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「社会全体の選択肢、そして、いち社員の選択肢を広げてくれる会社」全国の宿の魅力を発掘し、日本の宿泊業の可能性を切り拓く、CHILLNNの若きフォワード

L&Gには、多様なバックグラウンドを持つ若い人材が集まっている。

今回マイクを向けたのは、弊社の予約エンジンCHILLNNに席を置く鈴木和師(かずし)さん。ホテルのインターンから社員になった彼は、20代前半ながら、L&Gとの関係も長いだけでなく、既にCHILLNNの稼ぎ頭としてチームに欠かせない存在である。一方で、過去を振り返り「宿泊業に入るつもりはなかった」「去年の今頃はCHILLNNで働くなんて想像もしていなかった」と話す鈴木さん。様々なターニングポイントや巡り合わせを経て、現在の、L&G、CHILLNN、そして全国の施設を支える彼がいる。

プロフィール

鈴木和師:1997年生まれ。東京都神津島出身。北海道・層雲峡のHOTEL KUMOIでのインターンを経て、2020年1月に入社。同年12月、ホテルスタッフからCHILLNNに移り、出だしから数々の案件を獲得し続け、見事な成長と活躍を見せている。


宿泊業に反感を持っていた少年が、宿泊業に足を踏み入れた背景

ーー生い立ちについて、簡単に教えてください。

東京都の神津島という離島に、15歳まで住んでいました。離島とはいえ、小中学校は同級生が20人ほどいて、観光もほどよく盛り上がっていて、特に不便なく生活できるようなところ。でも、15歳が人生の分かれ道で、島を出るか、全学年20人ほどの島の高校に通うか、進学せず漁師になるか、選択しなければなりません。僕は、親父も漁師で、どの選択肢もできたのですが、知的好奇心の強さから、島を出て進学することを決めました。余談ですが、僕は当時「ギャル」に謎の憧れがあったんです(笑)。知らないことだらけの島の中学生にとって、未知の中でも最も遠い存在の1つだったんですよね。そういうわけで、東京の自由度が高い高校に、スポーツ推薦で行きました。島から来た人間なんて僕1人だったので、いじられキャラの高校3年間でしたが、楽しかったです。でも、寮生活ですがほぼ一人暮らし状態だったので、自炊や家事は大変でしたね。よく「年齢のわりに落ち着いてる」と言われるのも、そのせいかもしれません。

ーーどういうきっかけでL&Gを知ったのですか。

もともと、宿泊業界に入るつもりは全くありませんでした。祖母が旅館を経営していたので昔から宿泊業に触れてはいたのですが、かえってそれが、子供の僕に宿泊業に対して好ましくないイメージを抱かせたところがあって。旅館を手伝う母を見たり、僕自身も手伝ったりする中で、「宿泊業って朝から晩まで動きっぱなしで大変だ」という印象しか持てませんでした。それが変わるきっかけとなったのは、祖母が旅館をできなくなったのがきっかけ。それを機に、祖母がなぜ旅館を始めたのか、今までどんな思いでどんな風にやってきたのか、考えたり母に聞いたりするようになりました。その中で、この旅館が多くのお客様に愛されてきたことも知り、それまで抱いていたイメージより素敵な業界だと感じるようになったのです。跡継ぎがいないと聞き、ゆくゆく自分が継ぐのもいいかもしれないと思い、宿泊業界に興味を持ちました。そこで、「おばあちゃん 廃業 旅館」とGoogleで検索したら、L&GのHOTEL KUMOIの記事が出てきたのが、僕とL&Gの出会いですね。地形は全く違えど、都会から離れた土地という点で、層雲峡と地元の島とがなんとなく重なったんです。ここで勉強したいと考え、翔子さんにメールを送り、HOTEL KUMOIにインターンさせてもらうことになりました

ーーインターン後は社員になろうと、最初から決めていたのですか。

当初は、インターンを終えたら地元に帰って、祖母の宿を継ごうと思っていました。それで、親族に「跡を継ぎたい」という意思を伝えたのですが、当然のことながらまだ経験も能力もお金も何もかもが足りなかったので、無理だと弾かれてしまいました。と同時に、僕自身もインターンの経験で、オペレーションだけできても良いホテルにはできないと感じていましたそれまでは、運営が回ればいいものだと思っていたのですが、面白いコンセプトやコンテンツがないと、本質的にお客様楽しませることできないと学んだんです。そこからどうしていこうか考えた時に、自分にとって、最も身近で最も頼れる存在であるL&Gに、さらに深く内部に入り込んで、軸となる運営プラスαのコンセプトやコンテンツの部分についてもっと知りたいと思い、社員になることを決めました


単なる予約サイトではないCHILLNNの強みと、その土台にあるL&Gの強み

ーー社員としてもKUMOIで働いた後、CHILLNNに移られました。CHILLNNでは、どのような仕事をしていますか。

ポジション的には営業になると思いますが、実際やっていることは、いわゆる営業の仕事だけではなく、CHILLNNの全てに携わっています。CHILLNNのいいところは、CTOの永田さん、エンジニアさんたちと一緒に、メンバー全員が常日頃からプロダクトに触れながら、みんなで背中合わせで進んでいけるところです。その中で、営業が拾ってくるお客様の声は、市場において何が必要とされ何が本質的な価値になるのかという、リアルなニーズ。お客様の声ひとつひとつが、CHILLNNの成長やより良いプロダクトに直結するので、CHILLNN全体としても、そこは重要な軸と捉えています。僕の使命の1つは、そういう声をしっかり汲み取り、構造化し、永田さんやメンバーに伝えることだと思っています。

また、CHILLNNのモットーは、「どんなことでもいいから昨日の自分より成長していること」。毎日終業後に行うイテレーションミーティングで、自分が昨日よりどう成長しどんなものを残したのか、それぞれ話すことで、成長を顕在化させながら積み重ねています。

個人としては、ありがたいことに、僕は「大きな派生案件を成立させるのが上手い」と評価していただいているので、その部分はさらに伸ばして行きたいと思っています。また、CHILLNNでは色々な方向性での提案ができるので、実際の市場においてどのような提案がどのような結果に繋がったか、資料にまとめたりしながら、可能性を探るようなことにも力を入れています。KUMOI時代にも担当していたTwitterを、今もPRのメインでさせてもらっていたり、最近は水星(L&Gのコンサル部門)にも半分在籍するような形で、小笠原の案件を始め、いくつか案件をとってきたりもしています

ーーCHLLNNに来て早々に実績を上げてこられていますが、小笠原の案件について詳しく教えてください。

まず、経緯としては、もともと僕がCHILLNNで営業したクライアントさんが小笠原の観光協会の理事になられ、「宿だけでなく、小笠原全体としても力を貸して欲しい」と打診を受けました。そして、紹介していただいた東京都主催のセミナー事業を活用する形で、CHILLNNから派生したものです。

今回実現した案件も、このクライアントさんと僕とのそもそもの出会いも、運命的なご縁だと思っています。コロナ禍になった当初、僕はまだKUMOIにいて、その頃は1年後にCHILLNNで営業をしているなんて、想像もしていませんでした。旅行という選択肢が遠のいてしまった社会情勢、今は宿泊業よりCHILLNNに力を入れていこうという会社の方針、旅行・宿泊業界の力になりたいという翔子さん率いる会社全体の思いなど、色々なことが重なり、僕は「未来に泊まれる宿泊券」事業の一環で全国の宿泊施設への営業に携わることになりました。その中で、特に地元周辺の島の力になりたいという思いが強く、小笠原にかけた1本の電話が、僕とこのクライアントさんとの出会いであり、ゆくゆくはさらに大きな事業につながる案件の幕開けとなったんです。電話もすごく盛り上がったのですが、この方は普段、営業電話などは全て断っているが僕には何か違うものを感じたのだと、後から聞きしました。嬉しかったですね。そこから、コロナ禍を一緒に乗り越え、その後も現在まで、小笠原の自治体レベルでお付き合いを続けさせていただいています。CHILLNNの強みは、「登録しました」「売り出しました」で終わりでなく、継続的に「こういう記事の見せ方がいいのではないか」「こういうサービスどうですか」といった話し合いを重ねながら、リレーションがずっと続いていくところなんです

ーー世間一般に、予約サイトの営業というと、ひたすら加盟施設増やすみたいなイメージが強いかもしれないけど、CHILLNNにとって本質的な価値はそこではないということですね。

もちろん、そういう営業も1つの形ですし、僕もそういう業務をする場面はありますが、それで終わらないというのがCHILLNNですね。小笠原の案件も、僕たちが単なる予約エンジンの会社じゃないこと、またL&Gがホテルを運営する中で培ってきた経験や成果があるからこそ、自治体レベルでの関係に発展したのだと思います。L&Gでは、メンバーみんなが、ホテルのオペレーションも経験していて、トンマナを合わせたり、コンセプトに沿ったコンテンツを入れられたりする感覚を共通理解できている。だから、どのような場所や場面でも、それベースに考え、様々に応用して力を発揮することができるんですね。

小笠原では、小笠原全土の宿泊施設さんに向けたセミナーと、13、14施設さんを1軒1軒訪ねて回り個別にアドバイスをさせていただいたのですが、それを通して改めて「L&Gは様々な強みや知見を持っているな」と実感しました。僕自身も、KUMOIでオペレーションを学び、たくさんのお客様にお会いし、CHILLNNや水星でも様々な施設さんとお話し、それらの中で築き上げてきた、そのベースがあったからこそのお話ができたと思います。この経験で、「ここならなんでもできる」と、期待や希望がより一層増し、視野も広がりました。CHILLNNでの日々においても、施設さんに以前よりも深い話ができるようになったように思います。


お客様の価値や魅力を一緒に創出していくのがCHILLNN流サポート

ーーどのような瞬間に、特にやりがいや喜びを感じますか。

CHILLNNの職場は、5、6人が1つの狭い空間に集まっていて、少し気抜いたらだらけてしまいそうな環境なんです。でも、笑いも起こりつつ全員がそれぞれで黙々と頑張っていて。そうしてみんなが自分の役割を全うし、それらが合わさって、CHILLNN全体として良いものが出来た瞬間は、「チームみんなで持っていったんだ!」という達成感や喜びを感じますね。僕はもともと体育会系で、何か目標に向かってチーム一丸となって頑張ることに価値を感じるタイプなんだと思います。

あとは、CHILLNNをご利用のお客様から、喜びの声をいただけた時。CHILLNNは、よくある予約エンジンとは違い「即金性のある売上を作ります」「AIツール入れられます」「どこよりも安く表示できます」といったところではなく、「その施設さんしか持ち得ない魅力を引き出して、それを最高の形で表現する」ところに、価値を見出しています。言い換えれば、お客様と目に見える利害関係で成立しているのではなく、お客様の価値や魅力を一緒に創出していくことがCHILLNN流のサポートなのです。その時に最適な方法にアプローチを変えながら、より良いお宿を一緒に作っていく。その中で、僕たちとしても良い学びや経験をさせていただいているし、「CHILLNNさんに出会えて魅力が発見できました」「CHILLNNさんに出会わなかったらこのまま埋もれていました」といったお声をいただけると本当に嬉しいです。ここで手にした魅力や価値は、直近の利益や売上とは比べものにならないほど掛け替えのないものだと思います。また、これがきっかけとなってブランド価値もどんどん上がっていくはずですし、これからもそんな種をたくさん蒔いていきたいですね。

ーーこの会社で働く面白さはなんですか。

L&Gに入るまで僕が見ていた宿泊業の世界は、オペレーションが全てでした。そこから様々な経験や勉強をさせていただき、冒頭でもお話ししたように、もちろん今は、オペレーションだけで素敵なホテルは作れないと身をもって実感しています。ただ、それもなお、ホテルにおいてオペレーションは、原点であり普遍的な軸である大切なものだと思っていて。L&Gでは、幹となるオペレーションをしっかり学び身につけた上で、幅広く多様なチャンスを掴み主体的に挑戦ができるから、面白いです。そんな可能性に満ちた会社であるのは、「選択肢を広げる」という僕たちのミッションの1つが、根幹にあることも大きいと思います。L&Gは、社会全体の選択肢を広げる会社であり、いち社員の選択肢を広げてくれる会社でもあるんです。

ーー最後に、会社で今後やっていきたいことはありますか。

僕はまだ、自分の成長や、自分がCHILLNNや会社にどう貢献できるかといった、1人の範疇でしか動けていません。でも、ワンパワーでは限界があるし事業もスケールしない。自分が上に立ってチームを動かす時に求められる能力って、今とは大きく変わってくると思うので、チームや会社全体をまとめて引っ張っていけるような存在になれるよう、今後は、マネジメント能力も身につけながら色々なことに挑戦していきたいです。祖母の宿を継ぐという夢も、まだ追い続けています。


あとがき

若いパワーとユーモア、また目覚ましい成長と成果で、メンバーを鼓舞し刺激を与える鈴木さん。彼に心動かされるのは、メンバーだけではない。その誠実さと熱意ある姿勢は、これまで多くのお客様の心を動かして深い信頼関係を築くとともに、お客様である施設の魅力を世の中に発信して人々の心を掴んできた。

「この会社は僕たちの選択肢を広げてくれる」と話す鈴木さんもまた、間違いなく日本の宿泊業界の選択肢を広げている。

行き先の見えないこの時代において、L&Gや全国の宿泊施設の進む道を明るく照らし共に歩んでいってくれる、鈴木さんの頼もしい背中が目に浮かぶ。

インタビュアー:杉本尚美

写真:金井塚悠生

文章:西岡ゆり絵

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