世界150カ国のユーザを対象とするサービスの創り方

広報担当の今田です。今回は、Webディレクターとして世界150カ国のユーザを対象にするグローバルオンラインM&Aプラットフォーム「BIZIT M&A」の開発に携わってきた長谷川・西條の対談インタビューを掲載いたします。リクルートにてWeb制作の経験を積んだのちにBIZITチームの一員としてTRYFUNDSに参画した二人が、どのような道のりを辿ってBIZIT M&Aというグローバルユーザを対象とするプロダクトを創り上げてきたのかに迫ります。

キャリア紹介

長谷川大貴|Daiki Hasegawa

リクルート入社後、新規アプリの開発や、リクルート・ホールディングス全体のサービスを相互連携させるプロジェクトに従事。TRYFUNDSに入社後は、BIZIT M&Aの開発・運用に従事。

西條晃平|Kohei Saijo

リクルートに入社後、約5年間Webディレクターを経験。TRYFUNDS参画後は一貫してBIZIT開発・運用に従事。

これまでのキャリアについて

ーーリクルート時代はどうでしたか?

長谷川:非常にいい仲間に恵まれ、色々な経験をさせていただきました。もともと学生時代にベンチャーの立ち上げをしていたものの、どうすればいいのかわからない事が多く、仕事の型を身に着けたいという想いがあり、リクルートに入社しました。

印象深いプロジェクトは、リクルートの国内サービスのID連携のプロジェクトで、こちらはハードな経験もさせていただきました。実働部隊のリーダーとしてほぼ他に人がいないような状況下で、限られたリソースで日々の業務を行いながら新たに参加してくるメンバーのマネジメントをし、プロジェクトを推進させていきました。日々課題が積み上がり、なかなか終わりが見えないような時期もありましたが、メンバー全員で協力し、しんどいながらも非常に楽しい時期を過ごすことができました。チーム一丸となり、一つの目標に向かう経験ができたのは大きな財産です。



西條:私は、昔からプログラミングやコンピュータに触れる機会が多く、高校時代にはQRコードを利用した研究で国際コンテストに出場した経験もあります。その後自分が作ったものをより沢山の人に届けたいという思いからリクルートに入社しました。

リクルート入社後は、開発者としてのキャリアを伸ばすか、リクルートの強みであるWebサービスの企画側のキャリアを目指すか、という二つの選択肢の間で葛藤しました。一度は両方のキャリアを積むことにチャレンジしたのですが、のちに企画側に注力する決断をしてWebディレクターというポジションに落ち着きました。

ーーその決断のきっかけとなる出来事は何かありましたか?

西條:入社2年目に、新規サービス立ち上げのチームに参加した時の失敗がきっかけとなりました。開発スキルやそれまで積んできた経験に自信があったため、開発マネージャーに就任してプロジェクトマネジメントに挑戦したのですが、最初の1週間ほどで首が回らない状態になってしまいました。

自分のスキルの現在地点が分かっていない中、先輩や経験者の方達が蓄積してきたノウハウを参考にしようとせず、自分の考え方で決めつけて行動してしまっていたことが最大の原因だと思います。それ以降は、謙虚に学ぶ姿勢を崩さず、毎日挑戦しながら自分の「土台」を作ることに専念しようと思いました。開発と企画のキャリア選択では悩みましたが、より多くの人たちの困っている事(リクルートでは「不」という言葉を使っていました)を見つけ、分析し、解決するということが好きだったこともあり、開発の経験は活用しつつも、企画に注力しWebディレクターとしてのキャリアを積もうと決めました。



ーーそのようなリクルートでの経験を経て、なぜTRYFUNDSへ転職されたのですか?

長谷川:元々転職の意志はなかったのですが、ある時元リクルートのTRYFUNDS メンバーから連絡を貰い、TRYFUNDSの業務を少しずつ手伝うようになったことがきっかけとなりました。当時、TRYFUNDSメンバーと接する機会も増え、TRYFUNDSは魅力的なチームだと感じていました。しかし、実際はリクルートでの忙しさでほとんど力になれず、もどかしさを感じるようになりました。最終的に「このチームに本気でコミットしたい」と考える気持ちが勝り、転職に繋がりました。

西條:私も、元々すぐに転職したいという意志はなく、転職するとしてももう少しリクルートでのキャリアを積んだ後にしようと考えていました。しかしオファーを貰って考えが変わり、1週間で入社を決めました(笑)。

私がオファーを貰った際、TRYFUNDS としては「CEO丹野が7~8年かけてBIZITの構想を練り、一度開発を試みたが断念。再度社内で作ることを模索している」という時期でした。長年実現を望んできた事業をまさに本格始動させようとしている状況において、丹野をはじめとするTRYFUNDSメンバーの熱意は非常に大きく、その実現のためにぜひ自分のスキルを活用し貢献したいと思いました。

また、当時はBIZITリリースの目処も立っていない中ディレクターもいないという状況であり、自分の力量を試せるポジションであることにも魅力を感じました。

長谷川:確かに、私もチャレンジングな環境で自分の能力を試したいという想いは大きかったですね。

私は、リクルート入社後数年間は一貫して基幹系・裏方の仕事に従事していたのですが、やがて実際の事業にも関わりたいという想いが強くなっていました。そこで、リクルートでは決済サービスの事業に参加しました。立上げから2~3年と若い事業でしたので、多く苦労するポイントもありましたが、様々な人を巻き込んで事業を創り上げることにはやりがいと面白さを感じました。

リクルートでは資金も人材もベンチャーに比較すると潤沢にある中で事業に携われることが多かったのですが、そうではない環境で自らの能力を思いっきり引き出し、信頼できるメンバーと共に事業を創り上げてみたいと考え、転職を決意しました。

BIZIT M&A開発について



ーー昨年BIZIT M&Aがリリースされましたが、リリースまでどのような準備をされてきましたか?

西條:私はまず、最初のリリース時点で必要なものと、プロダクトの成長と共に順次拡張していけるものの切り分けから始めました。描いている構想をすべて実現するには時間が掛かり過ぎてしまいます。

創ろうとしているプロダクトは描いているビジネスモデルと合致するか、戦略として適切か、過不足がないか常に吟味しながら最短のリリースに向けて準備を進めました。

長谷川:私の場合は、入社した時期が西條より後であり、プロダクトはある程度完成に近づいているタイミングでした。プロダクトとしての機能もほぼ固まっている状況でしたので、如何にプロダクトリスクを最小化できるのか、といった目線でまずは業務にジョインしました。

入社当時、BIZITプロダクトに関わる人間が私と西條しかおらずリソースが限られている状況下だったため、どの品質を上げるべきか、どのリスクを低減すべきか、といったスコープの定義可視化や、アプローチとしてもっとも効率的な方法を模索し、実施しました。もちろん、終電までテスト設計からテストの実施までやるといった事もしました。


ーーこのようなグローバルかつM&Aという前例がほとんど無いプロダクトをたった2人でディレクションされたのは本当に驚きです。特にリクルートでご経験されたことと比較して、ディレクター、プロダクトサイドの人としてどのようなことが求められましたか?

長谷川:やはり最も大きいのは、リソースが限られた中でローンチするために、プロダクトのあらゆる側面に携わることを求められる点だと思います。

前職では組織が確立されており、Webマーケティング、ディレクション、プロデューサー、開発など役割が分かれています。そのため、求められている範囲内でスペシャリティを上げていけば良いという面がありました。しかし、BIZIT M&Aのローンチにあたっては、ほぼ全ての役割を自分で果たさなければいけませんでした。

戦略レイヤーのことから、業務、システムを考え、整合性を保ちながら、ユーザーの反応を見て改善していくということが必要で、それぞれを点で捉えていると到底やり切れません。

構造的に捉え、抽象度の高いレイヤーで考えつつ、具体的なタスクに落とし着実にすすめていく事が求められます。

西條:私も全く同感です(笑)。TRYFUNDS に入社した当初、ディレクターは私一人でしたので、自分自身でほぼ全ての作業をこなす必要がありました。自身のスキルを成長させる苦しさもありましたが、どうしても行き詰まってしまった時に頼れる人がいない環境は正直辛いものがありました。

前職ではプロダクトを跨げば、各分野のスペシャリストが居たので、成長するためのヒントや気軽にアドバイスを求められる環境があったのですが、当時のTRYFUNDSでは会社としてもWEBサービスを作るのは初めてだったので、相談相手は社外に探しに行くしか無く、とにかく主体的に動く姿勢が求められました。

いかに自分の頭で考え、工夫を凝らして効率を上げて日々取り組むかが問われた、自分にとっての大きな挑戦でした。



ーーBIZIT M&Aという世界150ヶ国M&A案件を扱うグローバルプロダクトはかなり特殊だと思いますが、ディレクターとしてマネージする難しさややりがいは何だと感じていますか?

長谷川:そうですね、世界193カ国のうち、約8割弱という150カ国のユーザに利用されている日本発のプロダクトはかなり特殊だと思います(笑)。グローバルという点もそうですが、まず、「M&A」という専門領域を扱うプラットフォームであることが難しいと感じました。B2Cのサービスを考える上でのペルソナは自分自身がユーザーにもなり得る事も多くイメージが湧きやすいと思うのですが、BIZIT M&Aの場合そうではありませんでした。BIZITが想定するユーザのFA(Financial Adviser)やM&Aアドバイザーの業務内容についてはほとんど知りませんでしたので、馴染みのない分野においてユーザー像を具体的に描いていくことは私にとって大きな挑戦でした。

西條:私も、M&A業界という自分に馴染みのないものに対して、「難しい」という感覚が強くありました。

そこにさらにグローバルという要素が足され、言語や距離の壁もあるためユーザーに意見を聞いたり協力を求めたりすることも難しくなりました。そんな中でいかにプロダクトの質を上げてリリースするか、常に深く思考しながら開発に携わってきました。

長谷川:BIZIT M&Aはグローバルプラットフォームという特性上、当然ですがM&Aの制度や文化・慣習が異なる国に属するユーザを対象とします。一方で、異なる制度や文化・慣習の全てに対応することはかなり難しく、何を優先するかという点には悩みました。

ただ、グローバルかつ専門領域で、日本にあまり前例がない難易度が高いプロダクトであるからこそ、やりがいや達成感は非常に感じます。今までのWebプロダクト制作における経験値や知識は必須で、その土台の上で、仲間の力も借りながら自分の感覚が湧かないものについても解像度を上げて対応する日々は成長の連続です。

ーーBIZITローンチまでかなりハードな状況が続く中、どのように乗り越えてきたのですか?

長谷川:TRYFUNDS入社後しばらく、タスクが目の前に山ほどあるが、それをこなすための知識やスキルが不足していると感じることが多くありました。一方で、当時は今いる外資系投資銀行やコンサルティングファームでM&Aに関わってきたメンバーがまだいなかったので、知識やスキルの不足を補うためにヒアリングできる人も限られていました。私の場合は、先に西條が入社してBIZIT開発に関わっていたためまだ負担は軽かったと思いますが、西條の場合はそういった苦労がより多かったのではないでしょうか。

西條:当時はとにかく必死でしたので、どう乗り越えたかは上手く言葉にできないのですが、タフなメンタルを武器にやり抜いてきました(笑)。



長谷川:西條さんは、ひとつひとつのタスクに対して愛情を持って取り組み、楽しみながら最後までやり遂げることができる人だと感じています。わからないことでも新たに情報を取りに行って解決しようとするので、そうすると自然と様々なソリューションが彼自身の中で蓄積されていき成長していきます。そんな彼は、仲間にとても愛されています。業務においても、また日々の社内の些細なイベントごとやトラブルなどにおいても、色んな場面で愛され、頼りにされています。例えるなら、身近にアレクサがいる感じですかね(笑)。

メンバーが互いを信頼し、愛情を持って接する雰囲気があるからこそ、チームや会社への愛情も湧きやすく、ハードな状況を乗り越える支えになった点もあるのではないでしょうか。

西條:確かに、初めて挑む物事について、一部の人間に任せるのではなく「みんなでやる」という意識や土壌があるのは大きいですね。毎日大変な中、「何としても今年にはBIZIT M&Aをローンチしたい」という仲間のエネルギーを感じ、前を向けたという点は非常に大きいと思います。

共に働くメンバーについて

ーーTRYFUNDSにはプロダクトにコミットするメンバーだけではなく、アドバイザリーなどのビジネスサイドメンバーも数多く在籍しますが、どのような点がメンバーに共通すると感じますか?

長谷川:メンバーそれぞれが「社会に善いインパクトを与えることを成し遂げたい」という意志を強く持っており、スキルが高く、人柄も尊敬できるメンバーばかりであることは第一に感じる点です。一方で、足元の一見枝葉のように見えることについても「どうでもいい」とは思わず全力投球できるメンバーが多いと感じています。自分で大きな目標を掲げ、それに向かって枠にとらわれずやり切れるところがメンバーに共通して感じる大きな点ですね。

西條:例えば企業によっては、自分の担当領域や興味に当てはまらないタスクに対して「それは俺の仕事じゃない」というような姿勢を示す人もいるのではと思うのですが、そういった雰囲気はTRYFUNDS には皆無ですね。それは目の前の個々のタスクを自分自身だけのことと捉えているのではなくて、他のメンバーや会社の成長に繋げることを意識しながら取り組んでいるからだと思います。

長谷川:確かに、目の前にやらなければいけないことがあって、「誰がやるのか?」という時に、例えちょっと面倒なことでも、適切なスキルやキャパシティがある人が自ら進んで動くという雰囲気がありますね。

西條:また、一点尖った個性を持っているメンバーが多いと思います。ある意味動物園のような雰囲気を感じたこともありました(笑)。スキル・趣味・人柄などの面で、何かしら人を惹きつける魅力を持った面々が揃っていると感じています。

例えば、長谷川さんは、本当に面倒見が良いことが魅力だと感じています。私はいつも彼の周囲への思いやりに救われています。一人だけでパフォーマンスを出すことに執着せず、チームで動くことに重点を置き、粘り強く指導してくださいます。また、皆がより高いパフォーマンスを発揮できるよう、チーム全体の視座を引き上げてくださいます。ですので、非常に信頼して一緒に業務に取り組んでいます。

長谷川:そう言われると素直に嬉しいですね、今後も互いに信頼し合って業務に励んでいきたいと思います(笑)。



今後成し遂げたいこと

ーー最後に、今後お二人が成し遂げたいと思っていることについて教えてください。

長谷川:まず、今関わっているプロダクトが本当の意味で軌道に乗り、掲げている「グローバル、No.1」という目標の実現を具体的に実感できる状態まで辿り着きたいです。その後、新たなビジョンを達成することができるプロダクトを次々と生み出して行きたいと考えています。

また、TRYFUNDS やBIZITチームの組織をもっといい状態にしたいと思っています。これからも様々な方がTRYFUNDSにジョインしてくださり組織が大きくなっていくと思うのですが、その過程でもメンバー全員が自らの120%の能力を発揮でき、高め合える組織にしたいです。

西條:TRYFUNDSの成長は中で見ていても凄いものがありますよね。私も、「人」起因で様々な変化を起こして行きたいと思っています。現在TRYFUNDSは組織が大きくなっている過渡期にありますが、その中でも個々の自己成長や会社全体の成長に繋がるエネルギーが絶えず生み出される環境を作りたいです。そうして築いたチームワークを武器に、現在取り組んでいる事業の延長線上の開発や機能改善の面においても、TRYFUNDS特有の価値を出せるようにしたいです。

長谷川:少し組織論的な話になりますが、チームというのは、人が増えるほど1+1が2に満たなくなっていく(全体の人数に対して総力が減っていく)ことも起き得ると思っています。長所・短所や価値観もそれぞれ異なりますから、それらをマネジメントするシステムがないと人数の壁というものにぶつかる時期が来ると私は考えています。自分たちのチームではそうならないようにしたいですし、1+1を5や10やそれ以上に膨らませていきたいです。

西條:そうですね。2以上の部分というのは、クリエイティブなものであり、人・サービス・会社としての強みや愛されるポイントになると考えています。これこそがTRYFUNDSとしての価値になると思うので、増強していきたいですね。



これからTRYFUNDSへの入社を考える方へ

長谷川:何かにチャレンジしたいという強い意志があり、最後までやり遂げられる人と一緒に仕事をしたいと強く思います。また、それを個人としてではなくチームとして実現したいという意志のある人と共に、もっといい組織文化を作り、もっと様々な挑戦が出来る状態を作っていきたいです。人それぞれ見えるものや問題点も違うと思いますが、それぞれの意見を持ち寄り、活発に議論しながら改善策を導けるようなチームを一緒に作りたいですね。

西條:TRYFUNDSが体現しようとしているビジョンは大きいものですし、厳しい道のりではあると思うのですが、共に試行錯誤して達成に向け努力することを「楽しい」と思える方と働けたらと思っています。また、「TRYFUNDS らしさを自分が作って行こう」と主体的に行動し、TRYFUNDSの新しいスパイスとなるような方にぜひジョインしてほしいです。

長谷川:一つの目的に向かって、ハードな環境であってもがむしゃらに努力し、達成して、そのプロセスも楽しめるような空気を、これからジョインする方達とも共有して行きたいと思っています。ぜひTRYFUNDSで一緒に仕事をしましょう。

以上、長谷川・西條のインタビューでした。

TRYFUNDSでは、共に世界No.1のM&Aプラットフォームを作り上げる仲間を募集中です。ご興味のある方はぜひ下記よりご応募ください。

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