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「成長はしたい。でもやりたいことが分からない」〜第二新卒で入社したプロダクトマネージャーがキャリアの先を見出すまで〜

サイカのプロダクトマネージャー(以下、PM)として活躍する加藤日菜子(かとう ひなこ)さん。加藤さんは、新卒でマーケティングリサーチ会社に入社し、入社後からサイカに入社するまで3つの新規事業の立ち上げに携わってきました。

ゼロから事業を創ってきた加藤さんですが、実はやりたいことがなかなか見つからなかったといいます。現在、お客様の声をプロダクトに届けるPMとして活躍する加藤さんの、これまでとこれからを伺います。

立て続けに新規事業に抜擢 ーやり切った先の決断

ー加藤さんは2017年10月入社ということで、入社4年目になるんですね。サイカに入社する前のご経歴を教えていただけますか?

2015年4月、新卒でマーケティングリサーチの会社に入社したところからキャリアがスタートしました。会社のメイン事業はマーケティングリサーチだったのですが、当時、アンケートデータに購買データを組み合わせ、購買行動と消費者意識の関連性を見る構想のもと、購買データを収集してメーカーに提供する新規事業が立ち上がることになっていました。

その新規事業ではコンテンツを制作する人が必要で、そのポジションで新規事業に参加することになったんです。

ー新卒で新規事業への参画が決まったとのことですが、コンテンツ制作のご経験があったのですか?

学生時代にWIRED編集部でインターンをしていたので、記事コンテンツの流行やどんなコンテンツが読まれるのかについては日々情報収集していました。

あと、入社後に「購買データ」の認知を上げる一環として、新入社員5人でブログを始めたんです。みんながデータ分析についてカッコいい記事を書く中、私一人だけサブカルっぽい感じだったんですよね(笑)ベースはマーケティングのことを書くんですが、「年越しそばと年越しうどん、どちらがどんな人に食べられているか、購買データから見る」みたいなタイトルで。

これらのコンテンツ制作経験を買ってもらい、新規事業にアサインされたんだと思います。

ーマーケティングに詳しくない人でも親しみやすい記事でいいですね! コンテンツ制作の仕事はどうでした?

楽しかったです! 今思うと、分析方法やコンテンツ内容、データの信憑性やクリーニングについてもっと改善できたらよかったなあと反省点が出てくるんですが、当時はがむしゃらでした(笑)

ーその後、社内で担当業務が変わったんですよね?

はい。アンケートパネル(回答者)管理の事業部に異動しました。

アンケートパネルについてマーケティングリサーチ業界が抱えていた課題の一つが、若年層の回答率が低いことでした。マーケティングリサーチ業界では回答率の高いパネルをもっていることが強みになるので、「若年層のアンケートパネルを最も保有する会社」をミッションに新規事業が立ち上がり、そこにジョインしました。

ーミッション達成のためにどんなことを実施したんですか?

若年層はスマホの利用時間が長いので、スキマ時間にゲームやSNSではなく、アンケートに回答してもらうには何が必要なのかを考えました。

選択式のアンケート回答にコメントを追加できる機能を付け、コメントに対して「いいね」等のリアクションができるコミュニケーションツールのような仕組みを作ったり、ゲーム形式でアンケートに回答できるようにしてみたり、若年層が自然にアンケートに親しめる方法を考えていきました。

ー並行して組織の立ち上げもご経験されたんですよね?

はい。顧客満足度向上のためにカスタマーサポートチームを立ち上げました。ストレスなくアプリを使っていただくためには、お客様の声を聞き、それに答える体制が必要だと思ったんです。ここではゼロから組織や仕組みを構築する経験ができました。お客様視点で考える現在のUXの仕事にも繋がっていますね。

ー立て続けに新規事業に参画してきた加藤さんですが、転職を考え始めたのはいつ頃だったんですか?

アンケートパネル事業でスマホアプリのリリースが終わった時に、初めて転職を考えました。

でもその時は、よく考えた末、まずはこの会社で目標を達成するまで頑張ることに決めたんです。目の前のやるべきことができなかったら転職しても何者にもなれないと思ったんですよね。

ーなるほど。 目標は達成できたんですか?

データをもとにアンケートの配信タイミングや回答方法を改善し、カスタマーサポートを通していただくお客様の声も、アプリに反映させていきました。広告配信企業とのアライアンスなど、上司やチームのみんなが社外との連携を作ってくれたこともあり、最終的に目標の回答者数を達成できました。

ー目標達成までやると決めて有言実行。すごいですね! それでも最終的に転職を選んだのはなぜなんでしょう?

会社から必要としていただけている実感があった一方、この会社で自分の強みや特性を活かせるんだろうか、という疑問もあったんです。将来のキャリアがどうしても見えなかったんですよね。

できることはやり尽くした。目標も達成して、業務も維持管理のフェーズに移っている。次に何をしようと考えたときに、自分で新規事業を立ち上げるのはしっくり来ない。かといって会社のアセットを使ってやりたいことも思いつかない。でももっと成長したい。どうしようかな、と(笑)

年齢ではなく人柄と可能性を評価してくれたサイカで出会った、UXの世界

ー当時、明確にほしいスキルなどはあったんですか?

前職では、ユーザーニーズの芯の部分まで深くヒアリングしていく経験が少なかったんです。でも、周囲からはそこに適性があるのではないかと言われることがありました。なので、適性の有無を確認するためにも、一度お客様と深くコミュニケーションをとる仕事を経験してみたいと思っていました。

当時カスタマーサクセスという職種が注目され始めていて、お客様と一緒に課題を解決し成長に携われる点がすごく魅力的に思えたんですよね。未経験でカスタマーサクセスとして働けるところを探し、サイカにたどり着きました。

ー最終的にサイカを選んだ決め手はなんだったのですか?

私は当時第二新卒で社会人経験が浅かったのですが、年齢ではなく、私個人の人柄と今後の可能性を評価してくれたことが決め手でした。

これまでやってきたことに対して、スキルや経験ではなく年齢で見られることも多かったんですよね。でもサイカは「あなたにはこういう経験があるから、将来的にこういう風にやっていくのはどうですか?」と年齢関係なくキャリアを一緒に考えてくれたのが印象的でした

ーサイカに入社した後のお仕事内容を教えてください。

2017年10月にカスタマーサクセス(以下、CS)として入社し、8ヶ月後にCSと並行してマゼランのヘルプページの改修に携わるようになりました。そこから半年後に開発本部に異動し、UX領域を中心とするPM(プロダクトマネージャー)として働いています。

ーCSから開発本部に異動したのはなぜだったんですか?

2018年頃から「UX専任のPMを置く」という会社の方針がありました。そこで、マーケティングリサーチがバックグラウンドにあり、お客様の深いニーズを捉える仕事がしたい私がアサインされたんです。会社にとっても私のキャリアにとってもプラスになるのではないか、という判断でした。

ー具体的にはどんなお仕事をしているんですか?

ユーザーインタビューやユーザビリティーテスト(※1)を実施し、マゼランの改善点をより客観性を持って評価し、打ち手に落としていくディレクションが主な仕事内容です。ユーザーの声をプロダクトに届ける仕事ですね。

※1:ユーザーにご来社いただき、プロダクトを実際に操作してもらう。操作感や構成についてユーザーの疑問点がどこで発生するかを観察し、機能改善に繋げるテストのこと。

ーとても重要なお仕事ですよね。サイカに入社してみて、入社前のイメージとのギャップはありましたか?

入社したら、社員数が面接で聞いていたよりだいぶ少なくなっていたんです(笑)当時は離職者が多かった時期で。私自身も退職が頭をよぎることがありました。それでも、あと3ヶ月頑張ろう、あと1年頑張ってみようと続けてきたんですよね。その間に組織も成長してきました。

プラス面でいうと、想像していた以上に人の力が活きているんですよね。個々のメンバーの能力が高く、入社してから今まで、とても学びの多い環境で働くことができています。スペシャリストが集まる環境を求めていたので、まさに自分の求めていた環境です。

入社当時は創業5年目でサポートもほとんどないだろうと思っていたんですが、皆さん本当に面倒見が良くて、それも良い意味でのギャップでした(笑)

ーサイカは、シャイだけど優しくて面倒見の良い人が多いですよね(笑)学びが多い環境だったとのことですが、加藤さんが大事にしている学びはありますか?

現COOの彌野さんに「仕事を属人化させないことが大事。型化する力を伸ばすと、加藤さんにとっても会社にとっても強みになると思うよ。」と言われたのをいまでも大事にしています。

この言葉をいただいてから、誰もができるような業務の型化を意識して仕事と向き合うようになりました。

ーそんな加藤さんから見て、サイカの良さってどういうところですか?

2020年1月にCTOの是澤さんがご入社され、チーム全体に目的達成志向が浸透してきました。組織の力が強くなったのを感じます。私個人としても「チームとして最大限成果を出すために、PMはどう動いたらいいんだろう」と全体最適で考えられるようになりました。

もうひとつ、失敗を恐れず挑戦できるところ、挑戦に賛同して支援してくれる人がいるところもサイカの良いところだと思いますね。他人への好奇心が強い人が多いので、みんなと話すとアイデアがどんどん広がり、深まります。

一つのチャレンジをプロジェクト化して他者に共有しながら進める方法をとっているので、ちゃんとキャリアを積み重ねている感覚もあります。

キャリア(Career)の語源はラテン語のCarrariaで、馬車が通った後ろの道に残る轍(わだち)のことを表しているんですが、まさに轍のようにキャリアを積み重ねている感覚があるんです。

一社目の時に見えなかったキャリアの先が見えるようになってきました。楽しいですね。

「人に喜んでほしい」が モチベーションの源泉

ー加藤さんのモチベーションの源泉ってどこにあるんでしょうか?

単純に「人に喜んでほしい」気持ちだと思います。

以前、機能改善した時に「UXに詳しい人を入れたんですか?」「デザイナーさんが直したのかな、と感じる改善があった」というお客様の声をCSのメンバーが伝えてくれたことがあったんです。

ユーザーの方からマゼランに対する意見や感謝の言葉をもらうのがすごく嬉しいんです。目に見える改善ができるとさらにですね。

ーそういう仕事を、どんな人と一緒に実現してきたいですか?

とある本で読んだ、

「モノゴトに対する考え方、捉え方はそれぞれ違う。
もしかするとその「溝」は埋まらないかもしれない。
それでも、互いが納得できる妥協点を探ることはできる。
他者と私の間に「橋がかかる状態」は作り出せる。」

という話がすごく印象的で心に残っているんです。

他人と働く上では、譲れないことや衝突することもきっと出てきます。そこで共感や理解ができなかったとしても、相手への想像力を働かせて、一緒に妥協点を探せる人と一緒に働けるといいなと思っています。

他人に向き合おうとする時、どうしても自分の経験や考え方をもとにバイアスをかけてしまうと思うんです。私がユーザーヒアリングの時に意識しているのは、ゼロベースで相手と向き合うことです。極限までバイアスを排除していく。相手が発する言葉一つひとつの定義を勝手に決めない。

「こっちに来て」と言われても、個々の能力や性質によって行ける人と行けない人がいると思うんですね。そういう前提のもと、お互いの能力や性質に合わせていちばん良い中間地点を定められる人と一緒に働けると、チームとしての成果も大きくなると思います。

みんなの良さをパズルのように組み合わせて一枚の絵を作れたらいいなと思っています。

ー加藤さん、素敵なお話をありがとうございました!

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