Spolay/スポレー from Sportsnavi
Spolay/スポレー from Sportsnavi. 110K likes. 毎日をアクティブに美しく過ごしたい女性のための動画メディア。 ※このアカウントはSportsnaviが運営しています。
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広報西塔:ねえビーバー、寒い冬こそ身体を動かして汗をかきたくなるよね。
ビーバー:そうだね!社内でも「仕事終わりにジムに行く」って声をよく聞くね!
広報西塔:健康的だね。ビーバーは最近何か運動してるの?
ビーバー:ヒーハー!
ということで。
今回ご紹介する社員は、毎日「筋肉ランチ(肉ランチ)」をしながら猛烈に筋トレに励んでいると噂のこの方です!
ー横関さん、筋トレマニアだという話を小耳に挟んでいます。
(笑) 大学の頃から趣味でやっていたんですけど、ここ1年くらいは本格的にトレーニングしてますね。 今の仕事に、まさにその趣味が活きてるんですよ!趣味と仕事が繋がる至福の瞬間です。
ー筋トレと繋がる仕事って、何…?後ほど詳しくお聞きしましょう。よろしくお願いします!
ーご出身はどちらなんですか?
アイオワ生まれ、川崎育ちの33歳です。
ーお歳よりお若く見えますね!
いつも言われるんですよね。筋トレ効果かな。
ーご経歴を教えてください。
東京造形大学の映画学科に通っていました。面白い映画をつくるというよりも、哲学的な勉強をしていたんですね。こういう撮り方をするときはこういう考え方をする、みたいな突き詰める考え方を学んでいました。いわゆる大衆的・商業的なウケる映画ではなく、実験的な映画の勉強をしていたんです。
ー"実験的な映画"とは?
カメラやフィルムの特性を生かしてどういう新しい映像ができるだろうという実験。内容的にうける映像をつくっていくというよりかは、 実験的につくってみる映画ですね。集中的に突き詰めて考えてつくっていく勉強をしていました。
当時は映画をフィルムで撮っていたので、今のデータファイルとは違って編集や撮り直しがきかない、一本のフィルム上で完結させないといけないから、撮るまでに何を対象として、どういったものをどう撮るかっていう考え方を根本的に徹底的に叩いていくという。伝えることをみっちり決めておかないといけない。
ー実際に映画を撮ったりもしたんですか?
そうですね。例えば、馬を対象としてフィルムでどういう映画を作れるかってことで、ひたすら馬の瞳を映し続けてみたりとか。よくわからないですよね?(笑)正解はなくて、トライすることに意義があるっていう。面白いか面白くないかという大衆的な判断をすると"おもしろくない"んですよ(笑)
ーえっと...そうですね......。卒業後は映画の道に進んだんですか?
それが違うんです。集中的にじっくり考えることをしていたからこそ、もうすこし大衆的・商業的な、マスに向けた映像を作りたいと思うようになったんですね。それで、テレビ番組制作に興味を持ちました。
自分のつくった映像が、誰かの考え方やものの見方を変えるきっかけになる、ひとりでも多くの人の何かを変える、そんな仕事をしたいと思ったんです。その可能性が高いのが、テレビ番組制作だなと。
ー大衆的な映画の制作とは違うと?
2、3年かけて一本の映画を作るよりも、テレビ番組のほうが単純に打席数が多い分、作った映像が人と触れる機会が多いと思ったんですね。それで、東京のテレビ番組の制作会社に入りました。
ーテレビ局などではなく、番組の制作会社に入られたんですね。
全局のテレビ番組を受け持っている制作会社でした。今までの社員インタビューを見ると、Viibarは局から来た社員が多いようですね!
ーそこではどんなお仕事を?
最初は、当時希望していた報道番組の制作に、アシスタントディレクター(AD)として携わっていました。真実や事実を伝えた上で、ひとりでも多くの人に何かがささればいいなと思っていて。
はじめの3年間はTBSの「サンデーモーニング」を制作していました。その後はロケの経験も積みたいと思い、報道番組の最前線である夕方のニュース番組「Nスタ」の制作に異動しました 。
ー「Nスタ」の制作では何をされていたんですか?
ちょうどその頃、ADからディレクターに上がったんですね。僕は事件を扱うコーナーを担当したので、大きな事件が起きたらその現場に向かい、隣人へのインタビューを撮ったり、事件に関与する人の卒アルの写真を探し出したり...とにかく突撃していましたね。
ー「ひとりでも多くの人にささる」番組をつくりたいという希望は叶いましたか?
徐々に、自分は何のためにやってるんだろうと考えるようになって。事件取材って要はスクープ合戦なんですよ。現場にテレビ局が何社も並んで、何百人の間で情報を取り合うんです。でも、これって視聴者不在の考え方だと思い始めたんですね。現場では"テレビ局も加害者だ"って扱いをされることも多くて。
ーいち早く新鮮な情報を得ることが目的になってしまったと。
もちろんそれが正義だと考える人もいますが、より視聴者や取材先のためになる番組をつくりたいと思い、同じ報道番組の中でも「ほっこりする」ネタを扱うコーナーに異動したんです。B級グルメなど流行のローカルなネタを探して、取材して発信する。取材自体も楽しいし、取材される側にも宣伝効果があるし 、視聴者もほっこりできる。これはつくっていく過程が楽しいなと感じましたね。
ーたしかにニュース番組の中にそういうコーナーがあると和みますね!
ただ、毎日の夕方ニュース番組内のコーナーなので、毎日何かしらのネタを出す必要があって、限られた時間で取材して編集してオンエアして...という短いサイクルだったんです。なので、次はしっかりコンテンツをつくりこめる環境に行きたいと考え、出向先のTBSから制作会社に戻り、バラエティ番組の担当になりました。
ー報道からバラエティへ?
当時は「人を幸せにする=バラエティ」っていう気持ちがどこかにあったんです。ディレクターとして、1年半ほどいろんな局のバラエティ番組を並行して制作していました。今までとは制作期間が全然違くて。ニュースのときは、最短で当日の朝にロケいって編集して夕方にオンエアっていうこともあったので、比べるとかなりみっちり作り込むことができるんですよ。制作期間が約2ヶ月間の25分番組とかを担当しましたね。
ーそこからどうして転職を考えたのでしょうか?
様々な局の番組を担当する中で、決められた放送枠の中だけで制作スキルだけを上げ続けていくことに違和感を感じたんです。制作会社での経験だけで終わりたくなかったんですね。コンテンツ制作に伴うビジネスについても学んでみたい気持ちもあったし、もっと自分から何かを仕掛けていろんなものを巻き込んでコンテンツを作りたい、挑戦したいと思い転職を考えました。
ー何に挑戦しようと思ったのでしょうか。
「動画を作る×ビジネススキルの習得」の両方に挑戦することを軸に転職活動をしました。 番組映像もひっくるめて「動画」は大学生の頃から好きだったこともあるので、それに加えてビジネス感覚を身に付けて、制作+aができる人間になりたいと考えたんです。それを実現できる場所は、今まさに基盤からビルドアップしている過程にあるネット動画の世界だと思いました。
ー動画のビジネス感覚を養うとは?
たとえばテレビ番組制作の場合は、放映後の反省会でデータ化した視聴率を見るんですね。でも、データの結果が悪くてもそこまで抜本的に大きな変革はしないんですよ。視聴率のデータを見た上での改善にぐっと入り込むことはせず、「このネタはウケない」ってレベルでのふんわりとした認識で止まっていて。
あと、ディレクターとしてコンテンツ制作にあたってのお金の仕組みが全然見えていなかったんですね。クライアントとのお金・予算の始まりや流れを勉強したくて。 なので、作ったコンテンツの視聴結果をきちんと分析して改善してマネタイズに繋げていく、というビジネスモデルに一から取り組んでみたかったんです。
ーそうしてViibarのメディア開発事業を希望されたんですね。
そういう挑戦ができる場所だと思ったんです。パートナーの動画メディアやコンテンツ企画の立ち上げから効果測定、改善という一連の流れを経験できる場所だなと。
ただ一番魅力に感じたポイントは、いろんな業種のプロが集まっているところ。メディア事業にはテレビ局から来た人やブロガー、メディア編集の経験者がいたり、マーケ事業には広告代理店やCM制作現場から来た人がいたり、クリエイティブや営業の人もいるし、プロダクトチームだと開発エンジニアもデザイナーもいるし、こういう体制は貴重だなと思って。
ーたしかに社員のバックグラウンドは様々で、いろんな職種の人が混在してますね!
面接していく中で社内の雰囲気も見せてもらったんですけど、こんなに明るい雰囲気の中で動画が作れるんだ!?と(笑)カルチャーショックでしたねー。番組制作の現場ってもっとギスギスしてたので(笑)
ー入社後はどんな仕事に携わっているのでしょうか。
今はアシスタントプロデューサーとして、ヤフーが運営するメディア「スポーツナビDo」上の動画コンテンツの企画から制作まで携わっています。
ー 「スポーツナビDo」とは?
スポーツをやる人に向けた情報を発信するヤフーのメディアで、今年の1月末にリニューアルしました。このリニューアルでは、Viibarが支援しているヤフーの動画メディア「Spolay(スポレー)」のノウハウが生かされているんです。
ー「Spolay」は、立ち上げから支援しているのでしょうか?
「スポーツナビ」はテキスト中心のメディアとして、野球、サッカーなど最新のスポーツニュースを伝えるスポーツ総合サイトとして運営されており、ユーザーは男性の割合が高いサイトです。そこで、今までリーチできていなかった20〜30代の「運動に興味がある女性」向けに、実際に身体を動かすきっかけとなるようなコンテンツを展開しようということで、エクササイズ動画メディア「Spolay」をヤフーが立ち上げる際にViibarが全面的に協力してきました。
ー「Spolay」ではどのような動画を配信しているんですか?
InstagramやFacebook、YouTubeなどで、エクササイズのみならず、スポーツアクティビティ施設の体験レポや、美脚ボディメイクレッスン動画、ダイエット中の”糖質オフ”ヘルシーおつまみレシピ動画などのコンテンツを展開しています。昨年末にはInstagram、Facebookのフォロワーが合わせて20万人を越えるなど、エクササイズメディアとしては1位にもなったんです。
そのような実績を活かして「スポーツナビDo」でも、スポーツをする人向けに動画を配信していきましょうということで、プロジェクトが始まりました。
ー「スポーツナビDo」で企画、制作しているコンテンツはどのようなものですか?
何種目かのスポーツに関する動画を、企画段階から作っています。実際に"Do"してもらうことに重きを置いているので、ただのハウツー動画じゃなくて、それを見たから動いてみたくなるような、心くすぐる動画を目指して作っています。
ー"筋トレが仕事に繋がる"というのは?
まさに筋トレジャンルの動画も必要なので、自分の知識をフル活用して、Web動画として展開するにふさわしい「筋トレ動画」の企画構成をヤフーの担当者と一緒に練っています。今後配信までいったら、ずっと興味があったデータの振り返りと、そこからPDCAサイクルをまわしていくことができるので、引き続き楽しみですね。
ー普段、社員同士の知見共有の機会もあるのでしょうか。
ちょこちょこありますね。動画マーケティング事業メンバーの話を聞かせてもらったり、多部署がやっている社内セミナーがあれば参加したり、事業部を跨いで飲みに行く中で相談したり(笑)事業部が別れているとはいっても仲はいいので、チーム内外問わず社内相談しやすい環境だと思います。
ー「ビジネススキルを養いたい」という目標には近づいていますか?
まだまだ勉強中ですが、どういう仕組みでお金がまわっているかを学びながら、今後さらにどういうマネタイズをしていくかを日々考えながらコンテンツ制作に励んでいます。そういう意味で「やれてるな」という実感は持てていますね。メディア開発事業でやる仕事はパートナー企業が明確に存在しているので。まだまだ駆け出しですけど、むちゃくちゃ楽しいです。
ー今後の目標を聞かせてください!
まずはしっかりとネット動画のプロになることです。テレビ制作の人ができることを展開するだけではなく、動画をつくる上でネット、SNS視点の知見を貯めていきたいです。本当に多くのことに挑戦させてもらえる環境だと感じているので、今後は動画コンテンツからリアルイベントを派生させたりとか、動画の枠を超えたチャレンジもしたいですね。
動画を軸にしてどんなことにも飛び込んでいくって姿勢を常に持ちながら、新しいビジネスを追求していきたいなと。いわゆる広告畑出身の人とテレビ畑出身の人が協働して案件を担当したり、事業の垣根を越えて仕事を作っていきたいです。
ー転職して何か変わったことはありますか?
33歳という若手から中堅に上がる年齢でも、まだまだチャレンジできるんだと実感するようになったことですね。世の中には番組制作会社のディレクターがたくさんいる中で、そこを抜けてベンチャー企業に飛び込んでみたら、思った以上の仕事ができて、と。一見普通の動画制作屋でも、志さえ高く持っていればチャレンジできるチャンスは常にあるんだと思います。それをモノにするかどうかは自分次第でした。
ー「筋肉ランチ」とは一体?
つまりは「肉ランチ」ですね。筋肉がつきやすいランチを食べようということで、毎日誰かしらを誘って肉を食べています。
▼社内メンバーと肉ランチ
ーおすすめのメニューは何ですか?
ナロープッシュアップ!腕立て伏せといっても20種類くらいあるんですけど、僕はココ(肩の前部を指差す)とココ(大胸筋の内側を指差す)の筋肉が強いらしくて、だから手の幅を狭めて腕立て伏せをして鍛えるという。
ー好きなランチメニューを聞いたつもりが、筋トレメニューの話になりました!
横関さん、どうもありがとうございました。
興味がある方は、ぜひ一度話を聞きにいらしてください!
▼関連インタビューで、Viibarの仕事がもっとわかる!
・メディア開発事業:ディレクター
・メディア開発事業:ディレクター
それでは、また次回お会いしましょう。
ボンバイエ!西塔でした。