代表取締役 深田の想い

▼創業の思い

2014年、Sprocket社を設立しました。

2回目とはいえ会社を創業するというのは人生における一大イベントの1つであることは間違いなくて、一大イベントにのっかる決断をする前にはいろいろと考えることがあるわけです。

受験とか、就職とか、結婚とか、性質は違いますがこういう一大イベントではいずれも「その選択が本当に良い選択だろうか?」を悩むのが人というものではないでしょうか。

僕も同じように悩みました。最初に創業したゆめみ社のメンバーは(全員、僕も最終面接で関わっていましたので)ほうりだすことになってしまってかなり無責任だなあとか、プライベートでは子供もまだ小さくて将来不安定な中で育てないといけなくなってしまうなあとか、その選択がどんなマイナスの影響を及ぼすかが頭の中でぐるぐるする時期がありました。

こういう決断のときに、なにを決め手とするのか。僕の場合、自分がどんな人生を送りたいのかということに立ち返ります。

「この選択をするとどんな人生になるだろうか」「しないとするとどんな人生になるだろうか」年を取ったときに、あのときあの選択をしていれば・・・と後悔することだけはしたくないなと思いました。

もう1つ、僕自身は四六時中なにかに夢中になっている状態が自分にとって幸せな人生だと思っています。ここに立ち返ったときに、やっぱりやるしかないな、というのが当時の自分の出した結論でした。

この決定をさせてくれた仲間、VCさん、家族にはとても感謝しました(もちろんいまも!)。敢えてSprocketを創業するという舵を切ったからには、思い切って取り組みたいですし、これまでの経験を活かした事業作り、組織作りにチャレンジしていこうと考えています。


▼いまワクワクを感じていること

Sprocketでは現在、オンラインに接客的なコミュニケーションをもたらすことを事業にしています。

でもオンラインで接客ってどういうことだと思いますか??例えばチャットを思い浮かべてしまいそうですが、チャットもいいと思うのですが、せっかくテクノロジーを使うのなら、1対多の関係性は崩したくないですよね。

かといって自動化すると、結局は商品のレコメンドとクーポンの提供の枠から抜け出せない。

テクノロジーももちろん活用するのですが、基本的にはレコメンドやクーポンが効く人はだれだろう、ということを効率化するために使われるにとどまっている。

これがこれまでの、いわゆる1to1コミュニケーションの発想の限界だったのではないでしょうか。僕らは、そもそもアナログに行われてきた接客にこそ1to1コミュニケーションの原点があり、テクノロジーはそのコミュニケーションをいかに多くのユーザーに届けられるかという観点で活用するべきだと考えてきました。

具体例はぜひ直接お会いしてお話したいのですが、お客さんに説明しても「そんなやり方があったのか」と驚かれることが多く、個人的にはそのたびにほくそ笑んでいます。

ただ正直なところ、僕らも最初からこのアプローチでうまくいってきたわけではありませんでした。オンラインの接客ってどういうことなのかを自分たちになりに考え、何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく形ができてきたのがこのサービスローンチ後1年位のことでした。

ですから余計にお客さんに驚かれることが嬉しいですし、この方法にまだまだ広げられる可能性があることを強く実感しています。人間、オンラインだろうとオフラインだろうと聞いてくれる話は聞いてくれますが、聞いてもらえない話は聞いてもらえません。でも、オンラインではこんな

当たり前のコミュニケーションがまだまだ実践されていないのです。

僕らのやっている接客は、オフラインの世界で行われている接客と比べればまるでレベルが低く、少し気がつくアルバイト店員、くらいのものだと思います。それでも実際に大きく効果を出すことが出来ています。

データからユーザーの感情を読み解かせるようなことも出来ることがわかってきました。「この人は買いそうだな・・・!」という店員さんの嗅覚のような直感も、

データが十分にあればかなりの精度(明らかに人間を遥かに上回る)で予測できるAIも出来上がってきました。感情をデータから推察できれば、よく気が利くベテラン店員レベルの接客をオンラインでも提供できる可能性が高まります。そうすればもっと多くのユーザーがよろこんでサイトに訪れてくれることでしょう。

ECサイトでの購入率は1%、お店での購入率は10%などとよく耳にしますが、店頭での接客コミュニケーションが購入率を押し上げている部分はかなり大きいと考えられます。

オンラインでもここを工夫することで、もっと購入率を高めることが出来るはず。さらにいえば、またサイトに来たくなるように動機づけることも出来るはずです。

技術と人間の知恵を駆使し、新しい領域を開拓していくという、こんなチャレンジを日々実践できていることほど面白いことはありません。


▼これから

僕自身は根本的には、このような新しくてユニークなやり方をどんどん深掘りしていくことに強いワクワクを感じる人間です。ただこれから事業を成長させていこうとすると、どうしても人を採用し、組織を拡大するということに取り組まなければなりません。

1社目に創業した会社では、学生時代に起業しとにかくがむしゃらにやってきた分、組織の設計という点ではどうしても後手に回らざるを得ませんでした。

その経験(反省?)を活かし、なるべく先手に回れるよう、どんな組織にしていくかについても新しいチャレンジをしています。

主題とするのは「仲間を信頼する組織」。

現在の組織形態はもう100年以上大きく変わっておらず、原則的には「雇う側と雇われる側の間に信頼は作り得ない」という前提に基づいた組織の作り方になっています。「信頼がなくても回る」前提、という方がより正確かもしれません。

ただこういう前提の組織のあり方はもう成り立たないのではないでしょうか。いや、「もう成り立たない」というか、僕はそんな組織が好きではありません。信頼がなくても回る組織というのはどういう組織なのか?それはつまり、信頼の代わりに管理をするということです。信頼の有無にかかわらず物事が進むように、管理という概念が発達させてきたのがこれまでの組織運営でした。

でもそんなのイヤじゃないですか??

マネジメント、と言えば聞こえは良いですが、その実は人を子供扱いするような規則がたくさんです。一人前の大人やプロを信頼せずに子供扱いしたりされたりするようなことは心の底からバカバカしいと僕は思ってしまいます。

小さい頃からまずまずこういう性格で、意味のない決まりやら校則やらに従うのはアホらしいとずっと思ってきました。大人になって、せっかく自分で組織をデザインできるんだから、

こういうことが起きないような組織にしたい。

・・・ということを考えてやっていたら、最近は「ホラクラシー」やら「ティール型」やら、なにやらそれっぽい組織に名前がつくようになってきて、どうもそれと近いことになっているようです。

「仲間を信頼する組織」にしたい、更にメンバーや自分にとって「居心地の良い組織」を作りたかった、というのが率直な起点です。

本当の意味で仲間を信頼するとはどういうことかを突き詰めていくと、やはり一般的な「管理」という概念を根本的に見直すことになります。ほぼ管理という思考を

放棄しようとしている、といってもいいかもしれません。そんな組織がどんな組織になるのか。

関心を持ってもらえれば、ぜひ弊社のメンバーに話を聞いてみてください。まだまだ設計途上、発展途上な組織ですが、こちらも試行錯誤を繰り返しながら作っていこうと考えています。

事業のチャレンジもワクワクしますが、組織作りのチャレンジも意外に面白い。両方楽しみながらやっていこうと考えています。


あなたも一緒に、いかがでしょうか??

株式会社Sprocket's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings