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【CxOインタビュー】ワトソンというカルチャーを語る

ものレボ 細井:本日はALL STAR SAAS FUNDの神前さんをファシリテーターに迎えて、ものレボ株式会社CEOの細井とCOOの松下さんと一緒に、ものレボのワトソンというカルチャーについて話をしていきます。

ALL STAR SAAS FUND 神前(以下、ALL STAR 神前):出資検討における従業員インタビューで全員と面談しました。その時にバリューって何ですか?と聞くと、全員が「ワトソンです」と答えられていて、このワトソンが生まれた背景は一体何なのか非常に気になっていました。本日は、ものレボのバリューの1つであるワトソンをテーマ、ものレボが大切にしていることについて今日は伺っていきたいと思います。

“ワトソン”とは何か?

ものレボ 松下:ものレボではオペレーションをより洗練させていくために、Why How What、つまり何故やるのか?どのようにやるのか?何をやるのか?といったフレームワークに整理することを大切な行動指針としています。
メンバーからWhatだけのアウトプットを受けるたびに、「お前は目的に立ち返っているのか?」ということをいちいち確認していたのですが、ある日それに疲れてきたときにWhatばかり言っている人をWhat、ワット、ワトソンみたいな感じで擬人化することで少しユーモアを交えることで生まれたのがきっかけです。

ALL STAR 神前:スタートアップは、目の前のことにどうしても注力しがち。そもそもなぜやるのか?というWhyに立ち返ると視野を広げてさまざまな手段が生まれますよね。

お客さんが“ワトソン”にならないようにサポートすることも大切

ものレボ 松下:お客様との商談の中で、実際にどんな業務ができるのかという機能の細かい話をする場面も多くなってきます。私達のSaaSの機能や特徴、つまり何ができるのかをしっかりとお伝えすることに加え、なぜそもそもSaaSを導入するのか、どうありたいかについて一緒に考えることも大切にしています。
お客さんが「ワトソンにならないよう」伴走していくことことも、ものレボの価値提供になっていることもメンバーと一緒に確認していっています。

ALL STAR 神前:社内だけでなく社外のお客さんに対しても、ワトソンにならないように、何でこのサービスを導入するんだとか、そもそもこの会社の意義って何だっけ?みたいな本質に立ち返りながら、セールスやカスタマーサクセスを推進されているのですね。

ものレボ 松下:そのとおりです。そこはかなり気をつけてます。SaaSは永遠のベータ版という特性があると思っていて、お客様からのフィードバックを受けて常に改善が求められます。お客様との議論がWhatに終始すると、導入した目的や目指したい方向を忘れてしまい変化を拒んだり、使いにくいなどネガティブな感情が先行します。元の導入目的や課題は何だったっけ?とならないように、導入の初期の段階、もっと言うとインサイドセールス、フィールドセールスの段階できちんと解像度を上げるようにしています。SaaSの特性上プロダクト単体の物理解決では100点をとることは難しい。その部分を私たちが論理解決を提案することによって100点に近づけていく。お客様の工夫と私たちのサポートで一緒に成功体験を紡ぐというところを心掛けて、商談から導入後のカスタマーサクセスまでやっています。

下図)ユーザー体験(=Why)を提供するためのものレボ版ザ・モデル


“ワトソンカルチャー”の浸透は必然だった?

ALL STAR 神前:なるほど。エムスリーさんでは社内で「ROI意識」が非常に徹底されているという話を聞いたことがあります。社内でカルチャーを浸透させていくプロセスにはどんなプロセスがあったんでしょうか…?

ものレボ 細井:うちの会社のメンバーの特徴は社会経験が豊富で優秀な30代が多いことです。みんなしっかりと社会人経験があって、スキルを培ってきて結果を出してきたメンバーなんですね。当然全メンバーが常にWhyに立ち返れるかといったら環境的に難しいわけですが、目的を忘れて今見えている範囲での意思決定や方法論に終始するようなワトソンであってはいけない。しっかり、Whyに立ち返ってパフォーマンスを出すんだというプロ意識があるからこそ自然とワトソンになりたくないという文化が根付いていったのかなと思います。

ものレボの存在意義(Why)

ALL STAR 神前:じゃあ、ものレボの"why"ってなんでしょうか。

ものレボ 細井:我々の事業の目的は、日本の製造業が培ってきたノウハウというソフトパワーを使って、かつて日本の製造業が世界一であったように、再び日本の製造業を起点に世界の製造業に産業革命のようなパラダイムチェンジを起こすということです。我々のターゲットである製造業が我々の仕掛けたことに対してどういう変化をするか、どう良くなったかを常にWhyに立ち返って評価していくことが重要と考えています。

ALL STAR 神前:定期的に会社の存在意義を立ち返る機会もあるのですか?

ものレボ 細井:そういった機会は意識的にも作っています。普段の雑談の中でもそういう話はしていますし、意図的にやっていることもあります。例えばみんなでお昼ご飯を食べながら集まる機会を作り、事業の目的とめざす姿を私がピッチしたりします。ワトソンから脱却することを目的とした定期的な振り返りは大切にしており、何故おれたちは日々の業務をやっているんだったっけ?を事業目的から落としこんでもらうために話し合ったりする場面も用意しています!

ALL STAR 神前:めちゃめちゃ素晴らしいですね。実際私がものレボをデューデリジェンスしたときのメンバーインタビューでは、新しくジョインしたばかりのメンバーまでワトソンという言葉を知っていたので、コミュニケーションの中でめちゃめちゃワトソンが使われているのだろうなと感じました。

ものレボ 松下:ワトソンができたことによって、お客様との会話のWhy How Whatをしっかり整理しながら話し合うことができています。実際にどういった目的、どういった施策、どういったタスクに対しても、どのレイヤーまで降りていっても、階層の定義はワトソンを最下層としたWhy How Whatという相似形で成立しています。やはり単純なものは使いやすい。ワトソンという言葉が、キャッチーでかつ階層として定義がされているので、ワトソンがカルチャーとして根付くだけでなくメンバーのマインドを良い方向に導くことができたんじゃないかなとは思います。

“UX”という共通言語

ALL STAR 神前:他にワトソン以外のバリューってどんなものがあるのですか?

ものレボ 細井:みんながUX(お客様の体験)への意識を高めることです。毎週月曜日の朝のミーティングで週末何してた?とみんなで話す場を設けているのですが、例えばメンバーが休みの日に遊びに行ったところがどうだとか、ネットで何か買い物をしたとか、どこかのお店で体験したというのを話すんですけど、その文脈でよくUXとして何が良かったかという表現で週末体験を共有してくれます。このミーティング自体の目的はフランクにお互いの人となりを知ってチームワークを強化することですが、副次的にみんなが日々の体験においてもUXを意識するようになってきています。それが対お客様だけではなく、社内のコミュニケーションとか、対人のあらゆるアクションにおいてみんなが人に与える良いUXを意識するところがものレボのバリューと考えています。ワトソンと同じくらい「それはええUXやな」とか、「さっきのUX悪いで」とか社内では使われるようになっています。


ものレボのコミュニケーションスタイル

ALL STAR 神前:なるほど。共通言語になっているんですね。あとコミュニケーションのところで気をつけている部分とかありますか?

ものレボ 松下:クローズドなコミュニケーションにしないところを一番心掛けています。例えば私と細井の会話、CxO同士の会話も、メンバーに聞かれて困るようなことが無いようにしています。もちろんSlackのDMは私的なそれこそみんなに聞かれたくない業務外の話で使うのはもちろんOKとしています。ただそれ以外の業務でのちょっとした質問みたいなところも含めて、全部オープンのチャンネルでやっていくことを促進しています。
その目的は、Slackでのコミュニケーションを誰と誰がどういう話をしていて、見える状態にしておくことで、必要なタイミングですぐに助け舟を出せていたりするんですね。そういった日々のオペレーションの円滑ぷりをみながら、組織デザインの成熟度を測る指標にできています。

UXに”ワクワク感”を添えるカルチャーへ

ALL STAR 神前:これまでのお話からワトソンとUXをすごく意識されていると思うのですが、これから根付かせていきたいカルチャーはどんなところになりますか?

ものレボ 細井:これから根付かせていきたいカルチャーはワクワク感です。働くメンバーもそうですし、我々に関わるお客様やマーケットもそうですし、今後うちで働く人もそうですし、ものレボに関わるとワクワクするというような、そういった仕掛けを大切にしていきたいです。例えば最近新しく採用した方への内定通知書は、王冠と月桂樹の輪がついた賞状の様に派手な内定通知書をお渡しました。あとは、ちょうどこの8月で期が変わって昇格したメンバーがいるのですが、その昇格式も英国の騎士がナイトの称号をもらう儀式ばりに派手にやってみたり・・・。そういった雰囲気づくりはスタートアップにおいてすごく大切だと思っています。

顧客体験のワクワク感を高める“UX Story”

ALL STAR 神前:ちなみに、プロダクト面ではワクワク感をもたらすために、こだわっているポイントってあったりしますか?

ものレボ 細井:ちょうど、うちのお客様がものレボを知って契約して実際使い始めるまでを1つの物語としたドキュメントを社内向けに作成しました。UXストーリーという名前で、そこにペルソナとなるお客様の詳細な背景を書いて、ものレボを導入した後の工場がどのように変化していくのかをカスタマージャーニーに沿って言語化しました。UXストーリーを読むというUXにもワクワク感をもたせておりメンバー間ではかなり評判が良いです。来年あたり直木賞を受賞するかもしれません笑
結果として、顧客体験の解像度を高め、そしてメンバーで共通認識を持つことができるようになっています。
プロダクトを日々改善していく中で、UXストーリーに沿ってこういうUX、こういうUIを提供しようというアイデアを社内のプロダクト改善会議でみんなが出すようになってきています。プロダクトとしてはこれからワクワク感が仕込まれていく段階ではあるのですが、少しづつ、みんながプロダクトにワクワク感を仕込んでいこうと考える土台はできつつあると思ってます。

ALL STAR 神前:なるほど。ストーリー性ってすごく良いキーワードですね。お客様がいらっしゃる業界の特性上、これで効率化すれば良くなりますとか、これでROI出ます、みたいなことだけではうまくアプローチできない場面も少なくないと思います。
そのような観点でもものレボのストーリー性に共感してもらうことが大切だと思っていて、契約を締結する前の、セールスやマーケティングの段階からいかに共感してもらえるかが非常に大切ですよね。

ワクワク感のある仕事を一緒にできる仲間を募集!

ものレボ 細井:そうですね。結局ビジネスは感情をもった人との関わりなので、社内外共に共感が重要と考えています。
そんな私たちから対談を見てくれた人へのメッセージです。私たちのワクワク感に共感ながらサービスを通じてお客様へとワクワク感の共感の輪を世界に広げていける仲間を募集しております!日本から世界に打って出れる最強コンテンツである日本の製造業のソフトパワーをソフトウェアに乗せることで日本発のグローバルプラットフォームを実現しませんか?
まずは話聞いてみたい!ものレボMeetupに参加してみたい!など、
ものレボをもっと知りたい!と思った方
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ALL STAR 神前:ぜひぜひ!本日はモノづくりのプロフェッショナルが集まっているものレボさんの魅力をたくさん伺えました。ありがとうございました!

ものレボ 細井 松下:ありがとうございました!

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