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『ルワンダの日常 ちょっと不便なくらいがちょうどいい』【Kumenyana通信vol. 2】

Mwiriwe (ミリウェ)!こんにちは!

ルワンダチームの森本です。

日本は冬も終わり緑が芽吹く春の到来ですね。

四季のないルワンダでは、乾季もそろそろ終わりを告げて雨季が始まります。

皆さんはルワンダの生活と聞くと、どんな生活をイメージしますか?

今回は私の家族が撮影してきてくれた写真とともに、ルワンダの暮らしをご紹介したいと思います。


ルワンダではまだ全ての家庭に水道が通っていません。

また水が止まることも頻繁にあるので、水汲み場に水を汲みに行くのが日課となっています。

この“ジェリカン”と呼ばれる20Lのポリタンクに水を入れて、炊事・洗濯・トイレやお風呂といった生活用水として使います。

給水所によりますが、1ジェリカン約10円で給水してくれます。

以前私が住んでいた地域でも、ほぼ毎日途中で水が止まり、ひどい時には10日以上完全に水が止まることもありました。

旅行で水の出ない状況は経験していたものの、生活をするとなると話は別。

今まで蛇口をひねれば水が出る生活に慣れてしまっていたので、ジェリカンの水を使った生活は正直とても不便でした。

最初の頃は、トイレに行ってもいちいち桶に水を移して流さないといけないし、料理を作るにも食器を洗うにも水が足りない、何より思うように使えないということがストレス。

ですが、自分がこれまで何も考えずにどれだけの水を使っていたのかということに気づき、水の使い方を見直すきっかけとなりました。

今では水が止まってもストレスなく、限られた水で生活が出来るようになりました。


昔話でよくある“お婆さんさんは川へ洗濯に”

まさにその風景がルワンダではまだまだ見られます。

洗濯機を持っている家庭もほとんどないので、いつも桶と洗濯板を使ってもっぱら手洗い。

この洗濯はなかなかの体力仕事でもあるので、ルワンダではクリーニング屋さんならぬ洗濯屋さんがいるほどです。


道端でトウモロコシを焼いて販売している女性。

この女性がトウモロコシを焼くのに使っているのが“インバブラ”と呼ばれる日本の七輪のような道具です。

使い方も七輪と同じく炭を使って火を起こします。

ルワンダではガスボンベをコンロに繋いで使用するのが一般的になってきましたが、

ガスが普及する前はこのようにインバブラを使って炭で火を起こしていました。

私の家でも豆など調理に時間が掛かる時や、使用途中でガスが無くなった時などは大活躍しています。

炭で火を起こすのも簡単ではないしガスのような火力も無いので、とにかく時間は掛かりますが、たまにはゆっくりとパチパチと炭の焼ける音を聞きながら作るのも楽しいものです。


日常と言えば、COVID-19拡大に伴って日本も大きく変わりましたよね。

ルワンダの日常も同じく変わりました。

この写真の場所は“ニャブゴゴ”というルワンダ最大のバスターミナルがある街。

“ニャブゴゴタクシーパーク”は日々多くの人やモノが来往する陸路の玄関口です。

COVID-19の前は人やモノで溢れかえっており、“カオス”という表現が本当にピッタリなほどでした。

ですがCOVID-19が広がり始めてからは、ルワンダと隣国との国境が封鎖されキガリ市内外の往来も禁止されました。

加えて乗客数の制限や外出規制もあったため、以前の状況が想像できないくらい閑散としていたようです。

ですがここ数ヶ月で規制の緩和が始まり、少しずつ以前のような活気が戻ってきました。

そして皆さん、お気づきでしょうか。

ルワンダでは今、子どもから大人まで外出時はマスクの着用が義務づけられています。

この規則を破った場合には罰則もあります。

マスクの着用をしていない場合は、警察に捕まり“アマホロスタジアム”という屋外スタジアムに1日拘束され、その後1,000円の罰金を支払わなければなりません。

1,000円と聞くと安いと思われるかもしれませんが、月収30,000円に満たない人も多いルワンダでは決して安い金額ではないのです。

ちなみに私の旦那さんもマスクを外して電話をしていたという理由で捕まりました。

ルワンダ警察、なかなかマスクの着用に関しては厳しいです。


そして生活するのには欠かせない乗り物。

“モト”はいわゆるバイクタクシー。

バスと同じくらい利用している人が多いのではないでしょうか。

もともとヘルメット着用は義務づけられていたのですが、それに加えCOVID-19感染予防のため、頭に布を被るか帽子を着用して乗るように義務づけられています。

私はこの決まりに大賛成で、ずっとこのままでいて欲しいと思うくらいです。

なぜならヘルメットは不特定多数の人が使用するため、アタマジラミに感染する恐れがあるからです。

料金は乗車時ドライバーとの値段交渉で決まり、キガリ市内だと約30円~100円が相場。

ただこの値段交渉は毎回楽しくもあり少し面倒でもあります。

およそ2倍の料金から交渉スタート。

多くのドライバーは値段交渉に応じてくれるのですが、時には交渉に応じず乗車拒否されることも…。

そんなこんなはありますが、私はモトが乗り物の中で一番好きです。

なぜなら乗っている時の風がとにかく気持ちいい!

青空の下、ルワンダの丘を駆け抜けるときの爽快感はたまりません。

そしてちょっとした距離でも気軽に利用できるのがモトのいいところ。

千の丘の国とも呼ばれるルワンダは急な坂道も多いので、なくてはならない乗り物なのです。


この他にも“マタトゥ”と呼ばれるハイエースを利用したバスや自転車タクシーなどがあります。

ルワンダのバスは発着時間が決まっておらず座席が満席になり次第出発というシステム。

席が埋まるまで出発せず、満席の場合はバス停でも停車せずにスルー。

そのためバスに乗るまで1時間近く待つこともしばしば…。

時刻表通りに出発する日本では考えられないことです。

ですが思わず「ここは日本?」と言いたくなるようなこともあります。

それは、“一列に並んで順番に乗車する”こと。

もちろん順番抜かしもほとんどありません。

これはアフリカの中でも珍しいのではないでしょうか。

いかがでしたか?

ルワンダでの暮らしは決してまだまだ便利とは言えませんが、ちょっと不便なくらいがちょうどいいのかもしれません。

この国は今もなお成長を続けています。

私はこの国がどう成長を遂げて生活がどう変わっていくのかを、日常生活を通して見続けていきたいと思います。

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