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「スポーツは儲からない」を覆す。(Link Sports代表・小泉)

「30才までに、スポーツで一緒に起業しよう」

中学高校大学の同級生であり、現在Link SportsでCEO・小泉真也とCOO・馬場健とが交わした約束。

2014年に創業してから、7年が経ちました。今なおスポーツでないといけない理由、経営者として感じている楽しさや難しさ、7年間での組織の変化について、小泉にお聞きしました。

<聞き手、文:市川紀珠(Link Sportsインターン生)>

大手IT企業から、29歳で起業。


ー大学を卒業してから、大手IT企業で営業をされていたんですよね。起業をしようと思った一番最初のきっかけは、何だったのですか?

小泉:中高の同級生が、大学在学中に大学生向けの学内無料コピーサービス「タダコピ」を立ち上げたんです。その姿を見て、「自分もいつかは起業したい」という思いが芽生えたのが始まりでした。肩を壊して野球を諦めた経験と、純粋にスポーツが好きという気持ちから、やるならスポーツを絡めた事業がやりたいなと。

ー起業する前提で、大手企業に。起業を見据えて意識されていたことはありましたか?

小泉:何においてもNo1をとることです。営業として、誰よりもお客さんに頼られる存在であろうと。目に見える目標として、社内MVPは常に意識していましたね。

あとは起業に向けて、スポーツ関連の新規事業は海外事例も国内事例も必ずチェックしていました。


「スポーツ以外、僕がやる理由がない」

ー振り返ってみて、スポーツ以外で起業するなら、どのような選択肢がありますか?

小泉:結果論ですが、僕は性格が飽きっぽいので、スポーツ以外だと「儲かりそう」と思って始めても、上手くいかなくなった時に続けられなかったと思います。「好きだからやっている」という根本的な理由がなくなってしまうからです。

今ならマッチングアプリも面白そうですし、麻雀が好きなのでもう少ししたらスポーツベッティング系のビジネスも興味深いと思います。でもいろいろ考えたところで、やっぱりスポーツが一番楽しいと感じています。それに尽きますね。

ースポーツでないといけなかった、究極の理由ですね。

小泉:好きなんですよね、やっぱり。スポーツで起業すると言っていた当初は、「日本だと(スポーツは)儲からないよ」とよく言われました。むかつくけど(笑)、「だったら僕がやろう」と。「誰もが無理だという領域にチャレンジすることこそが、起業だ」と考えているので、スポーツだから、僕がやる理由があると思うんです。

守りに入りたくなかったので「スポーツでやってみて、ダメだったら考えよう」くらいの気持ちでした。

ースポーツビジネスに実際足を踏み入れて、どう感じていますか?

小泉:例えば公営施設の予約方法など、「何これ、使いにくい」と感じることがありますよね。これからもっと良くできるというワクワクが、スポーツにはたくさんあります。難しいですけど、スポーツビジネスの醍醐味だと感じています。


動きはゆっくりでも、スポーツ市場は熱量が高い

ー7年経って、スポーツを選んだからこそ会社としてこれができた、と感じていることはありますか?

小泉:まだ僕が実現したいことの1割くらいしか達成できていなくて、「これができた!」と思うことはありません。

スポーツビジネスでは、何かが一気に変わることが少ないんです。じわじわ変化していって、いつの間にかサービスやプロダクトが広がっているのがこの世界の特徴。特にLink Sportsのメインプロダクト「TeamHub」はターゲットがチーム単位なので、他サービスから切り替えるのに時間がかかります。

今ようやく、広がりが出てきました。会社として、スポーツで実現したい世界を達成するための礎を作れた、というフェーズかなと。

達成したいことは、無限にあるのですが。

ー中でも、これだけは達成したいと考えていることは何ですか?

小泉:「TeamHub」も、Webメディア「AZrena」「B&」も、それぞれの分野で日本で一番使われているプロダクトにしたいです。スポーツをしている人や支える人の熱量が一番高いアプリやサイトになっている状態を作ります。その上で、世界に行きたいですね。

ースポーツを商材としている上で、難しいと感じることはありますか?

小泉:ビジネスは、わかりやすく言えば「何かにかけている(かけられている)お金を、何かに変換すること」。ただスポーツは、そこまでお金をかけてやるものではない場合が多いですよね。なのでビジネスとしては、使い手と売り手が直接繋がらないんです。スポーツビジネスがお金を生み出しにくくなっている理由であり、難しいところだと思います。

例えば「TeamHub」だと、スポーツをする人がいる状態を作った上で、スポーツをする人や支える人をターゲットとするビジネスと組んでお金をもらう、というスキームです。

だから、スポーツは時間がかかるんですよね。7年経ってようやく基礎ができるレベルです。でもその分、ターゲットの熱量が高いから辞めないし、変わらないし、上手く定着してくれます。スポーツ観戦における熱狂にある意味近いように思いますね。


嬉しいのは、主体性ある組織になったこと

ー7年前と比べて、会社として一番変わったと感じることは何ですか?

小泉:会社の“作り手”が変わったことです。起業当初は、僕を筆頭とした経営陣が実現したいゴールがあって、他のメンバーは言われたことをやってサポートするという構造でした。

でも、今は違います。メンバー一人ひとりが、サービスやプロダクト、組織がどうすればもっと良くなるのかやどうあるべきなのかを自ら考え、動いています。全員で会社を作っている感覚がありますね。

僕は代表として船の乗組員を探す役割を担っていますが、船を操縦しているのは僕だけではありません。みんながそれぞれの立場で船を引っ張ってくれているのが、本当に嬉しく思います。

ー具体的にどういった時に感じますか?

小泉:たくさんあります。新しいビジネスモデルを考える企画会議があったり、まずは自分たちで予算を作ってみたいという声が挙がったり。新卒2年目の子が、数値に基づいて僕と同じくらい正確に話して提案できていたり。メンバーを、すごく信頼できています。



辛さの先の、100倍の面白さ

ー7年前の自分に何か伝えるなら、どういったことを伝えたいですか?

小泉:経営者として、大変なことや辛いことは思っている以上にたくさんあります。その10倍は辛いです。でも、100倍の面白さが待っています。起業することで見えてくるものは必ずあって、「自分を信じて欲しい」と後押ししたいです。7年前に起業という道を選んで、本当に良かったと思っています。

ーむしろ、「これだけはしない方が良い」と思うことはありますか?

小泉:ないですね。失敗して学ぶことが重要だと思っています。日本人は、難しい部分を知ってしまうと遠慮して挑戦しなくなるように感じます。でもやってみて、失敗した方が後々活きてくるんです。

特に若いうちは、「やらない方がいいかな」と自分で判断してやめることの方が、やって失敗するより意味のないことだと思います。

ーやりたいことがあるなら、挑戦するべきだと。

小泉:はい。本当に最後まで諦めなければ、突破口は必ずどこかにあります。その時々でしっかり考え抜けば、答えは見えてくるはずです。「もういいや」と思ってしまうことは簡単ですが、どんな時も粘ったからこそ今があると感じています。

今何かで迷っている人には、とにかく「諦めないで挑戦する方が良い」と伝えたいですね。

ー私も、1年目から貪欲に挑戦していきたいと思います。今日は改めて、小泉さんのスポーツへの思いが聞けて、楽しかったです。貴重なお話、ありがとうございました!


小泉真也(Link Sports CEO)
1984年生まれ。大学卒業後、大手IT企業に就職。
2014年1月に株式会社Link Sportsを創業。


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