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今回は、新卒入社のユトリさんが、ブログを書いてくれました。
題して、「エンジニア立ち居振舞い: ゆとり新卒エンジニアを劇的に伸ばすトリセツ」
新米エンジニアだったユトリさんが、エンジニアとして成長できたヒントを育てられた側の視点から語ってくれています。
−−−
こんにちは、エンジニアのユトリです。最近マーケティングにも手を出してる平成3年生まれのゆとり女子です。嫌いなものは早起き。
今日は、新卒入社して現在3年目(エンジニア歴1年半)となる私が、どうやって育成されてきたのか、ということをご紹介します。
個人的に超まんぞくな2年を過ごしてきたな〜と思っているので、
「うちの新卒、仕事楽しくなさそう鬱になってそう」
「これだからゆとり世代ないわ〜あいつらすぐ辞めるわ〜」
とアンチゆとり世代な方、面倒くさいわーと思わずぜひ見ていただきたいです^^
ゆとり新卒エンジニアはのびのび自由にさせろ
私は営業職を半年経験した後、エンジニアになりたくなって社内でジョブチェンジしました。
- もともと営業職、企画職として採用されている
- エンジニア未経験だから全然使い物にならない
- 使い物にならないどころか教育コストでマイナス
会社側からみるとこんな大迷惑な要素しかないジョブチェンジでしたが、教育コストを承知の上で、私の挑戦したいことに耳を傾けてくれたことによって、今のエンジニアとしてのキャリアがあるんだと思っています。
ジョブチェンジからもうすぐ2年たつけど、
エンジニア超楽しいです。幸せ。
ゆとり新卒エンジニアは突き放せ
エンジニアになって1ヶ月が経った頃、当時の上司に突然
「ベトナムで開発チーム立ち上げるんだけどさ、駐在いってみない?ひとりで。」
と言われました。
ちなみにこの時のわたしのスペックは、
- HTML/CSS:簡単なコーディングができるようになった
- PHP:基本の文法はなんとか。簡単な課題が実装できず、PCの前でひとり号泣。エンジニア採用の同期の説明がわからなすぎて質問もできない。
- その他エンジニアスキル:海外開発チームとのブリッジがちょっとできるよ!ER図とかワイヤーもちょっとかけるよ!
- 英語:高校でならったね!
という感じ。
海外開発チーム運営の難しさ、プロジェクトマネジメントの難しさなんて微塵も知らなかったので、「わーいベトナムベトナム〜」と喜んでいました。
無知って怖い。
そしてクリスマスイブに初めてのPHPを携えてベトナムに行きました。現地スタッフも「普通駐在員ってベテランPMじゃないの・・・」とドン引きしていたと思います。
でもこれが、プログラミングの勉強にはとっても良い環境でした。なかでも、特に今の仕事で役立っているスキルがついた環境はこちら。
詰まったところは自分で調べるしかない
知り合いがいなかったのは、人見知りだからというのもあるんですが・・・。
プログラミングでちょっとわからないことがあった時に、気軽にきける日本人がいないので、自分でググるしかないんです。
その結果、
- ググるスキル
- 最初に自分で調べてどうしても困ったら先輩に聞くという、ゆとり世代には貴重な自立心
- ググった時に見かけた周辺の知識
がつきました。
現地スタッフからの英語版プログラミングトレーニング
まったくフレームワークがつかえなかったので、現地スタッフから英語でトレーニングをうけていました。
もらう参考資料とかも全部英語だったので、英語のドキュメントに対する嫌悪感が薄れました。
立ち上げたばっかのチームに新人を単独駐在させるとか、下手したら拠点つぶれかねないし、今のわたしなら絶対決断できない。。
と思うのですが、当時こんな身の丈に合わない役を
「まあ、いけるでしょ。」
と任せてくれた先輩たちの判断に感謝です。
ゆとり新卒エンジニアが苦手なことはねちねちリマインド
ゆとりなので、こつこつ頑張ることが苦手です。日記は、気合いを入れて日記帳は買うものの三日坊主にすらなりません。
ある時、勉強のアウトプットを兼ねてTechブログを書くことになったのですが、何の気なしに「じゃあ月曜、木曜に更新することにしますね〜」といった結果・・・
毎週ブログ更新を催促されるようになりました。
サボれない・・・
でも催促されたおかげで(+公開した記事へのフィードバックをもらえたおかげで)、いまだにブログ執筆が継続しています。
このTechブログ執筆作業、
- 「ブログ書かなきゃ」→「ネタ探そ」→「この技術ためしてみよ」というように新しい技術に挑戦してみた
- ブログをど忘れしたときのメモ帳がわりにつかった
など、やっててよかったなあと思う機会が多々あったので、エンジニア初心者には本当オススメです。
ゆとり新卒エンジニアは大げさに褒めろ
ゆとり新卒エンジニアには、これが一番即効性が高いかもしれません。
とにかく褒めてください^^
そんな大したことないTech記事でも、アプリでも、なんでも。
とりあえず、頑張ってやったんだなと思ったら(もしくは頑張ってますアピールされたら)徹底的に褒めてください。フィードバックやアドバイスはその後にしてください。
思い返すと、1年半で怒られたことってなかった気がします。
正しくないことを言ったときに、「●●だからそれは違う」という指摘はいただきましたが、駐在後の1発目サービスの実装スケジュールが大遅延し日本・他拠点の全開発メンバーに迷惑をかけたときも、怒られたり嫌味を言われることがありませんでした。
これやってみたい、あれやってみたい、と提案できるようになったのは、怒られることがなかったからだと思います。
ゆとりは怒られるとすぐにやる気なくなっちゃうので。
その代わり、ブログ書いたとか作ってみたとか、そういう時はすごい褒めてもらえました。褒めるポイントがないかなってときは、
「えらい!すごい!しっかりしてる!」
と無理やり褒められました^^
褒められると嬉しくなって、次も褒められるように頑張ろう(`・ω・´)となるんです。ぶっちゃけ昇給よりもスゴいなって思ってる人に褒められる方が嬉しいです。
まとめ
かなり長くなりましたが、ユトリの1年半の実体験に基づく「ゆとり新卒エンジニアを伸ばす方法」はこんな感じです。
本当に伸びてるの?そんな手間かけないと伸びないなんてryという疑問やダメ出しは受け付けませんが、楽しく仕事ができているし、範囲も広く・深くなってきているので、多分伸びてるんだと思いますよ^^
こうやってみると本当に新卒の教育ってコストがかかるんですね。自分にしてもらった分、これからの後輩たちに返していこうっと。
ちなみに・・・
たくさん褒められながら働きたいゆとりに朗報(`・ω・´)
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