【イベントレポート】「あなたの知らない合板の世界」森の未来会議Vol.2を開催しました!

こんにちは。株式会社森未来インターンの荒川です!

今日は、2019年7月25日に開催された森の未来会議Vol.2の様子をお伝えします!

1.そもそも森の未来会議とは?

森の未来会議とは、株式会社森未来主催で林業や木材業界に関心のある方々が、緩やかに繋がり、所属や肩書きを抜きにした「ご縁」を紡いでいくフラットな場です。前半は、森林や木材に関連した取組を行っている方にスピーカーになって頂き、想いや課題、今後の展望などをお話して頂きます。参加者からの質問やパネルトークを挟み、後半はざっくばらんに交流できる懇親会を行います。

つまり簡単に言うと、「林業や木材業界に興味がある人のための学びと出会いの場」です!

そして今回の”森の未来会議”のゲストスピーカーは株式会社東京木工所の栗原能子さん。「あなたの知らない合板の世界」というテーマでお話して頂きました。

〈栗原さんプロフィール〉

1924年創業の老舗納材業者社長。当初は渋谷区恵比寿にて製材、木加工を行っていたが、コンクリート型枠用合板をはじめとする建設資材の販売へ移行、現在は新木場・昭島に拠点を持ち、必要な商品を必要な時に皆様にお届けする物流システムを整え、建設現場を支えている。

また、現場で発生する廃木材などの回収・受入を行い、チップ化することで資源としての再利用を促進する事業も行う。 建設用木資材販売の入り口から、使用済み建設廃木材受入の出口まで「木とともに」建設業界の「サービス業」を目指すべく、日々社員と共に知恵を絞っている。


2.ゲストトークはこんな内容!

では、早速ゲストトークの一部をご紹介します!

栗原さんにはインドネシアやマレーシアなどの伐採現場や、新国立競技場などの建設現場など、栗原さんが現場で見たこと、感じたことをお話して頂きました。

2020東京オリンピックのために建設中の新国立競技場の建設で使われている南洋材合板が環境に配慮されていない違法な木材ではないかとメディアなどで話題になりましたが、マレーシアでは、一定の基準を満たした木材にのみ付与されるPEFCという森林認証を取得している製品もあります。

南洋材合板は環境面で世界的に注目されているため、非常に厳密な管理が進められていますが、伐採現場では管理された林区ごとに「伐採が合法か違法か」を分ける”ライン”が実際に引いてあるわけでもないので、厳密な管理がなされているかを確認するのは本当に難しいとお話して頂きました。

また、木材調達の合法性が問われて話題になった新国立競技場の建設現場では、どの材を使えば良いのか、どのような手続きを踏めばよいのか、何度も現場や建材商社の環境部門と打合せを重ねたり、材料や加工品の日常的な管理に時間を割かれたり、良い建物を作るのが仕事のはずの工務店さんまで木材調達についての対応に追われてしまっていた様子をお聞きしました。

栗原さんのお話の後は、参加者からの質問や意見交換を行いました。

▶ 国産材合板は南洋材合板と比べ、動いてしまうため、コンクリートの仕上がりが悪くなり、ゼネコンには好まれない。

▶ 出席された建築家の方からは、コンクリート打ちっ放しでなければ、国産材型枠合板でも良いかも知れない。

▶ 構造用合板は合板メーカーの努力もあり、国産材の比率が高まっている。

などの意見が交換されました。また、「南洋材を使わずに国産材合板を使おう!」という単純な声だけでは、状況は変わらない事がわかりました。

最後に、締めくくりとして森未来浅野より、

▶ 需要側の建築サイドも、全て南洋材を使うのではなく、国産と南洋材合板を使い分ける事

▶ 国産材型枠合板も企業努力をし、品質をあげていく事

▶ 南洋材合板を使う場合は、DD(デューデリジェンス)を徹底する事

これらを進めていく事により、南洋材の違法伐採を減らしていけるのではないか。

とまとめさせていただきました。


3. 次回予告!

ゲストスピーカーのお話・質疑応答の後は今回も懇親会。

様々なバックグラウンドを持つ参加者同士、交流を深めました。実は今回の参加者、最年少は高校3年生でした!

まだまだ話したりない、もっと林業・木材業界を知りたい…

ということで、次回 森の未来会議Vol.3のお知らせをします!

日時:8月22日(木)19時~

ゲスト:堀内ウッドクラフト 代表 堀内良一様

テーマ:「FSC®認証木材製品の現状と課題」

次回も盛り沢山で熱い内容になりそうですね♪

株式会社森未来's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
If this story triggered your interest, go ahead and visit them to learn more