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会社のカルチャーは誰がつくるのか(前編)

淺野です。ジムに通い始め、さらに夕食を抜くようになったら1週間で2kgの減量に成功していました。最近は隣の席にいるエンジニアの村田さんが「たんぱく質」の大切さについて毎日のように語ってくるのでプロテイン(1kg)を買いました。

僕が初めてプロテインを飲んだのは高校生の頃(3日坊主で終わる)でしたが、久々に飲んでみると「プロテインってこんなにココアココアしてたっけ?」と思えるほどの”美味”で、プロダクトの改良に尽力されたメーカーの方々には頭が下がります。

さて、プロダクトの改良と言えば、美容医療の口コミ・予約サービス「トリビュー」を提供している我々も、トリビューをより良いプロダクトへと磨き上げるために8月28〜30日の3日間に渡り長野県某所にて全体合宿を行いました。

ということで、今回は僕がトリビューにジョインした1ヶ月後に行われた合宿の様子をお届けします。

普通自動車免許は最大乗車人数につき1人《+1人》持とう

8月からトリビューに関わることになった僕。もともとマーケティング関係の業務を頼まれたはずだったのだけれど、さっそくイレギュラーなお仕事が舞い込んできた。それは、「渋谷のオフィスから長野の山奥まで車を運転する」というもの。今回の合宿は、どうやら会場まで車で移動することになったらしい。

合宿参加人数は11人。となると、車は最低でも2台必要。じゃあ僕の他に誰が運転するのさ? ということなのだけれども、もう1台はエンジニアの益田さんが運転することに。

どうして僕と益田さんなのかというと、参加者11人のうち普通自動車免許を保有しているのがその2人だけだったから。大人が11人揃って免許所持者が2人か。18.2%か。これが令和か。
(ちなみに僕は自他共に認める一流のペーパードライバーである。)

そんな状況なので、僕と益田さんのどちらかになんらかのトラブルがあったら全員揃って帰宅できないことになってしまう。

「なんでキャパぴったりの人数しか免許を持ってないんだ」なんてことを思ったけれども、入社1ヶ月にして責任重大な役目を任せていただいたことで僕の承認欲求は満たされていたから、とにかくやるしかなかった。

(益田さんも合宿中ずっとやる気に満ち溢れていた)

きっと、大丈夫。

いよいよ合宿当日を迎える。
準備を済ませ、大久保の「ニコニコレンタカー」さんへ向かう。待ち合わせの時刻ちょうどに到着すると、益田さんは自称「お金係(かねがかり)」の小尾さんと共に先に手続きをしていた。僕も手続きを済ませると、僕がこれまで運転したことが無いサイズの、とても大きなワンボックスカーを案内された。

「きっと、大丈夫。」

ペーパードライバーの僕は何度も自分に言い聞かせながら、久々の、しかも慣れないワンボックスカーのハンドルを握った。正直、ちょっとだけ興奮して一人で変な声を出していた。

車はゆっくりと動き出した。新宿駅や渋谷駅の前を通過し、20分ほどでなんとか無事にオフィス前までたどり着いて、メンバーの方々を乗せることができた。すでにその時点で

「運を使い果たしたな」

なんてことを思ったが、それはつまり「ここから先は実力だぞ」ということも意味する。
そしてさっそく、僕はやらかす。

道は、つながっている。

安全運転を心がけながら、なんとか無事に高速道路に乗り込んだasano号。しかしなにかがおかしい。そのおかしさに気付いた時、僕の頭の中では誰かがこんな感じのセリフを発していたと思う。

・・・ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 「おれは池尻ICから八王子方面に向かっていたと思ったら いつのまにか池袋にいた」

(引用:https://www.ryoko.info/rosen/kosoku/data/syutoken.html

そう、道を間違えたのである。しかしそこはトリビューの方々。みなさんポジティブで心が広く、「私たちと一緒に居たいからわざと遠回りしたんですよね!!」と煽ってくださった。

「その通りに決まってるじゃないですか!」

(この写真から僕の心情については察してください)

ちなみにmasuda号はこんな感じだったらしい。

(益田さんは写してもらえなかったようだ)

そんなこんなで池袋から引き返し、なんとか談合坂SA(下り)にてmasuda号に追いついたasano号。助手席の原田さんの完璧なサポートのおかげでその後の運転は特にこれといってトラブルもなく、高速道路を降りてスーパーで買い物を済ませ、いざ合宿施設へ。

(左:スーパーにて小尾さん直伝の小顔効果があるポーズをキメた僕)

自然に形成された「肯定の文化」

スーパーで各自が必要なものを揃えて、合宿施設にようやく到着である。

「めちゃめちゃ良いじゃないですか!!!」

全員が興奮した。真夏なのに涼しく澄んだ空気、広々とした打ち合わせスペース、コミュニケーションを深める卓球台やボードゲームの数々、そして謎のピアノ……。とにかく快適さが半端じゃなかった。ここなら絶対うまくいくって思った(なにが)。

各々が手荷物を整理したところで、小尾さん主導のもと今回の合宿の趣旨とコンテンツがあらためて共有された。

・Day1:サービス・プロダクトを考える
・Day2:会社・メンバーを知る・考える
・Day3:合宿のふりかえり

の豪華3本立て、である。

僕たちは、さっそく「会社のこと」そして「プロダクトのこと」について真剣に話し合った。まずはCEOの毛(もう)さんから、これまでのトリビューの歩みや美容医療業界に関する最新情報が共有された。

みんな時折笑顔を見せながらも、真剣に毛さんの話に耳を傾けていたし、益田さんは楽しそうだった。

(左から:益田さん、小山内さん、山中さん)

毛さんからは、創業から現在に至るまでのさまざまなエピソードが共有された。今でこそこんなに明るくしゃべることができているのだとは思うけれど、トリビューが10万人以上の方にご利用いただけるようになるまでにさまざまな苦労をしてきたのだとも思ったし、それを支えてきた諸先輩社員の方々には頭が下がる。

それから僕たちは、あらためて「我々はなにを目指してるんだっけ?」「どのような価値を社会に提供できてるんだっけ?」ということを全員で考え、卓球台にポストイットを貼っていった。

(卓球台の新たな使い道を考案してドヤる小尾さん)

全員の意見が揃ったところで、一人一人が自分の言葉でそれぞれ発表していった。この場では各々が考える「トリビュー」という会社、そしてプロダクトについてお互いに率直な意見を述べていったのだけれど、その時に気付いたことがある。それは、

「肯定の文化がすごい」

ということ。とにかく、誰も他の人の意見を否定しない。まず肯定から入り、お互いがお互いを認め合って受け入れる。肯定から入るから、もっと素直な意見を出しやすくなる。そして、それに対しても誰も否定しない。否定ではなく、その意見をみんなで一緒に磨こうとする。

僕はトリビューが3社目だけれども、この状況を見た時、「このカルチャーはこの会社の特徴だな」と思った。とても気持ちが良かったし、誰に指示されるわけでもなく、お互いを尊重し合う文化が形成されていた。

この文化が形成された理由は2つあると思う。1つは「経営メンバーの人柄」、もう一つは「事業内容」だ。

まずは1つ目に関して。トリビューの経営メンバーはCEOの毛さんとCTOの小尾さんだが、それぞれの性格は真逆と言っても良い。情熱の毛さんと冷静の小尾さん。毛さんが太陽なら小尾さんは月。毛さんが矛なら小尾さんは盾だ。

トリビューという会社は、この2人のバランスがとても良いのだと思う。どちらかのタイプに偏っていたとしたら、その会社のカルチャーはそのタイプに染まっていくだろう。ただ、この相反するタイプの2人によって経営されているからこそ、その2人の考えや性格がうまく中和され、それによってさまざまな価値観や考え方を認め合えるような空気感が形成されていったのではないだろうか。

2つ目の「事業内容」に関してだが、これは僕たちが「美容医療」という、日本ではまだデリケートでありネガティブなイメージを持たれることが多いテーマを事業として扱っていることが大きい。

トリビューのYouTubeチャンネル「トリビューチャンネル」でも公表しているように、僕たちの中には美容整形の経験があることをオープンにしているメンバーも多く、普段から容姿に関する悩みを社内で打ち明け合ったり、その解決に向けた会話(もちろんその手段として美容整形という選択肢が上がる)を展開したりすることも多い。

僕たちは、「自信を持てる時間を最大化し、人生の幸福度をあげる。」ために美容医療の口コミ・予約サービス「トリビュー」を提供している。だからこそ、まずはそのサービスを提供している僕たち自身がお互いに自信を持たせ合えるようなコミュニケーションを心がけているのかもしれない。

これらの理由から、トリビューという会社は自然と「肯定の文化」が形成されていったのではないだろうか。

お肉は産地直送で。

トリビューという会社、そしてトリビューというサービスについてお互いに意見を出し合い、今後の方向性について全員の認識をすり合わせたタイミングで19時が過ぎた。いよいよディナータイムである。

今夜のメニューはBBQ。女性の方々はキッチンで食材の仕込みを担当してくれた。

(カメラに慣れている村田さん)

僕と益田さんは火おこし担当。施設側が用意してくれた炭になかなか火がつかず、予想以上に苦労した記憶がある。

(火を起こしながら「ゾロアスター教」について2人で語っていた時)

堀尾さんと田山さんは、その間にカスタマーサポートの対応をしてくれていた。この二人が居たからこそ安心してBBQの準備をすることができた。

(左:田山さん、右:堀尾さん)

諸々の準備が整い、いざBBQ開始である。僕は焼かれたお肉がデリバリーされるのをテーブルで待機していたのだけれども、その間、それを待ちきれなかった方々が火を囲んでいた。

この時、「焼いたお肉をテーブルで食べず、焼いたその場から直接口に運ぶ動作」のことを「産地直送」と誰かが呼び始めた。なにか違う気もしたが、それでも良いと思えた。そのくらい楽しかったし、美味しかった。ちなみに優勝はジャガイモのホイル焼きだった。

BBQがひと段落したところで、毎月持ち回りで行なっているLT会がスタートした。今回の担当はトリビューにジョインしたばかりの僕と小山内さんだった。
LTのテーマは全員共通で「我が人生」と決められていたので、僕も小山内さんもそれぞれ「自分がどのような人生を歩んできたのか」「人生においてなにを大切にしているのか」ということを発表し合った。小山内さんはアニメキャラと結婚していたことが分かったし、僕は笑いを取ったのではなく「笑われた」。

合宿1日目のコンテンツはこれにて終了。その後は各自が好きなように時間を過ごした。卓球をする益田さんも居れば、

オセロをする益田さんも居た。

(益田さんはハンゲームのオセロで全国4位の腕前らしい)

そういえば、男性メンバーはこのあと4人全員で一緒にお風呂に入った。知り合ったばかりの方々との裸の付き合いは、心の距離をいっきに縮めさせてくれた。僕は社会人歴7年目だが、実は会社の方々と一緒にお風呂に入ったのは初めてだったので少しドキドキしていた。

トリビュー合宿1日目は、オンとオフをうまく切り替えながら充実した時間を過ごせたように思う。
合宿2日目はどのように過ごしたのか? 淺野は益田さんと共に無事に東京まで車を運転することができたのか?

気になる方は後編もぜひご覧ください。

会社のカルチャーは誰がつくるのか(後編) | 株式会社トリビュー
淺野です。「自信を持てる時間を最大化し、人生の幸福度をあげる。」というトリビューのコンセプトを体現するために、ジムに通うだけではなくプロテイン(ソイ&ホエイ)摂取の習慣化に取り組み始め、社内で勝手に「筋トレ部」を創部しました。 さて、トリビューのメンバーと長野県某所まで合宿に行ってきたことは前回のブログで紹介しましたが、今回はその後編です。20代が中心の会社ってどんな感じなの? ...
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