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事業成長こそが個人成長の源泉。OKANのエンジニアの考える、成果を最大化させるチーム作り

OKANのCTO川口さんへのインタビュー、(前編)技術は手段。テクノロジーで社会課題に挑むOKANのCTOが目指す「社会と個人の幸せ」の続きです。

前編ででてきた「成果を最大化した上で働く人が幸せだといい」という状態になるには何が必要なのか、
そしてOKANのエンジニアチームはどんなチームなのか。

お話は段々と金山さんとの対談のようになっていきました。


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成果を最大化するチーム

ーー「成果を最大化する」という話がでてきましたが、そのためには具体的に何が必要なんでしょう?

まずは仕組み化すべきことは仕組み化されていて、やるべきことに集中できる状態にしていくことが必要だと思います。

もっと端的に言うと開発プロセスそのものを整備すること。例えば、開発開始前に仕様書がきちんと準備される仕組みであったり、バグ修正の優先順位を判断するための仕組みなどですね。何をどんな手順で行うのか、意思決定は何を元に行われるのかなど、エンジニアによって判断基準や対応方法が異なっていると、それらを取りまとめるために余計なところにエネルギーを割かなければいけなくなる。

Devチーム・Specチーム(※)のドキュメントの書き方がどの程度がいいかとか、レビューのプロセスはどうあるべきかとか、スクラムにもイベントや管理方法の型があるけれど、仕組み化すべきところはさっさとする。
あとは毎回同じコマンド打って実行してることはやめるとかね(笑)

そうやって、人間が人間らしい仕事に取り組めるようになることが大事だと思います。

(※)Devチーム=エンジニアを中心とした開発チーム。Specチーム=プロダクトオーナー、UXデザイナーを中心とした製品の仕様を策定するチーム。OKANではこれらのチームに分かれて開発を進める体制に移行しつつある。


ーーOKANでもまさにその仕組みをつくっているところですね。その上で何が必要でしょう?

メンバーそれぞれが、自分が関与することによって変化を生み出そうとしていることが大切なんだと思います。
変化していくことに意識を向け、行動できるようになっていけば、成功するかどうかはわかりませんけど、それが経験となっていく。

例えば、SCMのシステム開発で、ビジネス部門からのシステム要件を鵜呑みにして開発しているだけでは、ただ言われて開発している感じになってしまうけれど、商品の流通コストを下げようとか、お客様によりスピーディーに商品をお届けできるようにするにはどうしたらいいのか、というような視点で開発をしていると、自然とレベルの高いシステムができあがっていきます。

そういうものがチームとして蓄積されていくことが重要で、結果として成果が質的にも量的にも上がってくるのだと思います。


ーー「成果を出した上で働く人が幸せだといい」という状態になっていきますね

OKANのエンジニアチームはそうあってほしいし、自分たちでよりよくしていってくれたら嬉しいですね。

OKANのエンジニア

ーーOKANには3つの開発チームがありますが、それぞれ何をやっているか教えて下さい。

1つは、Solution Teamと呼んでいますが、OKANの根底を支えるSCMシステムを開発しているチームがあります。オフィスおかんやおかん便などをお客様に安心してお届けできるよう、お惣菜の数量を算出したり、配送のスケジュールを決めたりするシステムですね。このシステムが止まると、OKANが止まってしまいます。

もう1つは、オフィスおかん事業に対して非連続的にな価値提供を生み出そうとしているチームで、その名の通りInnovation Teamと言っています。あまり詳しくはお話できませんが、画像認識であったり、ビッグデータを使ったお客様の利用状況分析などを試みています。

最後が、ハイジ開発チームですね。こちらはOKANの中ではちょっと異色の事業で、従業員向けのサーベイをして企業の組織状態を把握して改善していくプロダクトです。利用ユーザー数が数万人規模になっていくことが想定されているので、アーキテクチャも高いスケーラビリティが求められます。サーベイの途中で止まってしまってはいけないので、稼働率などもシビアに対応していかなければなりません。


(開発中のハイジ管理画面)


ーー今後技術的にはどういうことをやっていきますか?

まず、マイクロサービス化を進めていきます。OKANの事業も大きくなってきていて、システムの可用性や拡張性の求められるレベルが変わってきました。変化に柔軟に耐えられる仕組みづくりも必要なので、全面的にマイクロサービス化を進めていきます。

セキュリティ面も強化していきます。ハイジは今後、取り扱う情報がよりデリケートになっていきますし、それ以外でも新たなサービスを始めることも検討しています。それらのサービスを安心してお客様にご利用いただけるように、セキュリティ面はより強化していく必要があると思っています。

もう1つは、技術的負債の解消です。スピードを優先して開発をしたために発生したものや、開発当初の事業の状態で設計されたものの名残りなどは、できるだけ早く解消していきたいですね。事業の推進に支障があるような古い技術なども同時に一掃していきたいと思っています。

事業はどんどん進めていきますので、新規開発もどんどん行いますが、それと同時にこれらの対応も勧めていきます。

また、最後に1点付け加えておくと、これは個人的な思想もあるんですが、ライブラリのレベルになるコンポーネントをつくっていきます。
出回っているライブラリは、慎重に選択して利用するならともかく、安易に使うと、いつの間にか無くなっているいるとか、ライブラリのバージョンアップに付き合わなければならないとか、プロダクトとして実現できないことがでてくることといったリスク・デメリットがあります。

例えば、データベースアクセスライブラリあたりで言うと、設計としてCQRSを採用しようとしていたのですが、既存のORMライブラリだとパターン的にそのままでは適用できない。ORMライブラリをカスタマイズしてCQRSに適応させていくという手段もあったのですが、無理やり使うと無駄な処理がたくさん入ってしまってかえって複雑になってしまう。長い目でみたときのメリットを考えて、自分達で作ることにしました。

短期的な収益ばかり追いかけているとなるべくライブラリを使って早く形にしなさい、となるけれど、中長期的な観点からライブラリを使わず自分たちで作ることが多くあります。

ーー金山さんはOKANで働く魅力はなんだと思いますか?

(金山) OKANのエンジニアとして…ということでいうと、ビジネスサイドに入っていくことはいくらでもできるので、一緒に製品を組み立ていくことができるというのは魅力だと思います。

あとはOKANでよく言われることですけど、会社全体で、良い人多いですよね。「このやろう」みたいな人は全然いない(笑)
いや、真面目に思うんですよ。エンジニアとして、こういう環境で働きたいとか、レベルの高い人たちと働きたいとか、色々あると思うんですけど、まず嫌な人と働きたくないですよね。

ーーOKANのエンジニアにはどんな人が向いていると思いますか?

(川口)自分のスキルさえ高くなればいいという人は難しいかもしれない。チームとしてのスキルを上げ、事業の成果を出すことによって、自分のスキルも上げていくと考えてもらいたいですね。金山くんはどう思うの?

(金山)そうですね、まずは、技術がわからない人にわかる言葉で伝えられること。いわゆるIT企業ではなく、エンジニアに関わったことがない人が多いので、その人たちに説明ができること。

それからベンチャーなので変化が激しいし、問題もたくさん起きるので、それに動じない人。

あとは自社のサービスに愛着をもてないと厳しいのではないかと思います。僕も亀や連絡帳(※)にはずっと携わっていて、それをよくして行きたいという気持ちはすごくあります。
自社の成長とサービスの成長、プラス自分自身の成長を楽しめる人だといいんじゃないかなと思います。

(※)亀や連絡帳=オフィスおかんのシステム

(川口)1つ補足するなら、問題に動じない…というのは、問題に気づかないということではなく、問題に気付く、その上で問題に気づいたときに、自分で率先して解決しようと思ってくれる人が向いていると思います。
課題に感じたとして、自分に役割上、解決までが遠いものだとしても、課題として挙げるだけでもいいわけで、解決していく手段はいろいろあるので、それをやっていこうという人は活躍できるんじゃないでしょうか。


ーー今後どういうことをやっていきたいですか?

技術の面でいうと、さっき言ってたように、今はモノリシックな状態になっているサービスもあるので、マイクロサービス化はやって行きます。アーキテクチャ的なところや、インフラ・SREに関する部分も進化させたいなと思います。

もう少し事業的な視点でいうと、テクノロジーで事業をドライブしている状態としたい。
オフィスおかん系のシステムでも、システムから事業を牽引できるようにしていきたいです。そしてもう1つは、IT系のサービス。今はハイジしか無いけれど、ITベースのサービスをもっと増やしていきたいと思います。

課題ややりたいことはたくさんあるので、早くそれを達成していける組織にしていきたいですね。

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