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社会的意義がある仕事にどっぷりと取り組めた! システム改修5年1,000人月プロジェクトの成功要因

みなさん、こんにちは。

Mikatusでプロダクト責任者を務めている上村と申します。

先日、Mikatusの主要プロダクトであるクラウド税務・会計・給与システム「A-SaaS(エーサース)」のブラウザ版の開発が概ね完了しました。

モダンな技術を採用し、顧客に素早く価値を届ける

本プロジェクトは、Adobe AIRという古いインストール型のプラットフォームから、モダンなブラウザ(Chromeなど)にアプリケーションのプラットフォームを移す開発でした。このたび、開発期間5年、開発工数1,000人月(概算)という巨大なプロジェクトを何とか完遂することができました。

今回の改修により、Adobe AIR時代に抱えていた数多くの技術負債を解消することができました。安定性、性能などの面で、ユーザーの皆さまに飛躍的な品質改善をお届けすることができただけでなく、開発スピードが上がり、新たな価値を素早くお届けすることができるようになりました。

本記事では、この巨大プロジェクトの成功要因について、プロジェクトマネジャーとして関与した私の視点から、ポイントとなった点を3つご紹介したいと思います。

ポイント1:レガシーな技術負債を思い切って断捨離!

今回のプロジェクトのねらいは、プロダクトの使用技術の刷新による圧倒的な品質改善でした。そのため、企画段階から、既存のシステムのどのパートを捨てて、どのパートを残すかという検討を入念に行いました。

例えば、フロントエンドでAdobe AIRのActionScriptというレガシー技術を使っていた部分は、安定性や性能、保守性に大きな問題が発生していたため、すべてモダンな技術を使いゼロから作り直すことにしました。画面の個性に合わせて、React.js、ExtJSなどいくつかのフロントエンドのフレームワークを適材適所で採用しました。それに伴い、サーバサイドのAPIもScalaを使いモダンな形でがっつりと書き直しました。

一方、フロントエンドでHTML/CSSやJavaScriptを使っていた部分は、技術はややレガシーになっていたものの、ユーザーが感じる品質には大きな問題がなかったため、捨てずに手直しして再利用することにしました。

結果的に、システムの割と多くの部分を捨てることになりました。もったいない気持ちもありましたが、すでに投下したコストは戻ってきませんので、思い切ってやれたことは良かったと思います。

ポイント2:自社サービスだからこそ失敗を恐れず困難に挑戦する

プロジェクトの初期段階、開発が始まって1年ほどした頃、フロントエンドの開発に行き詰まることが多くなってきました。複雑な仕様を満たそうとして機能をエンハンスすると、別の箇所にデグレードが発生することが増えてきました。品質管理のための工数は徐々に増加していき、プロダクトの品質が不安定なことは誰の目にも明らかでした。

そこで、その段階で、1年間ほどかけて開発してきた主要モジュールの開発をゼロからやり直す決断を下しました。プロジェクトを大きく巻き戻す形となり、当時関与していたテックリードもメンバーも(私も)辛い思いをしました。契約に縛られない自社サービスだからこそできた決断だったと思います。

結果的にはこれが良い決断となり、その後のプロジェクトが順調に進むようになりました。

熟練の技術者でさえ、最初から完璧な設計やコーディングをすることは難しいです。ましてや、自分たちがこれまで使ったことがない技術を採用する場合は、うまくいかないのが当たり前です。プロジェクトの初期段階で、何かがおかしくなったときに、自分たちの間違いを素早く認め速やかに軌道修正する。場合によっては出発点に戻り再検討する。そういうことが、結局は成功への近道であると感じました。

ポイント3:みんなでコードをたくさん書く!

プロジェクトの最後の1年間は、社内の技術者全員が本プロジェクトに関与しました。それまでの技術的な検討の積み重ねによって、技術的な難所はすべて解決の目処がついていました。あとは工数をかけてコーディングをやりきるだけというフェーズに来ていました。そこで、総勢50名弱のメンバーで力を合わせ、一気にプロジェクトをやりきりました。

なかなか手ごわい作業でしたが、全員が同じ仕事をしていることで一体感を持ってスピーディにやりきることができました。

プロジェクトの中盤までに技術的な問題を解消させ、プロジェクトの終盤フェーズで一気に人をかけて短期間でプロジェクトを終わらせる進め方がうまくいったのではないかと思います。



社会的意義のある仕事にどっぷりと取り組めた幸せな5年間

Mikatusならではのチームワークの良さ、コミットメント、前向きな姿勢と行動力が存分に発揮されたプロジェクトでした。時間はかかりましたが、これまでネックになっていたレガシーな技術が刷新され、品質が上がり、今まで以上にスピーディに価値ある機能を開発できるようになりました。数々の困難にぶち当たりながら、日々、社会的意義のある仕事に取り組めている実感があり、精神的な充実感を感じられた5年間でした。

自分自身、ここまで大規模なプロジェクトを管理するのは初めてでしたし、うまくいったのは、素晴らしいメンバーに支えられた面と、運が良かった面が大きいと思います。

Mikatusでは、本プロジェクトに引き続き、さらなる品質改善と、社会的意義のある事業拡大に向けて積極的に攻めの開発を行っています。ご興味のある方はぜひカジュアル面談にご参加ください。お話できることを楽しみにしています!

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