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販促費 ¥0で300万ダウンロード達成

6人 × 2.5ヶ月の短期間開発でAppStoreでのGlobal Feature獲得というミッションを帯び、プロデューサとして開発を指揮しました。

お客さまに感動してもらえるゲームを生むのは当然のことながら、ミッションの達成にはFeature Appを選定するAppleの好みを把握することが不可欠と考え、まずは100個以上のAppStore Feature獲得ゲームやBest of Apps選出ゲームを研究・調査しました。結果として分かったAppleの好みを「Jobsy (ジョブジィ)」という言葉で表し、プロジェクト内への浸透を図りました。

その後の企画段階では喧々諤々の1週間を過ごしました。チームのスキル・リソースがそれほど潤沢ではないので、思いついたアイデアも大抵は「実現不可」という結論んに至るなど、産みの苦しみを存分に味わいました。

乏しいリソース状況だったからこそ得られた高評価。

その中で、コスト・時間削減のために着色のいらない影絵を、切り絵スタイルにすることで使いまわししてもチープさではなく“世界観”として受け取ってもらえるのではないかと着想し、Appleが当時推してたマルチタップを取り込んだゲーム性…というところで企画案がまとまりました。

お客さまに感動してもらうことは最低限の要素ですが、我々のチームリソースではゲーム性については凝ったものは実現不可能でした。そこで、感動生成パートを“ストーリ"に置き、東工大の教授がハリウッドの脚本を200本以上分析して上梓した“素人でも成立したシナリオを書ける本” https://goo.gl/411uka で脚本の書き方を0から勉強して、なんとかシナリオを作り上げました。

ただ、筋書きは書けても、ズブの素人にさすがにセリフ作りは無理があります。プログラマからもメッセージシステムの開発は工数的に難しいと言われていました。そこで発想を逆転し、影絵かつテキストなしで物語を伝える、それで伝わるように筋書きを書き直すという方策を取りました。

事前調査でなるべくテキストレスな方が「Jobsy (ジョブジィ)」だという知見を持っていたこともあり、Appleの担当者には刺さるのでは…という手応えは持っていましたが、フタを開けてみるとこの「テキストレスなストーリテリング」にお客さまからも予想以上の高評価を得ることができました。

“驚き”によって感動を伝播してもらう仕掛け。

ストーリの作成時、エンディングはあえてそれまでの心暖まるストーリ性をひっくり返し、現実の残酷さを伝えているかのように見える、議論が巻き起こるような内容に設定しました。

順当な感動であれば個人の中に収まってしまいますが、驚きを伴った感情の大きな揺れなら(それが批判的なものであれ)誰かにその思いを伝えたくなるのではと考えたからです。

この狙いは功を奏し、ストアレビューやTwitterなどで「衝撃のエンディング!」などの書き込み・つぶやきを多数いただいたお陰もあり、全世界累計で300万ダウンロードを販促費 ¥0で達成することができました。

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