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予期せぬ困難と変化の時だからこそ新たな挑戦を。付加価値を生み出す新組織の誕生

JAC Recruitmentは、2020年7月、事業本部に新組織となるMNC BE Divisionを立ち上げました。新組織立ち上げとその事業運営をしていくことを自ら決断したGlobal CHROの遠藤 亮介が、その立ち上げに至った経緯と今後の展望について語ります。

外資系企業を深耕しビジネスの加速と拡大を推進する新組織「MNC BE」

2020年7月、JAC Recruitmentは新組織であるMNC Business Expansion Division(以下:MNC BE)を立ち上げました。この新たな挑戦の立役者であり、当社のGlobal CHROでもある遠藤 亮介は、MNC BE創設の決断について、以下のように語ります。

遠藤 「MNC BEは、その名の通り当社の外資系企業ビジネスの拡大をドライブさせていく新組織です。“外資系企業”と一言で言っても、各社の本国の国籍、企業のPurpose(存在意義)、企業カルチャー、日本法人の生い立ちや歴史、本国規模に対しての日本法人の規模感等、それぞれがDiverse(多様性に富んでいる)です。また、日系企業とは大きく異なるビジネスコミュニケーションの取り方やビジネスに対するマインドセットが存在します。
グローバルビジネスの『プロフェッショナル集団』である外資系企業から私たちが『真のビジネスパートナー』として信頼を勝ち得るためには、ビジネスの共通言語である英語が使えることは当然のことですが、それ以上に、外資系企業の中身や真実を熟知していることが重要であり、そこの有無により差が出るのです。
自身の17年間の外資系企業経験を最大限に活かすことを主眼に、2019年7月に、直接声を掛けてもらった日系グローバル企業であるJACにGlobal CHROとして参画する決断をしました。それは、2020年のこの未曾有の危機に果敢に立ち向かうべき今だからこそ、まさに私が長年培ってきた経験や知識を事業の分野にも存分に、且つダイレクトに発揮するべきと考えたからでした。
それは、HRという領域を自ら超越し、事業自体もドライブさせていくことで自身を次のステージに向かわせることだと思います。それ以上に、直近7年間は外資系企業日本法人のHRトップポジションに就いていた私が外資系企業に特化した人材紹介事業そのものを牽引すること自体が、おそらく業界内では前代未聞です。ですから、JACを唯一無二の優位性を持つプロフェッショナル集団として次のステージに上げていくことにも繋がっていくのではないかと考えたのです」

立ち上げに際し、MNC BEには明確なPurposeとMissionが遠藤により掲げられました。

「世界No.1の品質を誇る顧客サービスを提供する」ために、外資系企業に対して「人財のプロフェッショナル」として「Always exceed our customer's expectations(私たちの顧客の期待を常に上回る)」のご提案を差し上げる。そして、その継続的信頼のもと、外資系企業の日本法人Expats層のみならずAPACや本国にまでJACが深耕していくことが1つ目のMissionです。

顧客企業との関係性強化によるビジネスの拡大だけには留まりません。JACには業界に特化した各部署に外資系企業を担当するコンサルタントが所属しています。遠藤がこれまでに培ってきた経験やノウハウ展開を間近で体感する機会を得たり、外資系特有のビジネスアプローチを伝授してもらえたり、新たなビジネスの創出に立ち会う経験を積むことによって、外資系企業にFirst Choice(第一優先)として選ばれるコンサルタントとして育成されていく。そして、そのような自発性の風土がJAC社内全体に自ずと醸成されていくことが2つ目のMissionなのです。

一人ひとりの個を成長させていくことで、JAC全体に自ずと活力がみなぎり、強い会社へと更なる進化を遂げていくこともMNC BEだからこそ与えられる影響力と言えるでしょう。そして、この領域に果敢に立ち向かう強いキャリア・アスピレーションを持つJACタレントを社内外双方から発掘していくことで、現在11カ国に展開するJACグループ間で活躍できるグローバルタレントを育成していくことも今後、3つ目のMissionとして視野に入ってくると遠藤は強く語ります。

遠藤 「外資系企業では、一般的に市場に出回っている求人の他に、通常市場には出さない重要な案件が存在することが実は多いです。まだ市場には開示されていない翌年以降の新製品や新サービスを、海外企業にとっては非常に難しい日本というマーケットで展開しマーケットシェアを勝ち取っていくためには、その新領域分野でのプロフェッショナルが必要となります。社内には無い知見やスキル、つまり『New Capability』が外部から必要となるのです。それらは水面下で外部採用を進めることが多いでしょう。
また、外資系企業のタレントマネジメントプロセスの中で推進される『サクセッションプラン』において、継続的にビジネスを牽引する上で欠かせない役割として特定されるクリティカルポジションに対しては、たとえ現在そこにタレントが就いていたとしても、ロングリストをもとに優秀な将来の後任となるべく人財に常に会うこともしていきます。
実際、私自身も外資系企業勤務時代の後期は、自身でSNSを活用しダイレクトアプローチしてタレントプールとして会うことをしておりました。さらに、そこでアプローチ出来ない層に対しては限定したヘッドハンターとの協働を水面下で行いました。
当社では、今までそのような思考やセンスで外資系企業に対峙は出来ていなかったことが課題でした。しかし、今回のMNC BEの立ち上げにより、その課題はOpportunity (機会)として社内で創出されることになり、外資系企業担当コンサルタントの皆さんにも大きなNew Experience(新体験)になっていきます。それもまたMNC BEのJACの中でのPurpose(存在意義)と言えることでしょう」

Withコロナの最中に考案されたMNC BE。その立ち上げは必然だった


Global CHROという重責を担いながら、更なる責務を自ら担っていくという並々ならぬ志と覚悟を持って立ち上げられたMNC BE。コロナ禍という先行き不透明な状況の中にありながら、あえて誰よりもいち早く前進策へと踏み切ったのにも大きなWhy(背景と意義)があります。

遠藤 「外資系企業から信頼されるビジネスパートナーとして渡り合っていくためには、外資系企業では必須とされる志向性やコンピテンシー(行動特性)を発揮することが私にとっては自然な発想なんです。
危機的状況にも臆さず、自らその状況を打破していく精神力としなやかな回復力とも呼べる『レジリエンス』。さらに、物理的なスピードもさることながら精神的にも臆せず周囲も瞬時に巻き込み状況を打破していく俊敏性とも呼べる『アジリティ』。それら双方を最も体現できる瞬間は、まさに予期せぬ危機に直面した時です。
4月の緊急事態宣言下で、コロナといかに共存していくべきかと世の中が模索しながら『Withコロナ』に向かっていこうとする最中だったからこそ、私は更にその先を見越しました。そこで、いかにコロナに打ち勝っていきJACが先んじてビジネスと経営を迅速に大胆に回復させていくべきかをWFH(在宅勤務)中に一人考え、Proposal(提案)を練り、ゴールデンウィーク明けすぐに経営層にオンラインでプレゼンテーションしました。
実現すれば、レジリエンス&アジリティを自ら体現する姿勢として、先行き不透明な社員の皆さんの心理状態に自ずと活力を与えるきっかけにもきっとなるだろうと信じていましたね。だからこそ、絶対にこのProposalは実現させてみせる!ということしか考えてなかったのです」

フィロソフィーとして「Freedom & Discipline(自由と規律)」を掲げるJACにおいて、その挑戦を阻む要素はありませんでした。遠藤の独自の構想がスタートしたのが同年4月後半、経営層へのプレゼンテーションが5月中旬です。そして、WFHとオンラインだけでそれらを推進させ、そして下期スタートのタイミングである7月1日に新ディビジョン立ち上げと、異例のスピードでの実現でした。

遠藤 「コロナを機に、世の中のありとあらゆる常識が変わりました。よって、今までと同じ考えや行動を続けていてはいけません。この数か月で世間のNew NormalとなってきたWFHやオンラインビジネスは、私にとっては既に過去何年もグローバルビジネスで実践してきたNormal(日常)です。
それと同じように、自身の長年の外資系企業でのHRトップの経験は、JACにとって、ひいては人材紹介業全体にとって明確な『強み』と『優位性』と言えます。同様にJACの社員一人ひとりにも各人の『強み』があり、JAC自体にも『コア・コンピテンス』とも呼べる『優位性』があるはずです。したがって、それらが何かを自ら改めて問い直しながら思考を探求させ、これまでにない新しい試みでビジネスを活性化させていかなければ、未来はないでしょう。
MNC BE立ち上げに際して7月初旬に行った全社オンラインミーティング内のプレゼンテーションでも、『「Change」は一文字変えると「Chance」になる』という話をさせて頂きました。変化を楽しみ、果敢に挑戦した者と組織にだけ、チャンスが訪れる。皆がそのマインドセットを持てば、それだけでワクワクしませんか!」

遠藤がこれまで培ってきた経験とマインド、挑戦を後押しする会社に根付いた風土、そして新型コロナウイルスという未知の体験いう外的要因。それらすべての要素が交わり、MNC BEの迅速な立ち上げを後押ししたのです。

グループ会社に対し全社横断的に推進する組織として優位性と付加価値を提供


外資系企業に特化して顧客との関係性を深め、潜在ニーズを深掘りし、新たな価値を創出する。JACグループの中で効果的に推進し、且つビジネスの結果にも繋げていくために、MNC BEは、業界別の各部署にそれぞれ配置されている外資系担当チームに対して、全社横断的に協働するOne Teamで活動しています。

遠藤 「もともと採用選別の厳しい外資系企業は、コロナを機により一層その選球眼に厳しさを増しているはずです。業界セグメントごとに活躍している外資系担当コンサルタントの多くが、いかに顧客に新たな価値を提供していくべきか試行錯誤していることでしょう。
まずは、当社のコンサルタントが関係性を持つ既存顧客の中でも、これまでダイレクトな繋がりを持てていなかった決定権のあるキーパーソン、ひいては日本法人のExpats層とAPACや本国からも信頼を勝ち得ていくことを目指します。
更には、今後日本に支社を展開してくるであろう日本市場に未参入企業の本国にもダイレクトにアプローチし、11カ国にグループ会社を展開するJACの優位性を活かしながら、他社に先んじてアクションを起こしたいと考えています」

競合他社には展開できない、遠藤ならではのMNC BEの中での役割は、外資系担当のコンサルタント一人ひとりが更なるやりがいを持って活躍できるようドライブさせること。

そのために、これまで培ってきた経験やノウハウを社内オンラインセッションやニュースレターというツールを活用しながらコンサルタントの資産となるべく展開します。また、キーパーソンとのオンライン商談に同席して、外資系企業特有のビジネス思考法やコミュニケーションを目の前で見せながら伝授していくことも、立ち上げ後の8月から既に着々と取り組んでいます。

遠藤 「当社の外資系担当コンサルタントに今後より一層必要となる要素は、Diverse(多様性)に富む顧客のニーズを言葉だけでなく、一瞬の表情や空気感など色々なものから瞬時に察知し、想像と推測を同時にしながら先読みして相手にBenefits(有益な付加価値)を提案・提供する力だと思います。
その想像(イマジネーション)からいかに創造(クリエーション)するかは、その人の独自性や強みが発揮される部分です。言われたことをやっているだけでは、外資系企業ではパフォーマンスを上げているとは言えません。他者には提供できない自身ならではの強みと優位性を理解し、自ら考えた提案を複数のステークホルダーを巻き込みながら実現させること。それが出来て初めて、その個人の付加価値と存在意義となるのです。
MNC BEでは、Benefitsをもたらすことをよりシビアに求めていきます。例えば、顧客とのオンライン商談に同席した時には、商談終了後にオンラインルームから顧客がご退出されたその瞬間に、そのまま次に繋げるアクションプランミーティングに移ります。次に、自席に戻ったら取るべき期日付きのアクションプランを担当コンサルタントと具体的に瞬時に練ることを試み、外資系企業の結果を必ず出すというアジリティある高い志向性を自然に醸成させていくようにもしています。そのことが結果として、当社の顧客への質の高いサービス提供にも繋がっていくからです」

JACの組織全体に大きなシナジーを生み出し、コロナに打ち勝っていく


MNC BE立ち上げから4カ月経った現在、「全く満足できる状態ではない」と語る遠藤。外資系企業HRトップ時代には、日本国内とAPACの責務に加えて、平日夜遅くの自宅からだけではなく、海外には関係のない日本の祝日や有給休暇中の旅行先からも、時差のある本国や世界各国とオンラインでのプロジェクトを推進していくこと等は当たり前だったとのこと。

その長年の責務へのプレッシャーと活動量の膨大さに対して、遠藤のみなぎるエネルギーと精神力をもってすると、まだMNC BEとして大きなインパクトを社内外に発揮しきれていないと現状を冷静に厳しく見つめる思考とセンスは納得できるものなのかもしれません。

遠藤 「管理本部所属執行役員としてGlobal CHROという本業を持ちながらの限られた時間の中で、兼務で事業本部の執行役員としてもMNC BEを統括し、且つMNC BEでは数多くのプレイヤー業務も日々こなさなければならない状況。
私が長年生きてきた外資系企業の環境では、No Excuse(言い訳無く)で最大限に付加価値とビジネスの成果を短期間であっても創出しなければなりませんでした。ですから、MNC BE発足後のこの数カ月の中で、まだそれらが充分に出し切れていない事実が唯一自身に対するフラストレーションですね。
全社向けに毎月オンラインセミナーを実施してグループ会社国内外から100人前後のコンサルタントの方々に参加頂けたり、外資系企業の本質に関するニュースレターを社内配信したりはしています。しかし、毎回反響やフィードバックがあるのは、社内でも積極性のあるコンサルタントに限定されています。
また、実際にキーパーソンとのオンライン商談でコラボレーション出来るのもまだ一部のコンサルタントに限定されていますので、JAC全社内を見渡した場合、MNC BEの認知や存在価値、そしてインパクトがあるかと言ったら、全くそんな状況には達しておりません。
先ほど、『自身に対するフラストレーション』と申し上げましたが、それは決して他者や外部にではなく、自身への内的なもの。早朝にWFH(在宅勤務)で外資系企業に働く知人であり顧客のキーパーソン達とオンラインで情報交換等をした後は、オフィスに出社します。そこで、本業のHRの責務やミーティングをする傍ら、兼任責務として、外資系企業用の社内セミナー実施やプロジェクト推進、顧客とのオンライン商談や面談への同席であっという間に1日が過ぎていく。
帰宅後は、一旦自宅の作業や家族とのプライベート時間を過ごします。その後に、夜WFH(在宅勤務)で、日中に時間が取れないHR関連や外資系ビジネス関連の資料作りやチームメンバー作成の資料の添削やレビュー等、外資系企業勤務時代と変わらぬ活動量や時間の使い方をしているのです。
それにも関わらず、当時のような短期成果が出てこない。中長期を見越したMNC BE戦略とは言え、短期成果も出さないと活力が全社に見えない。その自身に向けた内的フラストレーションが実は重要で、それが無い状態だと危機感とワクワク感の共存は無いと思います。フラストレーションが更なる新しい考え方や戦略を生むのだと常に信じてやっております」

JAC Recruitment全体で、より大きなシナジーを生み出したいと言う遠藤。壮大なビジネス機会を創出し、JACをより大きく強固な組織にしていきたいと笑顔を見せます。

遠藤 「MNC BEの活動を通じて、JACのキャリアの1つとして、これまで狙えていなかった層にもアプローチできるんだと意識が高まったコンサルタントが少なからずいます。JAC グループは世界11カ国に展開しており、日本国内にも子会社がありますので、各組織や拠点とも連携し、刺激しあうことで大きなシナジーを生み出したいですね」

MNC BEのイニシアティブを通して、JACの外資系企業ビジネス分野を飛躍的に加速させるために、新たな人財を社外からも積極的に迎え入れたいと語ります。

遠藤 「MNC BEはこれまで当社が積極的に狙えていなかった外資系企業のExpats層やAPACと本国にも果敢にアプローチすることをビジネスチャンスとしています。ビジネスを拡大させるためには、ビジネスに共感し共に活躍頂ける仲間が必要不可欠です。
同業他社で活躍中の外資系ご担当のコンサルタントの方々には数多くJACのビジネスに参画頂ける準備ができております。また、外資系企業でTalent Acquisition担当としてご活躍されている方々も、当社のMNC BEや外資系専門チームのコンサルタントとして大いに力を発揮できるでしょう。JACの外資系企業ビジネス分野で大きな拡大を狙っていきます。そのために、社外からの採用への投資は惜しみません。この志に共感し、共に改革していきたいというマインドのある方は、是非JACの扉を叩いてください」

まだ開示していない自身の優位性をJACのビジネスで活かす更なる次の一手の可能性があると言う遠藤。大きな時代のうねりの中で、これからも遠藤は組織全体を巻き込んで常に先を見て、貪欲に冷静に前進を続けます。それが遠藤にとっての「当たり前」として。

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