

ーーすごい行動力ですね(笑)。

計画性がないと言われたらその通りで(笑)。でも、たくさんの人に助けてもらってお世話になりながら、充実した日々を過ごすことができました。すごく人に恵まれている人生だなと思います。

オーストラリアでは、出会う人々の心の広さ、受け皿の大きさをすごく感じました。年齢も国も様々だったのですが、僕のようなガキの話も真剣に聞いてくださる大人がたくさんいたんです。そういう経験を通して、「人を見下すような人間には絶対なりたくない」と強く思うようになりましたね。どのような人にも対等に接するという自分のマインドは、そこで形成されたのだと思います。

ダンスが好きなコネクションもあり、現地の、ファッション好きな子やフォトグラファー、美容師など、色々な人たちに気に入ってもらったんです。そういう友人たちとユースクルーを組んで、毎週末、テーマを変えながら町を徘徊して撮影をしていました。みんなで、渋めのスポットを探しながら、「翌週はこのスポットで、こういうテーマで、こういうドレスコードで、服やアイテムを持ち寄って写真撮りに行こう」という感じで。そういう集団の中で、みんなで作って発信するというのがすごく刺激的でした。帰国してからもそういうことをやりたいと思い、フォトグラファーの知人などに連絡して、一緒に写真撮ったりしていましたね。

ーー前職はどのような仕事でしたか。

食品や家具を扱う企業で、いわゆるSIerのような、在庫管理や販売管理といった根幹となるシステムの営業を東京でしていました。

自分がストリートとマスを繋ぐパイプになり、現場での遊びにより深みと広がりを持たせたい

ーーそこから、L&Gに転職を考えるまでになったのはなぜですか。

前職で働いていた当時、失礼な言い方ながら、通勤電車で、「周りの大人たちがみんな死んだような目をしている」と感じていたことが大きいです。「自分もこういう目になってしまうのだろうか」と、それが毎日すごくストレスになっていたんですね。

東京にはもともとあまり友達がいなかったので、なんとか仲間を作ろうと色々考えた結果、写真に絵を描いてSNSで発信することにしました。それが予想以上に反応が良くて。そこから、好きなダンスや音楽、ファッションといった界隈の人たちと繋がっていきました。

その中で出会ってきた、自分の好きなことを仕事にしてる人たちの目は、本当に活力があって輝いていて、電車乗っている人たちの死んだような目とは正反対だと思いました。

それまで、一般企業に勤めながら普通に幸せに生きていく人生というのも、ある程度イメージしていました。でも、それが本当に自分にとっての幸せなのだろうかと考えるようになったんです。そこで、ジャンル問わず様々な職業の人に、仕事や人生観について聞いたりしていました。その結果、やはり転職しようと決めました。

漠然と、事業空間を作りたいという目標を持っていて、ゼロからそれを作る時に、どういうプロセスや思考、コンセプトで生み出していくのかというのも学びたいとも思っていたんです。

そういったことを考えていると、「ホテルなら色々なことできるんじゃないか」と妙に腑に落ちて、自分が知っているホテルをとにかく書き出しました。その中に、以前泊まったHOTEL SHE, OSAKAも入っていたということです。

ーー会社からではなく、「ホテル」に就職しようと思い、その中からL&Gを見つけたということですね。数あるホテルの中から、L&Gを選んだ決め手はなんだったのですか。

L&Gは、ビジネスライクな方たちの支持も大きいというところが強みの1つでもあるなと思っているのですが、このことは、当時からなんとなく感じていたんです。一方、僕はどちらかと言うと、経営やビジネス側よりも、現場で遊んできたタイプの人間で、友人や周りにもそういう人が多い。そういう現場の人間って、経営やビジネスに関してすごく弱いんですよね。

現場にいるとビジネスアイディアの広がりも見えないので、僕がそこに風穴を開けてビジネス周りの知識を引っ張ってきて、現場にいる人たちがもっと広く深みのある遊び方ができればいいな、と思いました。僕がストリートとマスをつなげるパイプになって、「企画展開やマーケティング、コンセプト醸成などは、とりあえずあいつに相談しよう」と思われるような存在になろう思ったんです。L&Gであればそれを実現できそうだと考え、面接を受けることにしました。

また、これは入社後のことですが、コロナ禍でのホテルシェルターへの寄付の際にコラボした、SIRUPさんと翔子さんとの対談記事を読んで、すごく共感しました。というのも、SIRUPさんが音楽の現場で活動していてもその界隈の人にしか広がらなかったところ、うちとコラボしたことで経営層やビジネス寄りの人たちにも届き、より自分の活動に意味や深みや広がりを持たせることができた、ということをおっしゃっていたんですね。それを見て、やはりそこはうちの強みなのだろうなと確信しました。

ホテルという空間を活用して自由に提案できるのも、L&Gの大きな強みなので、「ホテルはメディアである」という、うちの主軸を僕の届けたいストリートや音楽の現場にも展開して、新しい事業や遊び方を生み出し、現場のみんなにもっと広がりを示したいです。

あと、僕はそれまで、メディアやSNSで翔子さんのことを見ていたのですが、いざ面接でお会いしてみたら、翔子さんの方もインスタなどで僕のことを知ってくださっていたことが分かったんです。「まさにHOTEL SHE, OSAKAっぽい人だなと思っていたので、ぜひうちに来て欲しい」と言っていただけて嬉しかったですね。

「ユーモアとアイディアでプロと戦う」という、ストリートとL&Gの共通点

ーー実際入ってみて、やりたいと思っていたことは実現出来ていますか。逆に、ギャップなどはありましたか。

僕は、やりたいことがどんどん広がってしまうのですが、この会社では幅広く色々なジャンルにアプローチすることができますし、各ジャンルで良い刺激や導きを与えてくれる人もいて、そういう僕の意欲関心もすごく満たされているなと感じます。また、本当に自分のエネルギー次第の環境だと思います。自分から行動すればチャンスやスキルを手にすることができるし、逆に何もしなければ成長できない。僕はそこのエネルギーには自信があるので、入社時の期待や希望の通り、自分のやりたいことを楽しみながら頑張れているなと感じます。

ギャップもほぼないですね。ホテルのオペレーションにも入りながらそれ以外の事業などの業務を並行することは、大変ではありますが、もともと聞いていたことでした。それに、現場でのオペレーションや業務改善、また、ホテルの立ち上げやリブランディングでの、ゼロからのプロセスやチームでのマインドの共有などは、僕が学びたいと思っていたスキルですし、僕自身はオペレーションもできるのは嬉しいですね。僕は本当にこの会社とのマッチ率高いと思います(笑)。

ーーうちの会社ならではだと思うところはありますか。

集治さんが「動物園みたい」とおっしゃっていた通り、僕も良い意味で全員がプロじゃないところが、うちらしさだなと思います。

観点は少し違うかもしれませんが、ストリートのシーンにも、プロでなくても、ユーモアとアイディアだけでプロを黙らせるような作品を作れるDIYカルチャーがあるんです。うちの会社の人たちも、長年のキャリアではなく、自分たちのユーモアやアイディアで戦っているように感じています。ストリート以外でもそのカルチャーを感じられるというのが、この会社ならではのところであり、僕はそこに、自分の持っているルーツと親近感を感じているのだと思います。

ーーすごく分かります。ここでストリートとリンクしているんですね。今取り組んでいるプロジェクトはどのようなものがありますか。

まず、HOTEL SHE, OSAKAでは、少し上の年齢層のお客さんにもっと来ていただきたいということで今リブランディングをしていて、インスタをメインにPR周りを担当させていただいてます。あと、僕の周りのDJやダンサー、またアーティストさんを、ホテルにお呼びして、色々なイベントも企画・運営しています。僕は、基本的にはそういったイベントには全て関わっていて、誰に声かけるか、どういう施策を打っていくか、といったところをメンバーと一緒にさせてもらっています。

他にも、港区という地域をより発信するため、「OSAKA BAY DIARY」をさらに展開させたいと思っていて、僕たちスタッフで、昼休憩の延長のような感じで、ホテル周辺のレトロなスポットを紹介することから始めています。

そして、新しいホテルの開業準備室の方では、備品周りを担当しています。備品担当というと、例えばうちのホテルでいうとレコードプレーヤーやアートワークなど、おしゃれで目を引くもののイメージが強いかもしれませんが、それ以外にも、もっと根本的な家具や生活用品まで含みます。ベッドや収納棚のような大きなものから、ティッシュケースのような細々としたものまで、すべて書き出して取捨選択し、精査しながら、ある程度こちらから価格帯やブランドを定めて各所にコンタクトをとったりしています。また、アメニティも、コラボ先を考えたり制作を進めるということを、メンバーと一緒に取り組んでいます。


ーー(余談ですが)趣味やマイブームはなんですか。

自転車で夜の街や公園を徘徊して、妄想にふけるのが好きです。友人からは「変な奴」と言われることが多いですね。最近は、密かにチャリ友達を増やして、秘密基地を探しながらお酒を飲んで音楽を聴いて、青春しています(笑)。

あとがき

自分のビジョンを実現し、愛し愛されるものを生み出し、仲間を笑顔にし、逆境も楽しみながら生き生きと働いている清原さん。このインタビューからも、そんな彼の姿が目に浮かぶのではないだろうか。

今の清原さんからは、「死んだような目」になることを恐れていた過去があったことなど想像できない。今の彼の目は、かつての彼が出会った「好きなことを仕事にしている人たち」と同じように生き生きと輝いている。

清原さんは、「好きなことを仕事に」というのが、夢物語でも綺麗事でもないことを証明してくれている。記事を書き終えて、改めて自分自身の内面に向き合い、鏡に映る自分の目を見つめ返してみようと思った。

インタビュアー:杉本 尚美

写真:金井塚悠生

文:西岡 ゆり絵

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