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未踏時代の話や社内の開発チームについて、GyazoやScrapboxを開発するNotaのVP of Engineeringに話を聞いてみた

開発メンバーに気軽に話を聞いていく企画、記念すべき第1回は、VP of Engineeringの秋山(@akiroom)が登場!

前半はこちら

秋山博紀(Akiyama Hiroki)
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科卒。11歳の頃からソフトウェア作家として活動し、2005年「AKI 黒板 Ex」で経済産業大臣賞を受賞。2008年未踏ソフトウェア創造事業採択。大学院在籍中にはユーザーインタフェースおよびインタラクションデザインを研究し、大学院修了後は全世界2,000万ダウンロードのカメラアプリFxCameraを開発するBitcellar, Inc.に共同創業者として参画。2015年にNota, incに入社後、VP of Engineeringとして開発チームのマネジメントや組織づくりに従事。



秋山さんは未踏ソフトウェア事業というのをやっていたと思うんですけど、この時にたしか黒板のお絵描きシステムを作っていましたね。それがなにか今の仕事で生きている部分はありますか。

未踏に関していうと、けっこう反省点もあります。いろんなお絵描きソフトを作るお絵描きソフトというコンセプトでちょっとメタな上にアイデアを出しやすいものでした。いろんなアイデアをもらった上でそれを全部やろうとして破綻してしまった。アイデアの良し悪しをどう見極めるかというところは未踏で重要性に気づかされて、Notaで意識的に考えているところですね。それがいま開発マネージャーとして優先順位の考え方につながっていると思います。それを判断するのにたとえば、数字を出すべきだとか統計を取ってみるとか、なにかしら自分たちが納得できる基準をもとに判断をしていくのが大事ですね。

個人のソフト開発はいまも続けてる?

あ、こっそり。私は高校生の時に「AKI 黒板 Ex」という黒板シュミレーターで経済大臣賞という賞をいただいて、それも黒板だったんですよね。未踏のプロジェクトも黒板だったので、黒板的な、お絵描き自体が楽しいみたいなプロダクトがけっこう好きなので、Notaの仕事が終わってからちょくちょく黒板アプリを作ったりはしています。まだぜんぜんリリースの目処は立っていないんですけど。



Notaはもともとこういうソフトを作っていたみたいな人が多いのはなぜでしょう。

メンバーの中に未踏出身者もめちゃくちゃ多いし、わりとクリエーター気質の人が多いというのはありますね。クリエーター的な観点でいうと、なにかを世の中に出したことがあるということは、取捨選択ができる人が多いのかなあという気がするんですね。なにかをリリースする経験って、完成度8割でもとりあえず世の中に出してフィードバックをもらおうとか、けっこうシビアな判断を求められると思うんですけど、そういうのをけっこう昔からやって今も趣味でやっている人はメンバーに多いかも。そこはNotaの強いところという気もしますね。

ユーザーインターフェースの話をしましょう。開発者がUIを作る上ではどういうデザインツールを使っていますか。

まずScrapboxでどういうアイデアがあるのかというのをシェアします。けっこうみんなストレートに意見をぶつけてくれるので、それを集約して、責任もってこの判断でいきますと宣言して、ぼくの場合は最初にワイヤーフレームを作るんです。ぼくがやっているワイヤーフレームってほんとに白い紙に黒い線だけでほんとにワイヤーだけを構築していくみたいな書き方でUIを作りますね。使うのはSketchというアプリです。UI上本物っぽい見た目でもう少し議論しないと大変だぞみたいな機能があるんですよ。それに関しては、スクリーンショットをSketchに張って、そのスクリーンショットを分解しまくって、再構成して本物に近い画面でパーツを並べてみるんです。

モックアップですね。

簡単な機能はモックアップを飛ばして次のステップに行きます。次のステップはもういきなりコードを書き始めてしまうんです。なぜコードを書き始めるかというと、Notaに入って一番最初にすごっと思ったのはコードを書いてGitHubにコードを送信すると、もういきなり本番と近いような環境でぜんぶ動くんです。実際のさわり心地とかをそこの環境で試して議論したりしますね。


プレイングマネージャーということで、マネージャーもやっているんですけど、そのあたりを一言。

プログラミング自体は好きなので、コードを書けるのは正直うれしいかなと思います。マネージャーでいうと、最初に振られた話がスプリントをまわすとかだったので、そんなにがっつり反映することはなかったです。だんだん流れで細かい仕事の量が増えてきただけなので、あまり意識せずにやってきました。むしろ、Notaの場合は情報がほとんどフルオープン、会社のPL(損益計算書)とかBS(貸借対照表)をふつうに全社員に公開しているじゃないですか。あれはだいぶ特殊だと思うんです。Notaの場合、マネージャーとしての権限は、ほぼ全員に共有されている気がします。たとえば、意志決定は基本は洛西さんが最終判断だと思うんですけど、自分で決めて進んでしまうのもOKじゃないですか。マネージャーにいちいちお伺いを立てずに、よほどのことがない限りは自由に意志決定できるし、べつに特別な予算を割り当てられているわけでもないし、わりとみんなプレイングマネージャーみたいな感じはしますね。

さいごに…

NotaではGyazoを一緒に開発するRails/JSエンジニアを募集中です。 興味がある方はご連絡下さい!


Web Engineer
海外ユーザー率80%! GyazoのRails/JSエンジニア募集
私たちは、(!= AI), Augumented Human をビジョンに世界中のクリエイターを支援するSaaSを開発している会社です。 2007年シリコンバレーにて設立し、現在は東京と京都に拠点を持っています。 2011年にリリースした"Gyazo"は、世界で1000万人ダウンロードを記録。全世界で愛用されるのスクリーンショット共有クラウドサービスとなりました。現在では、毎日100万枚の画像がGyazo経由でアップされています。 2015年には企画書やマニュアル、アイデアなど、チームに必要な情報を何千何万という単位で軽快に管理できる知識共有サービス"Scrapbox"をリリース。ユーザーは国内10万人を超え、企業利用も進んでいます。 そして、2019年4月にGyazoやScrapboxで培われた技術を活かし、どんな質問表現にも適切に答えられるFAQシステム"Helpfeel"をスタートさせました。 変化が乏しいと言われているカスタマーサポート界に革命を起こそうとしています。 リリースから約1年で、Horizontal SaaSとしてPayPayフリマ、Airレジ(リクルート)、パセラ(ニュートン)、くらしのマーケットなど様々な業界へ導入が進んでいます。
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