シチズンのハイテク時計とマッチ箱の共通点「ミューゼオの人Vol.1 後藤敦さん」

ミューゼオ社員を紹介するシリーズ。第一回は、マーケティング支援グループで働く後藤敦(ごとうあつし)さんです。最初にお会いした時、髭とアロハシャツがすごく似合っていて「古着屋のオーナーさんですか?」と聞きそうになってしまいました。

今回は、いま携わっている仕事のこと、入社を決めた理由などについてお話を聞きました。ミューゼオの雰囲気が伝われば嬉しいです。

マスプロダクトのマーケターからの転身

ーー後藤さん、ミューゼオに入社してもう少しで1年たちますね。印象的だったことはありますか?

そうですねえ。ミューゼオはコーヒー飲み放題じゃないですか。しかも、好きなロースターの豆を買ってきて自分でドリップできる。みんなでコーヒーを飲んで、「この豆美味しいね」「産地どこの?」という話ができるので、それはよいですね。前職はネスカフェアンバサダーだったので(笑)。



ーーお湯の温度を測る機械もあるくらいですもんね。

あとはオフィスがある環境が良いですね、白金台は緑が多くて、気持ちが晴れやかです。

ーー前職は日清食品で働かれていました。どういう仕事をしていたんですか?

最初は北海道で3年間法人営業をやりました。そのあと、社内公募制度を使って広告宣伝部とマーケティング部に異動して、1年近く日清ラ王の新製品を企画したり、既存のカップ麺ブランドのリブランディングを担当しました。

ーーどうしてミューゼオに参画しようと決めたんですか?

前職はいわゆるマスプロダクトを扱う企業でしたが、そこが自分の趣味嗜好とは違っているなと感じていて。古い時計とかきれいな石とか、ニッチな分野のモノが好きなので。

ーー時計とか石ですか。

ここ3年くらい、シチズンのアナデジテンプという80年代に製造された時計をよくつけているんですけど、発売当時はハイテク時計が流行っていたんです。リリースされて相当な数が売れたので、デッドストックでもそこまで高額ではなかったんですよ。「こんな小さい時計に技術が凝縮されている。発売当時はさぞかし最先端だったんだろうな、カッコいい!」って思って。70年代〜90年代にかけて、シチズンだけでなく、色々なメーカーがこういったユニークな時計を作っていたんですが、この時計が80年代という、時代を表しているところが愛おしいんです。


1991年に発売されたSEIKOのLEDウォッチ。ファッションデザイナーの横森美奈子さんがデザインした。詳細はこちらの記事から。


70年代以前のヴィンテージのお酒も好きですし、ロストテクノロジーというか、いま作られていないものに憧れがあって。漠然とそういうものに携わりたいと思っていた時に、通っていた喫茶店の方から代表の成松さんを紹介いただいて。

ーーいま勤務しているインターンの子も喫茶店の方からの紹介ですし、その喫茶店が無かったらミューゼオは成り立っていないかもしれませんね。

(笑)。同じ喫茶店に通っていたこともあり、成松さんとの価値観は近かったです。それに、一般的にはニッチだと言われるものを集めてきてサービスを成り立たせるのは、大変だし時間がかかると思います。それでも、真剣に取り組んでいることが衝撃的で入社を決めました。


100年後にも残る、文化の地盤をつくる

ーー入社してからはどんな仕事に携わってきましたか?

入社してすぐは、コンテンツの制作に携わりました。楽しかったのは、芯のとおった人の仕事を記事に落としこんで伝えること。有意義な仕事だと思いましたね。

ーー後藤さんが書いたCONTAXの記事、はじめて原稿を書いたとは思えないクオリティでびっくりしました。「ライターをやっていたのかな?」と。

ツイッターを学生のころから使っていたからですかね。文章を書くのは好きなんです。そのあと、企業の収益化に向けて、マーケティング支援グループを立ち上げました。モノに愛着を持っている人と、ものづくりをしている企業双方の課題を解決することができないかと思い立ち上がったチームです。現在はクラウド・ミュージアムというサービスを法人向けに提供しています。


BRITISH MADE様のクラウド・ミュージアム


ーー仕事のモチベーションについて教えてください。

モチベーションは、ものに関する文化を広めていく地盤になれる仕事をしていることです。ほっとくと忘れ去られる文化や風俗はたくさんあると思っていて。例えば、マッチ。

ーーマッチ?

昔、飲食店とか施設にはオリジナルデザインのマッチが置いてあったじゃないですか。お店ごとに、伝えたいことや美意識をあの小さい箱に詰めているところがすごく好きなんです。

それに、たばこやシガーを吸って、マッチを置いておくと「それいいね、どこのお店?」「じゃあ俺行ってみようかな」というやりとりがあったんです。アナログだけど、そのコミュニケーションが楽しくて。いまはライターすら使わなくなってきているじゃないですか。

ーー後藤さん、シガーバー好きですもんね。

例えば将来、海外に住んでいる人が、日本でマッチを通じて交わされたコミュニケーションを面白いと思ってくれるかもしれない。箱もみんな捨てられてしまって、写真も残っていないくて、「100年後それがどういうものだったのかわかりません」となったらさみしいなと。今まではそういった情報は個人サイトに細々とあがっていたけど、ドメインが更新されなくなって、サービスも閉じちゃってアクセスできなくなることは全然ありえると思うんです。そういう、ものにまつわる文化を残し、新たに文脈を作っていけることがモチベーションですかね。



ーー仕事をする上で大切にしていることはありますか?

どうやったら会社として、チームとして一番成果を出せるようにするかは重要だと思っています。前職では、会社の社長から40年間ずっと営業畑の社員さん、はたまたクライアント先のスーパーのパートさんまで、いろいろな人と仕事をしていました。職種や立場が違うなか、「その人が大切にしていることは何なのか」を常に意識するようにしています。得意なほうじゃないんですけどね(笑)。

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シチズンのハイテク時計とマッチ箱の共通点「ミューゼオの人Vol.1 後藤敦さん」
Kento Sasaki
ミューゼオ株式会社 / ミューゼオ・スクエア編集部
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