目指すのは、「共に学ぶカルチャー」の土台づくり。Salesforce資格試験対策部の誕生ストーリー
今回紹介するタンバリンの社内部活動は「Salesforce資格試験対策部」。なんと入社間もない社会人1年目のエンジニア浦木友貴が部長を務めています。
資格勉強はひとりでするケースが多い中、なぜ部活を設立したのか。その理由と活動内容を浦木と部員の中川璃佳に聞きました。
目次
プロフィール
Salesforce資格試験対策部、設立の経緯
活動内容と成果
つまずいた時、“同志”がいるから頑張れる
プロフィール
中川 璃佳 / Rika Nakagawa(写真:右)
株式会社タンバリン
クラウドインテグレーション部 テクニカルディレクター
大阪教育大学大学院卒業後、美術系企業の営業職へ。2017年9月、タンバリンへディレクターとしてジョイン。案件に上流から関わり、企業の課題解決に尽力。マーケティングやCRM(顧客との関係構築)分野におけるコンテンツ設計やカスタマーサクセスの仕組みづくり、マーケティング・コンテンツ運用の定着化支援を得意とする。2020年10月、Salesforce 認定Pardotスペシャリストを取得。
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浦木 友貴 / Yuki Uraki(写真:左)
株式会社タンバリン
クラウドインテグレーション部 エンジニア
大学時代に「この社長の直下で学びたい」と環境面で選んだ企業から無事に内定をもらい、早々にインターンを開始。しかし、ものづくりの面白さに目覚め「自分がやりたいことを仕事にしたい」とエンジニアを志すことに。専門学校に通いながら技術を身に付け、2020年7月にタンバリンへ入社。現在、自身の経験をもとに入社後オンボーディングの仕組み作りにも関わっている。
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Salesforce資格試験対策部、設立の経緯
――Salesforce資格試験対策部は、最近立ち上げたと聞きました。きっかけを教えてください?
浦木:創部したのは2020年10月ですね。きっかけは9月末に、東京開発チームの朝会で「10月中にSalesforceの資格試験を一度受けてみてね」とアナウンスがあったこと。
それを受けて、以前から積極的に資格試験やオンライン学習カリキュラムTrailheadのバッジ取得に取り組んでいる中川さんが「分からないことがあったら質問してね」と言ってくださって。
さっそく「こういう勉強をしようと思うけど、他にいいやり方ありますか?」と聞いたらいろいろ教えてくれました。そこにプロデューサーの山崎さんも加わったところで、中川さんが「せっかくなら部活にしませんか」と提案してくれたんです。
▲エンジニア 浦木
中川:そうだっけ?覚えてないな(笑)。えーっと、ちょっと経緯を思い出してみますね。
タンバリンはディレクターとして入社した人に「Salesforce 認定アドミニストレーターの資格を取得しましょう」と推奨しているのですが、まだ取っていない人もいます。
資格を取得した身としては、その有無でSalesforceの理解度が違うのを実感しているので、みんなに持っていてほしいなという気持ちが正直あります。
けれどSalesforceは過去問なども特にないため、最初は勉強の仕方に結構戸惑うんですね。そもそも入社したばかりでSalesforceで何ができるのか分からない人もいると思うので、朝会で「そういう人には教えますよ」と発言したのは覚えています。
そしたらすぐに浦木さんからリアクションがあって、嬉しかったんですよね。なので、自分よりもSalesforceに詳しい山崎さんを紹介しました。
その頃、ちょうど山崎さんと「せっかく教え合うなら部活としてやりたいね」と話していたので、自然と「部活にしませんか」という言葉がこぼれたのかもしれません。
活動内容と成果
――Salesforce資格試験対策部の構成と、お2人の役割を教えてください。
浦木:現在、部員が8名いて、僕が部長を務めています。
中川:私はヒラ部員ですね。他の部員へのレクチャー係も務めています。
――どのような活動をしているのですか?
浦木:10月9日に1回目の活動を行い、中川さんと山崎さんが「Salesforce 認定アドミニストレーター」の資格を取るための講義をしてくれました。
・どのような資格なのか
・オススメの勉強法(Trailheadに取り組むと効率がいいなど)
・社内ブログのオススメ記事
・試験に出やすい項目、むずかしい項目
この記事が公開になる頃には2回目の活動を実施予定で、部員の意見を採用してTrailheadをペアプロでやるつもりです。
ひとりで取り組んでいると、分からないところでつまずいて、次第に勉強自体が億劫になりがち。分かる人と一緒にやることで、不明点をその場で解決でき勉強が楽しくなると思うので、そこを狙って企画しました。
当日は参加者がやりたい範囲をヒアリングし、ペアを構成して取り組むつもりです。
――部活を設立してまだ1ヵ月ですが、さっそく合格者が出たと聞きました。
中川:それ、私と浦木くんですね。私が「Salesforce 認定Pardotスペシャリスト」を、浦木くんが前述の「Salesforce 認定アドミニストレーター」に合格し、いいスタートを切れました!
「部活を立ち上げたのは私たちだから合格しないと!」という意気込みもあったので、そういう意味でも合格は嬉しかったですね。1回目の勉強会後に作ったSlackチャンネル「#c_sf資格試験対策部」でも喜びを分かち合いました。
▲それぞれにSlackチャンネルで報告し、仲間と合格の喜びを分かち合った
特に「Salesforce 認定アドミニストレーター」は結構むずかしくて何度も受ける人が多いので、浦木くんの一発合格は本当にすごい!努力の賜物ですね!!
浦木:いやいや(笑)。僕は1回目の活動でレクチャーしてもらった通りに勉強したら受かった感じです。その時に初めて知った情報もあったので、本当に助かりました。
Salesforceは過去問がないので、受かった人から傾向などをアドバイスしてもらうのが一番手っ取り早いですね。
中川:そういう意味では、タンバリンはすでに何人も合格者がいるので、ノウハウの伝承が可能。それをヒントに勉強した人は浦木さんのように一発合格している印象です。
またタンバリンは、受験費用を会社が負担してくれるのでとても恵まれています。だからこそ、極力ムダにしないよう一発で合格したい、と頑張って勉強している側面もありますね。
資格を持っているとできる仕事の幅が広がるので、これからも制度を利用して着実に資格をとっていきたいです。
▲テクニカルディレクター 中川
つまずいた時、“同志”がいるから頑張れる
――その他に、何か取り組んでいることはありますか?
浦木:Discordのチャンネルを作りました。資格勉強はひとりで黙々とやることが多い分、たまに誰かと会話をすることでもうひと踏ん張りできると思うんですね。そういう場になったらいいな、と。
あと分からないことがあったら質問し合えるのもいいですね。Discordで繋がるだけで、“同志”だという意識が芽生えて仲良くなれますし。
資格勉強は「毎日少しずつ継続すること」がコツですが、これが簡単ではありません。なので、みんなで励まし合いながら楽しく取り組みたいです。
――最後に、今後の展望を教えてください。
浦木:この部活動が、会社の仕組み作りに繋がるといいなと思っています。
今は部活として有志で取り組んでいますが、「みんなが一度は通る道」にできたら良いのではないでしょうか。互いに教え合い、ナレッジを溜めて後継に活かす。そういう仕組みを作っていき、いずれタンバリンの文化にできたらいいですね。
ってこれだと、部活の展望にならないですかね?
中川:私は浦木くんの構想良いと思いますよ。
今、私たちは部活としてやっていますが、それ以前も私は勉強してきたし、これからもそうです。言ってしまえば、この部活があってもなくてもあまり関係ありません。
けれどなかなかモチベーションが上がらない時って誰しもあると思うんですね。そんな時、部活に参加することで前に進みやすくなるとか、夜ひとりでTrailheadの勉強するのが寂しい時に部員とDiscordで繋がることで頑張れるとか、そういうきっかけになれたら存在意義があるなと思っています。
今は基本リモートワークなので、チームやプロジェクトが違うと交流の機会がなかなかありません。そのため入社したばかりの人は、私や山崎さん、浦木くんがモチベーション高くSalesforceに向き合っていること自体知らないでしょう。
けれど部活として存在していると、Salesforceの知識を付けたいなと思ったときに同志とすぐ合流でき、一緒に頑張る仲間になれます。
そうやって会社全体にいい影響を与える部活になっていけたらいいですね。
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