INTERVIEW  妻「結局何がしたいの?」:家族と仕事を両立させるCOOの働き方

インタビューされた人

高家未登。神戸大学経営学部卒業。野村総合研究所では、SIerとして大手銀行webシステム開発のマネジメント・ディレクションを担当。2017年にOLTAを創業し、取締役COO兼CTOに就任。家族構成としては4兄弟の末っ子。また愛妻家でもある。

COO (=>Chief Operating Officer, 最高執行責任者 )でありながら、家庭を両立し愛妻家の高家さんの過去・現在とベンチャーに居ながら家庭を両立する秘訣を伺いました。

OLTAに入るまでの過去

--OLTAに入る前は元々どんなお仕事をされていたんですか?

OLTAに入る前は野村総合研究所というSIerでシステムエンジニアをやっていました。銀行のwebシステムの開発を担当して、主にマネジメントとかディレクション周りの業務をやっていました。例えば、外貨預金サービスの機能改修やスマートフォン対応とかですね。お客さんが外貨を売買するとき時のUIを考えたりだとか、お客さんが売買をした時にどれくらい儲かったか、損をしたか分かるような機能を開発したりしていました。

--元々エンジニア上がりでOLTAに?

元々文系でエンジニアでもなんでも無かったんですけれどもSIerに入って、プログラミングの勉強なんかもしました。でもSIerなんで、ウォーターフォールの上流工程と言われる、要件定義とか外部設計とかをやる事が多かったですね。自分でコードを書いてというのはあまり無かったですね。お客さんとのコミュニケーションで、ちゃんと業務内容を理解して、それをちゃんと仕様に落とし、システムの要件定義〜リリース・運用までをマネジメントするのが、SIerというかNRIみたいな会社の仕事なので、結構文系の人も多いですね。

NRIを飛び出してOLTAを創業

--OLTAを創業されたきっかけは?

CEOの澤岻に誘われたのがきっかけですね。澤岻とは元々大学の同期で、新しい事を何かやってみないかという事で色々とビジネスアイディアを検討する壁打ち相手みたいなことをやったりしていました。そのアイデアの中の1つがファクタリングでした。他の候補でいうとおつり貯金みたいなものとか、住宅ローンを一括で案内できるサービスとか色々あったんですが、いまいちピンと来ませんでした。彼としてはtoCもやりたかったみたいなんですが、これ面白そうだなと思ったのがファクタリングだった。ファクタリングには業界的な歪みがあって、そこに対して立ち向かえるっていうところが面白いと思いましたね。そのファクタリングのアイデアをMUFG主催のアクセラレータプログラムに応募したところ、なんと受かってしまったんです。笑 アクセラレータプログラム参加の条件が会社を作ることだったので、それじゃあ、自分も会社やめるしかないなと思って。それで、NRIを辞めてOLTAを共同創業することになりました。

--でも元々NRIという凄く優良企業にいた訳で、そこからOLTAにジョインしたきっかけみたいなモノはなんだったんですか?

きっかけというか、将来的に新しい事ができたらいいなというのは考えていました。家族構成的に、四人兄弟の末っ子なんですよ私。しかも兄達はちゃんと仕事していて、親も現役で働いているという環境で。自分としては親の世話もしなくていいし、仮に自分が失敗してもどうとでもなると考えたんです。家族に頼れますし。笑 こんなに恵まれた環境にあるのに、挑戦しないのはもったいないかなと思って、逆にこういう立場にある人がやらないで誰がやるんだくらいの。起業の誘いをうけるなんてめったにない機会なので、せっかく澤岻に誘われたのでチャレンジしようと思ったのがきっかけですね。

「結局何がやりたいの?」妻が背中を押してくれた

--NRIを辞めようとした時に奥様からの反対はありましたか?

全く無かったですね。笑 当時はまだ結婚していなかったんですけど、起業を考えているみたいな話をした時に、実は背中を押してくれたのは妻でした。自分自身本当に辞めるのかという所で躊躇していた時があってちょっと悩んでいたんですけど、結局お前は何をやりたいんだと言われ、背中を押されました。この、結局何やりたいのっていう一言で、「あ、これはやめるべきだ」と思いましたね。

--辞めるタイミングと同時に結婚されたんですか?

そうですね。しかも妻側からの反対は特に無くて、妻の方の実家も若いうちの苦労は買ってでもしろと言ってもらえたので、また恵まれた環境にいて。笑 

金融の領域なのに非金融のバックグラウンド

--現在の仕事内容は?

現在の役職としては、COO兼CTOという所でプロダクト開発全般の統括をしているのと、後はバックオフィス系ですね、総務・経理とかも見ています。開発サイドのところで言うと、webプロダクトもあれば、審査モデルもあれば、新規プロダクトもやってます。プロジェクトマネジメント的な所もやれば、実際ビジネスサイド側から要件が降りてきて、じゃあそれを仕様に落とすとどうなるんだっていう所もです。エンジニアとコミュニケーションをとって、実際の仕様に落とし所を見つけて行くっていう仕事です。

--他社と比べたOLTAの良さ・強みとは?

良さでいうと、すごいいろんなアイディアを持っている人が多いなと。バックグランドが違う全く違うメンバーが集まっていて、金融の領域なのに結構、非金融のメンバーが集まっている。しかもその方が数として多かったりっていう中で、新しいアイディアがどんどん出てくるところかなと思います。そして、結構大企業出身者も多いので、ちゃんとしてる人が多いです。笑 アイデアにとどまらず、ちゃんと形にしようというところの強み・良さは他のベンチャーと比較してもあるんじゃないかなと思います。

--現在の課題としては?

会社の課題という意味で言うと、ビジネスサイドのメンバーは結構増えてきている一方で開発サイドのメンバーが増えていない状況で、ビジネスサイドの勢いについて行けていない部分があるところでしょうか。例えば、ビジネスサイドが提携話を新しく一個持ってきましたっていう時に、じゃあそれいつ実装できるんだっけという話になり、今このデザイン改修をやっているから、話ができないですみたいなことも起こってしまっている。そこをもうちょっと、ビジネスサイドのスピードに合わせることができて、ビジネスと開発の両輪が好循環で回るようになると、会社としていいのかなと思いますね。webプロダクトだけでなく、審査モデルをバージョンアップさせたり、新しいプロダクトも作らないといけないしで、思った以上にリソースが必要というか、そういうのがありますね。一年前に考えていた頃よりは、いろんなことをやっているのかなという印象ですね。成長という点で言えば計画通りなんですけれども、1年前のホワイトボードのメモの写真とかを見ると結構変わっているなという風に感じますね。見てる方向もこっちじゃなくてあっちだったんだという。新規のプロダクトの話は当初全く無かった事ですし。まあ計画通りに規定路線を走るのではなく、新しいことをPDCA回しながら取り込んでいく。それがスタートアップの良さなだと思います。

本当の意味でのマネジメント

--前職と何か違う部分があれば教えてください。

色々違うんですけど。一個思うのは、まあ大企業でやってた頃は、割と自分はマネジメントをやってたと思ったんだけれども、結局ディレクションしかやってなかったんだなっていうのは思いますね。結構お客さんから要件が降りてきて、それを仕様に落とすっていう所はやっていたんだけれども、結局何かあった時に尻拭いをしてくれるのは上の人だし、例えば炎上した時にどうこうするのは、ある程度上の人が責任を持ってやってくれる。でも今は経営という立場でやっているので、自分たちでやるしかないというか。責任も立場も変わったのかなと感じます。

ベンチャーにいながら仕事と家庭を両立する働き方

--OLTAは家庭と両立できる環境ですか?

ジェネラルに言えばできると思います。なぜできるかと思うとですね、OLTAのバリューに「みんなでことに向かう」というものがあるんですが、ちゃんと生産的に活動しているのであれば、別にオフィスに長くいないといけないとか、そういう文化もないし、そういう概念で働いている人がいないからです。ベンチャーだったら休む間もなく働けよという風潮の会社も世の中的にはあると思うんですけど、うちはそういうカルチャーは無く、オンオフの切り替えはしっかりしようという会社なんで。基本的に定時プラス1時間2時間くらいしたら、割とみんないなくなっているオフィスな気がします。前職と比べると、私個人的には忙しくなったけれども、、前職の一般的な働き方と、OLTAの一般的な働き方でいうと、OLTAの方がマイルドかなと思います。朝は結構みんなゆっくりめに出社するので、朝に余裕がある人が多いと思います。基本的に働く時間では評価しないカルチャーなので、別に用事があって早く帰らないといけないというようなことがあっても誰も何も言いません。

--家庭と両立するために大切にすることは?

ちゃんと休むようにしています。1週間のうち一日は空けて妻と一緒に時間を過ごすとか。私の場合は平日は基本的に時間がとれないのでので、土日の休みは時間をとるようにしていますね。そういう意味では大企業とオフの取り方は一緒かもしれないですね。

最後にOLTAのおすすめを

--OLTAのおすすめをお願いします。

すごいチャレンジングな環境かなというふうに思っていて、やっぱり今の金融のあり方みたいなところで悩んでる中小企業さんが多くいらっしゃいます。けれども既存の金融機関だとそこを変えられない。創業間もないころとかは、私が一人で全部のオペレーションをやっていて、お客さんから直接電話を受けたりしていました。ダイレクトにお客さんの声を聞くポジションにいて、結構悩んでる中小企業のオーナーさんっていっぱいいるんだなと肌で感じることができました。こういう会社さんを救えたら、日本も変わっていくと感じています。日本の中小企業のあり方までいうと、ちょっと大袈裟かもしれないですけど、そこに関われるというのは、非常にやりがいもあるし、それをテックの力で解決していくのは、非常にチャレンジングなのかなと思います。

--逆に未来のメンバーには何を求めますか?

まずはOLTAのビジネスへの共感という所です。ある程度マインドさえあればじゃないですけれど、スキルって後から付いてくるものだと思っています。やりたいことに対してどこで貢献出来るんだろうと自分で考えて貢献してくれる人が来てくれるのは、すごいありがたいなあと。自分から動けるっていうのは非常に重要なことかなと感じます。

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