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【キャラクター考察】「ルフィ」と「ハローキティ」は何が違うの?元漫画編集者の私が気づいたことまとめ

株式会社クオン ビジネス推進部の瀧口です。2020年1月からクオンにジョインしました!

これまで 「ネット広告代理店の営業」→「経営企画」→「O2Oアプリ事業責任者」→「漫画アプリGANMA!の立ち上げで漫画編集&アニメ事業」と、BtoBもBtoCも経験してきました。

立ち上げで参画した「漫画アプリGANMA!」は2020年2月現在で1,300万ダウンロードを突破しています。専属所属の漫画家も多く、漫画プラットフォームとして多くの作品を世に出しています。立ち上げ時は右も左も分からない漫画編集者でしたが、数ヶ月には「このキャラクターのおっぱいもっと大きい方が良いんじゃない!?」などどIT企業のオフィスで叫んでいました。
(おっぱいおっぱいうるせぇと会社で注意されていました)

そして、現在はスタンプダウンロード世界一のクオンで、キャラクターを活用した企業のマーケティング支援を担当しています。

直近6年間は漫画とアニメにどっぷりだった私が、キャラクター会社のクオンに転職して1ヶ月。同じエンタメ業界だけど「漫画とキャラクターって隣接している様で、求められることが全く違うなぁ」と日々驚きの連続です。

漫画的「キャラクターを立てる」とは

漫画を作る過程では常に漫画家の先生とともに「キャラクターを立ててる」ことを強く意識します。
ではキャラクターを立てる、というのは実際にどういうことなのか?

①外見を特徴的に
手っ取り早いキャラ立てとして、「見た目を特徴的にする」ということがあります。主役級のキャラクターデザインは、「ファンがコスプレした時に、そのキャラだと簡単にわかる」と言う基準でデザインするとわかりやすいと思います。

②人物の人となりや動機を明確にする
登場人物の人となりを深堀していきます。
単純に設定を決めるのではなく、その人物の「履歴書」を考えることです。
例えば、『ONEPIECE』のルフィにも『鬼滅の刃』の炭治郎にも、生まれ育った家庭があり、戦う動機があります。
例えば、大ヒット中の『鬼滅の刃』の炭治郎のこの台詞。

「神様どうか、この人が今度生まれてくるときは、鬼になんてなりませんように」

炭治郎は、父亡き後に長男として家族を支えながら家業である炭焼き業を営み、町の人と仲良く、つつましく幸せに暮らしていました。
しかしある日突然、家族は鬼に惨殺され、唯一の生き残りである妹の禰豆子も人食い鬼に変貌させらてしまう。「妹を人間に戻したい、家族の仇を取りたい」という鬼と戦う動機が発生します。

元凶である鬼に対して深いに憎しみを感じているはずですが、炭治郎は狩った鬼の最期には手を差し伸べて、「神様どうか、この人が今度生まれてくるときは、鬼になんてなりませんように」と看取るのです。
これは鬼が妹と同じく、望んで鬼になった訳ではないと感じ取った**炭治郎の戦う背景や心優しい性格が表れている名台詞だと思います。 **

編集者はネーム(マンガの下書き)に対して、人物設定とセリフや感情に相違はないのかを漫画家と徹底的に深堀していきます。
「なんでこのキャラはこんな顔するの?なんでこんなセリフ言うの?」
こんな思考の連続で2Dのキャラクターをプロファイリングし、人間として3Dに起こしていきます。

③ライバルを作る
どんなに優れた設定の主人公を作り出しても、1人ではキャラクターは立ちません。主人公を立てるには他の人物が必要です。

その代表的なものが「ライバル」です。
大人気のマンガには常に熱いライバル関係があります。例えば「桜木花道と流川楓」「悟空とベジータ」「ケンシロウとラオウ」「ジョジョとDIO」。

主人公には人々を惹きつけ好かれるオーラがあるが、弱点がある。
ライバルには人々を従属させるカリスマ性があるが、人間的な欠陥がある。
という立て付けはあまりにも王道的ですが、この対立構造を作っていくことでドラマが生まれていきます。(もちろん例外はたくさんあります)

とっても簡易ですが漫画的なキャラ立てというのを要約すると、感情移入を阻害しないリアリティのある「人間味」をどこまで作れるか?と言えると思います。

キティちゃんに求められていること

一方でキャラクターはどうか?
例えば世界的に人気であるキティちゃんなどグッズ展開前提のキャラクターに添えられているプロフィールは「好きなもの」「得意なこと」といったごく簡単なものです。

もちろんこれは弊社クオンのキャラクターも同じです。
例えば、おもちとうさぎのハーフ「うさぎゅーん」をご紹介。
うさぎゅーんは世界各国のSNSでスタンプとして1.3億ダウンロードされている人気キャラクターです。
キャラクタービジネスの中でも、クオンは「スタンプ」をメインに各国で展開しているので、魅力的なキャラクター造形や設定と同じくらい、コミュニケーションに活用されやすいという機能性も大切に、キャラクター開発が行われています。

「キティよ、お前は何が目的で生きてるんだ?教えてくれないと共感できない」なんて人は誰もいないということです。いつもそばにいてくれる、可愛い、癒される存在である、ということがキャラクターに求められている機能性・役割です。

そういう意味では、キャラクターは「人間味を排除することが求められている」、漫画の登場人物を作る過程とは真逆であると感じています。

キャラクターだからこそできること

キャラクターはいつでもそばにいる、人々を幸せにする力を持っています。
シンプルな造形は、いろんな意味付けをしやすいという余白があります。
付加されている背景のストーリーがないからこそ、他のストーリーを背負うことができます。
キャラクターが様々な物と境目なくコラボしたり、シンボルになるのではそういうことなのだと思います。

例えばクオンのキャラクター達もSNSを通して多くの方にファンがいます。 これまで「日本コカ・コーラ」「ソフトバンク」などのクライアントのLINE上のマーケティングをお手伝いさせてもらっています。

先日はベトナムで、クオンの「ぴよまる」とエースコック様のキャラクター「Tasty Kid」とコラボスタンプの配信をスタートし、SNSマーケティングのプロデュースを行うことを発表しました。

ASEANをメインにグローバル地域での展開も強化していきますので、国内外問わずキャラクターを活用したマーケティングにご興味があればTwitterなどでご連絡ください。採用も強化中なのでご興味があればWantedlyからお気軽にどうぞ。

https://www.wantedly.com/companies/quan

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